タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪374号  猿島カントリー倶楽部キャディー  塚越 博仁さんへ

すっかり秋らしくなり、街行く人たちの装いにも変化を感じる季節です。さて、本日の友達の輪には、コスモ石油セルフステーション久喜の小林慎吾さんからご紹介いただいた塚越博仁さんに登場いただきます。塚越さんはプロゴルファーを目指している青年です。。

本紙 こんにちは。小林さんからゴルフの上手な方と紹介いただきました。ゴルフをはじめたきっかけなどは?

塚越(敬称略)小林さんにゴルフを教えて欲しいと言われていますが、まだ機会がありません。(笑)小林さんとは飲み友達です。ゴルフを始めたのは父親がゴルフをやっていて、打ちっ放しの練習場に一緒に行ったことがきっかけです。初めてクラブを握ったのは小学校四年生のときです。ゴルフを始める前に、他のスポーツの経験はなかったものですから、私にとってはゴルフが初めて取り組んだスポーツですが、当時ゴルフをする小学生は練習場にいなかったのを覚えています。

本紙 その当時、クラブはどうしたのですか?気になるコースデビューは?

小4ゴルファー 友達の輪写真

塚越 クラブが長すぎたので、父が大人用のクラブのシャフトを短く切ってくれました。でも、小学校六年生になった頃には、大人の男性用のクラブを使うようになっていました。クラブの中でもドライバーが一番長いのですが、さすがに小学生の私には長すぎたので、ドライバーの代わりに四番ウッドというクラブで打つなどして工夫をしていました。

コースへ出るまでは、近くの練習場と「パー3で9ホールといったショートコース」で練習をしていました。ゴルフコースへ初めて出たのは、ゴルフを始めて二年後の小六のときでした。栃木にある星の宮カントリー倶楽部というところです。コースデビューでスコアは「96」でした。小学生のときでしたので、体力もなかったですし、周りに迷惑のかからないようにとにかく必死でした。良いスコアが出せたのは、アプローチやパターが得意だったからだと思います。ショートコースで練習していた時からアプローチ、パターは好きでした。飛距離を出すことも大切ですが、やはりアプローチやパターも大切です。

本紙 デビューで96ですか?プロに指導を受けたのですか?

父が師匠

塚越 小学生の時にゴルフがおもしろいと感じ、もっとうまくなりたいと思っていましたので、父親と一緒に頻繁に練習へ行くようになりました。父とはゴルフの師弟関係のように指導をしてもらいました。自分のゴルフの基礎というのは小学生のときに出来上がったと思います。ボールを打つ感触みたいなものは自然と体得していったように感じます。中学に入ると部活には入らず、ゴルフの練習をしました。練習は一回行くと、二時間打ち放題だったので平均して300~500球は打っていました。高校では大宮開成のゴルフ部に入り、関東大会で三位になったり、埼玉代表で国体にも出させていただきました。

本紙 高校時代は活躍されたそうですね。

池田勇太に触発

塚越 国体は一番印象に残っています。まず、県内で候補者が六人か七人に絞られ、そのメンバーで埼玉県代表になるための強化合宿があるのです。そのうち試合に出られるのは三人だけです。合宿中、数日間コースをラウンドして、そのスコアを元に監督が試合に出られる3人の代表選手を選びます。ですから一打で大きく結果が変わります。とても緊張感がありました。大会の成績は団体と個人があり、個人はあまり成績が良くなかったのですが、団体はチーム三人全員の合計スコアで決まり、全国五位に入ることができました。

その他の大会では、高校三年生の全国大会で八位に入りました。その時、千葉県の同級生に、過日行われた「ブリヂストンオープン」で2連覇をはたした池田勇太君がいました。彼は当時から世界ジュニアでも優勝していましたし、自分たちのような選手とは何かが違っていたように思います。当時から飛距離も出ますし、すごかったです。同学年ということもあり、かなり触発されました。この頃から将来はプロを目指したいと意識するようになりました。

本紙 プロへの道は?

プロテスト挑戦友達の輪写真

塚越 プロになるための道も、一つだけではありません。私は大学へ進学させてもらったのですが、結果的に大学は2年で中退し、茨城にある猿島カントリー倶楽部でキャディーとして働きながら、プロを目指すことにしたのです。キャディーとして今年で四年目になります。プロテストは、毎年挑戦していて今度で四回目になります。今度のテストは、来年五月末から予選が始まり、今はそれに向けて練習の毎日です。プロになるためには予選から勝ち上がり、最終の決勝で50位タイまでに入れば合格となります。参加者は約千名くらいになり、決勝に残るのは本当に大変です。

また、プロは精神的な部分の強さも求められます。試合ではボールがカップに「入る」というイメージを強く持つことが大事です。少しでも迷いがあると結果も思わしくありません。また、自分を信じて打って、もしそれが入らなくても自分が悪いわけじゃない、と気持ちを切り替えて試合を進めるというのも大切なことです。精神的に強くないと選手としてはやっていけません。私自身、プロになりたいという気持ちはとても強いのですが、チャレンジはあと二年くらいにしようと思っています。ですから来年こそはどうしてもプロテストに合格したい、という思いがあります。親にも応援してもらっていますし、本当に感謝しています。

本紙 プロになって活躍して欲しいですね。アマチュアにとってどうやったらうまくなれますか?

塚越 クラブを毎日握ることですかね。素振りだけでもやっていると全然違うと思います。また、先ほども話しましたが、パターはとても大事です。家でもパターをやるなどして、積み重ねでうまくなっていくのではないかと思います。

本紙 では、お友だちをご紹介下さい。

塚越 ゴルフ仲間の先輩で小堀一馬さんをご紹介いたします。

本紙 ありがとうございました。プロテストに向かって頑張って下さい。(塚越さんはとても落ち着いた方で、プロを目指す精神的な強さを感じました。また、ゴルフを通じて知り合う人がとても幅広くとても勉強になると話されました。今までのベストスコアを伺うとフルバックで67だそうです。)

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