タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪379号  いこい食堂  代表 井草 宏二さんへ

大寒も過ぎ陽も長くなってきましたね。権現堂では間もなく水仙祭りも開かれます。春の訪れが待ち遠しい今日この頃です。さて、本日の友達の輪は平間自動車修理工場の平間一夫さんよりご紹介いただいた「いこい食堂」の井草宏二さんに登場いただきます。

本紙 こんにちは。平間さんから「仕事を一生懸命にされている方」と紹介いただきました。よろしくお願いいたします。

井草(敬称略)平間さんから、「友達の輪に紹介しておいたよ」と電話をもらったのですが、断ろうと思ったら「もう印刷に入ってるから間に合わないよ」と言われ、真剣に私でいいのかと考えました。こちらこそよろしくお願いいたします。平間さんとは「桜会」で夏祭りの山車を地域の協力で作った際に「頭(かしら)」と「小頭(こがしら)」という関係でした。平間さんは特に山車への思い入れが強い方で、中心となって北町一丸で山車を作り上げました。桜会では副会長をやっていますが、今も夏祭りは若い衆と同じ現役スタイルで参加しています。

本紙 創業はいつですか?

惣菜店から 友達の輪写真

井草 いこい食堂は昭和40年4月14日に始まりました。始めたのは私の父です。最初は旧町名の大杉町の商店街で総菜屋をやっていました。そのときは主に天ぷらやコロッケなどを売っていました。父が惣菜屋をやっていたのは、私が小学校から高校くらいまでのころの話です。その当時の幸手はとても賑わっていましたね。今よりも人通りも多く、よい時代でした。

その後に現在の場所にお店を構えたのです。お店を始めた当時は今のような食堂ではなく、「ドライブインいこい」というドライブインでした。両親には先見の明があったのでしょうね。車社会に突入する頃で最先端の商売だったようです。しかし、東北自動車道の久喜インターが開通し、人の流れや車の往来の変化が変わることを感じて、思い切って地元の人たちを中心とした飲食店にしようと、改装して現在の「いこい食堂」が誕生しました。ドライブ・インを食堂に変えてからは、圧倒的に常連さんが多くなり、本当に地域の方にご愛顧いただいているなと感じています。

本紙 切り替えも早かったのですね。井草さんがお店に入ったのは?

時代を先読み

井草 35年ほど前のことです。父が倒れてしまい、私がやらざるを得なかった状況ではありましたが、それからは妻と二人で、力を合わせてやってきました。当時は朝は9時から夜中の3時まで通しで営業していました。

交代制で従業員始め、姉にはずいぶん面倒を見てもらいました。それだけお客様が多かった時代なのかもしれません。当時は深夜まで営業をしていたお店も少なかったですし、ファミリーレストランもありませんでした。深夜に働いている人も結構いましたので、わざわざ越谷あたりからお客さんが夜中に来てくれたものです。今思うと父は常に新しい商売の仕方を模索していたように思います。現在は深夜営業のファミレスも増えてきましたので、ランチタイムは11時から14時までで、夜は6時から12時までの営業にしました。

本紙 人気メニューを教えて下さい。

肉野菜炒め定食

井草 人気のお料理は、肉野菜炒め定食750円です。二番目はから揚げ定食790円です。昔と違い今はお酒を飲まない方が多いですから、どちらかというと人気メニューも食事メインになっています。しっかりご飯を食べていただいた満腹感と満足感を味わっていただこうというのが当店のコンセプトです。お客様は男性が多くいらっしゃっていただいているのですが、最近は女性のお客様や若いお客様も増えてきました。常連さんから「いこい食堂はここだけで落ち着いてお酒も飲めるし、その後、ゆっくりご飯も食べられるのが魅力」と言われたことがあるのですがとてもうれしかったですね。当店のお客様は90%が常連さんで、常連さんは平日働いている方が多いので、お店は日曜、祭日はお休みさせていただいております。

本紙 いろいろな定食おいしそうですね。趣味などはあるのですか?

古いものを大切に 友達の輪写真

井草 昔は交代制でしたから昼間の休み時間に趣味でテニスをやっていました。今はメインで働いていますから暇がありません。(笑)それで日曜大工とガーデニングをやっています。日曜大工はお店で「これがあったら便利なのに」といったようなものを作ります。簡単なものだけですが、仕事の合間に気分転換になりますので楽しみながら作っています。休みの日は日曜大工用品を見るのも好きですね。工具や材料を買ってきては何かを組み立てています。うちは駐車場がコンクリートで、2階が自宅ですから敷地内には土がありません。それで、ベランダに土を入れて、小さい庭を作りガーデニングを楽しんでいます。

また、古いものを集めるのが好きですね。骨董品というほどのものではありませんが、壁掛けの古いボンボン時計を20個以上集めました。昭和30年代のダットサンもあります。中古で購入したのですが、使うというよりも持っていることが好きなのでしょう。お店で使っている調理器具にしても壊れていても直して使っています。やはり長く使っているので愛着がありますし、買ったほうが安いんですけれど、ものを大事にしています。

本紙 今年の目標はありますか?

井草 今年の目標ですか?もう年も年ですから、まずは健康ですかね。あとは今の仕事を続けていくことが第一ですね。継続してやっていくことがまた明日につながっていくと思って日々コツコツとやっています。

本紙 では、お友だちをご紹介下さい。

井草 久喜市栗原で接骨院を開業している車塚文彦さんを紹介します。

本紙 ありがとうございました。益々のご繁栄を祈念いたします。(井草さんはご夫婦でヨーロッパ旅行をしたときにドイツやスイスで見た窓辺のプランターがとても素敵に感じられたようで、ご自宅のガーデニングも窓辺をでやっているそうですが、道を通る方やお客様に好評だそうです。とても仲の良いご夫婦でした。)

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