タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

サイトマップ・個人情報取扱いについて
  • トップ
  • 友達の輪
  • タウンプレスとは
  • タウンプレス最新号
  • 会社案内
  • 特集号
  • 学校新聞
  •  
  • 読売新聞

友達の輪377号 有限会社 山中自動車修理工場 三代目 山中 雄史さんへ

今年も残りわずかになりました。本紙も本年最終号となり友達の輪も本年のトリとなります。本日の友達の輪には、やきとり栄の店長である内山裕之さんからご紹介いただいた山中雄史さんに登場いただきます。山中さんは山中自動車修理工場の三代目です。

本紙 こんにちは。内山さんからお客さんから友達になった方とご紹介いただきました。よろしくお願いいたします。お仕事について伺いたいのですが?

山中(敬称略)はじめまして。よろしくお願いいたします。内山さんとは共通の友達がいて、やきとり栄に飲みに行くようになり今では友人になりました。当社の創業者は祖父で、父が二代目です。家業は二つあり一つは自動車の修理工場で、もう一つは有限会社山中産業という会社で、主に幸手市内の家庭ごみの回収業務を請け負っています。修理工場では普通車よりも貨物車の修理がほとんどで特殊な車両も扱っています。

本紙 それぞれ違う分野ですね。

車つながり 友達の輪写真

山中 祖父が最初に会社をはじめたのは自動車修理工場で、創業は昭和34年でした。祖父は、幸手にある平間自動車さんに住み込みで働き、お世話になったと聞いています。最初は見習いから始め、その後独立して自分自身で会社を始めたようです。

山中産業のほうは自動車修理工場が事業として軌道に乗ってきた昭和60年に興したようです。家庭ゴミの回収業務を始めた理由は、自動車修理工場がゴミ収集車などの特殊車両のサービス工場として、指定店になっていて特殊車両の修理もしていたからです。それで自分のところでも、修理だけではなく、回収業務もやろうということで始めたようです。現在も会社は二つの事業を柱に今に至っています。

本紙 車でつながっていたのですね。

四代目誕生!

山中 私は修理工場とゴミ回収の両方の業務を兼務でやっています。スタッフは両方の会社併せて20名弱です。私は三代目ですが、父が二代目として、また、母が経理を担当して、安定した状態の会社を受け継いでいるので、とても感謝しています。私には、今年の七月に男の子が生まれました。四代目になるんですかね。とてもかわいいです。今年79歳になる祖母は男の子がいなかったこともあり、息子の誕生をすごく喜んでくれました。母は三人姉妹の長女で父が畑違いの分野から今の事業を継承してくれました。父はとても大変だったと母から聞かされています。

ですから、私が三代目として生まれた時には、両親や祖父母は大喜びで、私が小さい時には、仕事の作業服を着せられた写真などが残っています。そういった意味でも四代目の跡取りの誕生は、家族みんなに喜ばれました。

本紙 ゴミの回収業務はとても大事なお仕事ですね。ご苦労もあるのでは?

マナーを守って 友達の輪写真

山中 幸手市においては当社ともう一つの事業者二社で市内のゴミを回収しています。当社では幸手市の半分の地域で生ゴミ、燃えないゴミ、缶、資源ごみなどを回収しています。ゴミの収集車はパッカー車といい、当社には4台あります。大きいものだと3トンぐらいのゴミを積むことができます。とくに木とか草や落ち葉だとつぶれないのでものすごい量になります。

収集のときにもいろいろなゴミがありますから、分別などの経験や勉強も必要です。回収時には地域の方に労いの声を掛けていただいたり、暑い日はお茶をいただいたりすることもあり、そんな時はとても嬉しく思います。地域ぐるみできれいな収集所を保たれているところもたくさんあります。しかし、ゴミ出しのルールやマナーを守っていただけず、分別もされていないケースもあります。また、市内の狭い道路の中に大きい収集車が入りますから、朝など通勤で急いでいる方などに迷惑がかからないように、迅速に収集作業をするようにしています。これからも、ご協力をお願いいたします。

本紙 ゴミ出しルールを守りたいですね。これからの夢などは?

これからの時代

山中 新しい時代に合わせた仕事をしていかなければいけないと思います。これから車業界も一層競争が厳しくなってくると感じています。ガソリンからハイブリッドにそして電気自動車へと移っていくでしょう。車はどんどんとコンピュータ化されています。今はコネクターがあり、それを車につなぐと診断できて車の悪いところがわかる時代です。当然、それらの修理技術が必要になってくると思っています。診断だけでしたら、特別な技術は必要ありませんが、実際に車を分解したりするというのは、自動車整備士の資格が必要です。

コンピューター化されたことにより、電気関係の資格も車を修理する上で必要になります。私は学生時代に自動車整備士二級を取得し、低圧電気特別教育受講終了の資格も取りました。ハイブリッド自動車や電気自動車など、これからの修理工場としての方向性を見いだして行くのはとても大切なことだと感じています。プレッシャーはありますが、息子も生まれましたし、一生懸命に取り組むだけですね。また、家庭ゴミの回収に加えて、事業系のゴミの収集も出来たらと思っています。エコの面でもゴミの削減に取り組み、地域への貢献をしていきたいですね。

本紙 趣味などは?

山中 学生のときから続けているスポーツはスノボですかね。余り行ってないので時間が出来たら再開したいと思っています。あと、飲みに行くことが好きなのですが、最近は家族で過ごすことが多く、全然飲みに行っていないです。「やきとり栄」で飲むのが趣味と言えるかもしれません。(笑)

本紙 では、お友だちをご紹介下さい。

山中 祖父がお世話になった平間自動車修理工場の平間一夫さんをご紹介いたします。

本紙 ありがとうございました。年末年始もお忙しいことと思いますがご活躍下さい。(山中さんは昔からモノを作るのが好きだったそうです。家業に入る前にはトラックの荷台を架装する会社で、整備というより大工さんのように釘を打ったりしていたそうです。最近、モノ作りの大切さが聞かれますが、益々頑張って欲しいと感じました。)

友達の輪バックナンバーを読む

友達の輪 過去の記事はこちらから