タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪375号  有限会社さくら興運 専務取締役 小堀 一馬 さんへ

秋の風物詩である収穫祭などのイベントも各地で行われ、残りわずかなカレンダーを見ると一年が早いと感じる今日この頃です。さて、本日の友達の輪には、プロゴルファーを目指している塚越博仁さんからご紹介いただいた小堀一馬さんに登場いただきます。小堀さんは運送業を経営されている方です。

本紙 こんにちは。塚越さんからゴルフを一緒に楽しんでいる先輩と紹介いただきました。よろしくお願いいたします。

小堀(敬称略)塚越さんは、私が通っていたゴルフスクールでコーチとして出会ったのが最初です。塚越さんのお父さんとは元々知り合いで、ゴルフをやっている息子さんがいらっしゃるということは聞いていました。出身中学が同じで先輩後輩ですが、塚越さんとは、四歳年が離れているものですから、中学ではお会いしたことはないですね。

本紙 敷地内にトラックがたくさんありますし、お忙しそうですね。

エコポイント 友達の輪写真

小堀 運送業をやっています。住宅メーカーさんの資材を運ぶ部門と、家電量販店さんのテレビなどをお客様のご自宅まで運ぶという部門に分かれています。テレビの場合は配送と設置と地デジの初期設定も行います。元々は祖父が始めた家業で、父が法人化して今年で12年くらいだと思います。会社のスタッフは約30名ですが、仕事が昨年に比べ160%という状況です。仕事が増えるというのはありがたいことですが、私は今年いっぱい休みがとれない状態です。なぜそんなに仕事の量が増えたのかというとエコポイントの関係です。地デジテレビへの買い替えなどに伴い、さらには12月からエコポイントが半減するということもあり、買い換え需要が高まり、配送する私たちも忙しいのです。

本紙 エコポイント効果ですか。小堀さんは三代目になるのですね。元々家業を継ごうと思っていたのですか?

いつのまにか家業

小堀 将来は「何をしたらいいのか」と迷っていた時期もあり、車が好きだったので、自動車整備士の資格を取得するなど、高校では、車関係の分野の勉強をしていました。その当時は親の会社を継ごうなどとは思ってはいませんでしたが、今の仕事の基礎となることは高校時代に学んだような気がします。就職を考えた際に、車関係ではなくアパレル業界へ行きたいと思っていたのですが、そんな時に父から「時間があるならば仕事を手伝え!」と言われ、初めは父を手伝いながらでした、いつのまにか家業に入ったのです。

しかし、父とは家でも職場でも一緒ですから、最初の頃は仕事をしているという感覚がなかったですね。しかし、仕事は仕事ですし、父は割と頑固な性格で会社に来ましたら仕事の話がほとんどです。今ではそういう父親を理解して支えられるのは自分しかいないのかなと思っています。また、そういう自分でいないといけないなとも感じています。

本紙 頼もしい三代目ですね。高校時代に「吹奏楽の甲子園」を目指していたとか?

普門館目指し 友達の輪写真

小堀 高校では埼玉栄の吹奏楽部に入り、普門館を目指して練習していました。普門館とは、全日本吹奏楽コンクールの行われる場所で「吹奏楽の甲子園」と呼ばれています。埼玉栄の吹奏楽部は年間5日間しか休みがなく、練習も厳しくて有名でした。楽器の経験がなかったのですが、吹奏楽に入ってコントラバスを選びました。コントラバスに三年間を費やしたと言っても過言ではありません。コントラバスは楽器が自分の指になじんできて、だんだんとその出される音程が分かってくるという楽器です。当時は指が硬くなるまで弾き込みました。

コントラバスは部全体で7名の部員が担当し、実際に演奏の舞台に立てるのは2、3人でした。私が入部した当初は普門館に出るということは考えていませんでしたが、二年、三年となるにつれ、どんどんコントラバスの魅力にはまり「普門館に行きたい」と思うようになりました。

本紙 普門館への出場資格のようなものがありましたよね?

資格なしでNY

小堀 地区大会を勝ち抜かねばなりませんが、普門館ルールとして三年連続で金賞を取った高校は4年目には出場資格がありません。埼玉栄の吹奏楽部は私が入部する前年から一年、二年と三年連続で金賞を取り、三年生になった年は出場資格がない年でした。それで、普門館の代わりに吹奏楽部でアメリカへ行って演奏することになったのです。

ニューヨークにマーチ音楽の分野で有名なフレデリック・フェネル氏という指揮者のもと演奏するのです。アメリカへ入る前には、フレデリック氏の指揮の癖に合うように猛練習しました。約一週間の海外体験でしたが、アメリカの高校生と合同練習したり、ホームステイしたりいろいろ体験することが出来ました。今思えば厳しい部活でしたが、充実した高校生活を送ることができましたし、その厳しかった経験が社会人になっても活きているのかも知れません。こういった体験ができたことに両親には大変感謝しています。

本紙 貴重な経験ですね。趣味などは?

親子で海釣り

小堀 海釣りです。父と共通の趣味で休みがあれば一緒に行きます。今はなかなか行けませんが。東京湾に船があり、主に東京湾内へ出かけます。私は小型二級船舶免許を持っていて五海里まで出ることができます。東京湾内は「平水」という区域なのでうちの船でしたら湾内は行き来できます。船を使って夏の時期には花火大会を家族で見に行ったり、鯖や鯵などを釣って楽しんでいます。シーバス(すずき)が釣れたときは楽しいですね、東京湾で一年を通してコンスタントに釣れる魚ですね。魚は大体海にリリースして帰ってきます。今の時期にはタコやイカも釣れます。秋は釣れる魚の種類が多いので楽しいですよ。

本紙 いい趣味ですね。では、お友だちをご紹介下さい。

小堀 やきとり店を経営している内山裕之さんをご紹介いたします。

本紙 ありがとうございました。年末に向かってさらにお忙しくなるでしょうがお体ご自愛下さい。(小堀さんは毎日同じ仕事の繰り返しで感じた大切なことは「継続」すること。そして、モチベーションを含め自分を律し、スタッフに喜ばれる職場作りに努力を怠らないよう進んでいきたいと語られました。)

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