友達の輪364号 原田 咲子 さん
あじさいがきれいに咲く季節になり、あじさいの名所となった権現堂を訪れる方たちも多くなってきますね。さて、本日の友達の輪には、英会話講師の槇 恵子さんからご紹介いただきました原田 咲子さんに登場いただきます。
本紙 こんにちは。ご子息たちが槇さんの英会話教室で学んでいたと伺いました。スポーツ大好きとも伺っておりますが。
大好きスポーツ観戦
原田(敬称略)こんにちは。槇さんが初めて幸手で英会話教室を始めた時に、最初のクラスがうちの子どもだったのです。我が家には子どもが4人いますが、全員槇さんのところでお世話になりました。スポーツ観戦は趣味のひとつです。特にサッカーはJリーグ始まってからずっと応援していて、何回か観戦にも行っています。今年のゴールデンウィークもレッズとグランパスの試合を観に行ってきました。ワールドカップももうすぐ開幕ですから楽しみです。2002年のワールドカップもチケット購入権が当たって、日本代表ユニフォームを着てベルギー戦に行ってきました。テレビの応援でもユニフォームを着ますが、生で観ると迫力に圧倒されますね。最近のスポーツで一番盛り上がったのは、バンクーバー五輪です。特にカーリングは長野五輪をテレビで観戦したときから大ファンになり注目していました。機会があればカーリングを実際にやってみたいと思っているほどです。そのほか、スポーツは何でも好きです。眠い目をこすりながら、夜中でも応援しています。中でも野球が好きですね。特にイチローのファンです。
5年前に銀婚式を記念して一週間ほどシアトルに行ってイチローを観てきました。子どもたちから「銀婚式のプレゼントは何がいい?」と聞かれ、わがまま言わせてもらって、「イチローを観に行きたい」ということで行ってきました。イチローはオリックス時代から好きで、オリックス対西武の試合を観に行ったときに「松坂対イチロー」を見ることができたのを良く覚えています。シアトルでは3日間試合を観ました。大リーグの試合のほかにもシアトルの街並みはすばらしく、向こうでガイドさんを頼み観光もたくさんしてきました。
本紙 ご旅行がお好きなようですね?
夫婦で旅行大好き
原田 私も主人も旅行は若いときから大好きで、主人との旅行が一番楽しいです。実は、私たち夫婦の出逢いも旅行です。主人は幸手の出身ですが、私は北海道の小樽出身です。私が20代前半のころは友人たちと色々な場所に旅行していたのですが、だんだんとみんな忙しくなってしまい、一人で出かけるのもいいかなと思って、一人旅に出るようになりました。そのころの旅行は現在のようにホテルではなく民宿に泊まり、一人旅ですと、どこかのグループに入れてもらって、同じ部屋で泊ったりすることも多かったのです。もちろん男女別ですが。ですから、今と違って旅で出会った方と知人になることも珍しいことではありません。
ある時、合掌造りが見たくて飛騨高山へ行きました。そこの民宿のおじさんがとても面倒見の良い方で、私が飛騨から小樽の自宅に帰り、電話でその民宿のおじさんに「今、無事自宅に着いたよ」と連絡をしたのです。そうしたら、民宿のおじさんが「今丁度、お勧めの男性が民宿に泊まってるから、ちょっと話してみな」と、主人を電話口に出してくれて少しお話をしました。この偶然が今の私たちにつながっているのです。
本紙 ドラマのようですね。
会ってピン!ときた
原田 でも、電話で話しただけでしたし、お互い顔も分からず、電話と手紙のやりとりが半年くらいつづきました。良い友人といった感じでしたね。そして、半年くらい経ったときに、いよいよ主人と顔を合わせるタイミングがやってきたのです。私が九州旅行の時、羽田乗り換えで小樽に帰る日程でした。それで、「羽田の乗り換えの間に会いましょう」という約束をしたのです。ところが、会えなかったのです。私の乗っている九州からの飛行機が遅れてしまい、羽田で主人を一時間以上待たせてしまい、主人は私が来ないので、帰ってしまったのです。当時は携帯電話もありませんから、私は「申し訳ないな」と思い、小樽に帰るとすぐにお詫びにすずらんを送り、また機会を見つけて会えたらいいなと思っていました。そうしたら、今度は主人が小樽に旅行で来ることになり、遂に会う時がやってきたのです。
待ち合わせ場所でピンと来ました。私が主人に「原田さんですか?」と声をかけました。第一印象は、さわやかでしたね。そして、会った次の日にプロポーズされました。私も、一生仲良くやっていけそうだな、と感じたので、「はい」と翌日にお答えしました。この時のことは私自身の人生の中で、とても気に入っている瞬間です。(笑)
本紙 仲がよさそうですが、秘訣など?
夫婦家族仲良く
原田 主人といつも一緒にいて仲良くしていることは当たり前という感じがしています。喧嘩もしません。主人が穏やかなのでしょうね。今こうして暮らせているのは、主人のおかげだと思っています。私が主人と出会えたのは「宝くじに当たったようなものだ」と周りの人にいつも言っているんです。それぐらい、私にとって主人は大切な存在です。
そして、我が家は常に笑いが絶えません。もうじき90歳になる私の母も今は同居しています。母は、小樽で81才まで住んでいまして、最後の数年は一人で暮らしていました。母はうちで暮らすようになってから、最初は愚痴なども出ていましたが最近は同年代の人たちとのかかわりがあって、すごく元気に楽しそうにしています。私としては、母を見送る時に「楽しかったね」といって見送りたいのです。ですから、今は出来るだけ母のそばにいてきちんとやってあげたいと思っています。
本紙 お母さんもお元気ですね。では、お友達をご紹介下さい。
原田 美容室オアシスのオーナー佐野 純一さんをご紹介します。
本紙 ありがとうございました。これからも仲良くお過ごし下さい。
(家族行事として、原田さんとご主人の年2回の誕生月には娘さんご夫婦も参加して、家族全員でボーリング大会を開くそうです。小さいころから家族で集まることをずっと続けているそうで、家族を大切に楽しんで生活していくことが一番の幸せだなと感じました。)