タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪380号  車塚整骨院 院長 車塚 文彦さんへ

権現堂の水仙まつりも終盤のにぎわいをみせ、季節の花も梅へと変わってまいりました。さて、本日の友達の輪は「いこい食堂」の井草宏二さんよりご紹介いただいた車塚文彦さんに登場いただきます。車塚さんは久喜市栗原で整骨院を開業されている方です。

本紙 こんにちは。井草さんから古い友人とご紹介いただきました。よろしくお願いいたします。いつ開院されたのですか?

車塚(敬称略) 井草さんは開業する前からずっとお世話になっている方です。私の出身は栃木の小山ですが、こちらで開業する前は、友人と二人で東京の東大和に整骨院を開いていました。その整骨院が軌道に乗ったので友人に譲り、私は埼玉で開業しようと場所を探すことにしたのです。その時に、親戚の知り合いだった井草さんに開業準備の段階からいろいろお世話になり、現在の場所に開業したのは昭和59年8月のことです。今年で26年目に入りました。

本紙 昔から整骨院をされようと思っていたのですか?

水泳から空手道 友達の輪写真

車塚 もともとはこういう医療の道に進むと決めていたわけではありません。大学も商学部でしたしね。(笑)私は昔からスポーツが大好きで、中学生の時は水泳の自由形で栃木県のトップになりました。100、200mを主にやっていました。それで、水泳の特待生で作新学院に入ったのです。しかし高校では国体選手になりましたが、体調を崩し水泳の道をあきらめ大学では空手道に入ったのです。空手は小学校のころからやっていましたが、大学で本格的に空手を始めました。大学四年の時は主将として12月に全国大会に出ることになったのです。しかし、大会が終わるまで空手の練習ばかりで、就職活動は二の次。結果は全国ベスト16でしたが、当時はオイルショックで世の中は不況、「さあ就職はどうしようか」と真っ青になったものです。そんな時、高校の先輩で今のような仕事に入っている先輩がいて、その影響もあり、この道へ進むことにしたのです。大学卒業後帝京の医学専門学校へ入り、新たに勉強しました。そして、専門学校に二年通い国家資格をとって、東大和で開業したのです。

本紙 久喜はお一人で開業されたのですか?主にどんな治療を?

夫婦で力を合わせ

車塚 後輩と家内と三人で始めました。家内が受付と事務、私と後輩が治療です。当時はすべて手書きの時代でしたから最初はレセプトが慣れなくて、私も徹夜で電卓を叩いて何とかこなしていました。保険請求時期になると、毎月3日間くらい徹夜をしていましたね。しばらくそんな大変な思いをしていたところ、ようやくレセプトコンピュータが世の中に出てきて、事務作業は軽減されました。今は家内には経理を担当し、治療は私を含め先生3人でやっています。当院は接骨を主にやっています。

接骨というのは、本来「骨折」「ねんざ」「打撲」などの怪我に対して、薬、注射、手術なしに保存的に処置をするのが接骨です。怪我の状況に応じての治療になりますので、検査等、必要があれば病院とも連携してしっかり対応していますが、基本的に私たちは自分の手だけが頼りで、経験が裏付ける技でもあります。当院の先生は三人とも20年以上の経験があり、ひどいぎっくり腰で運ばれてきても、その場で歩いて帰れるようになる方も多いです。肩や膝の捻挫などの痛みで来院する患者さんも多いですね。

本紙 高齢化も進んでいますが、今後の治療などについて何かありますか?

東洋医学として友達の輪写真

車塚 そうですね。今後は介護の分野と連携して何か出来ることがあるのではないかと考えています。介護の中に医療があるのか介護の先に医療があるのか、日本での認識がどうなっていくのかによって、どう変わってくるのか注目しています。たとえば、病気ではないけれど、突然動けなくなってしまうようなお年寄りに対して、どう医療、介護を向き合って連携してやっていくのか、すべて包括してやっていくような体制が出来ていけばいいなと思っています。

われわれのやっている東洋医学も歴史が深いですからね。西洋医学の分野での手術などはもちろん必要ですけれども、西洋医学はウィルスですとか細菌には強いのですが、自然にだんだんと少しずつ老化していく、という症状には出来ることが少ないんですよね。ですからそこは我々東洋医学の出番でもあると思います。

本紙 健康な体を維持するために日頃の予防法などありますか?

オーバーワーク

車塚 身体を悪くしてしまう原因のほとんどがオーバーユーズ、オーバーワークです。殆どの場合身体をいたわらず、無理をしてしまった結果というケースが多いですね。日本人の勤勉さが良くも悪くもいろんなことをやり過ぎてしまうのです。ジョギングにしても、労働にしても、やはりやりすぎは良くありません。鍛えても鍛え続けられるには限界があります。その辺を考え、40過ぎた辺りから余り無理をせず、自分に応じたやり方でやってほしいなと思います。

日常に歩いていない人が、急に何キロも毎日歩いたりということは危険な考え方です。やり過ぎには注意をしてほしいと思います。「人が出来ると自分が出来る」、「自分が出来ないと駄目」、のように追い詰めないでやっていってほしいと思います。

本紙 なるほど。ところで、ご趣味などは?

車塚 休みがなかなか取れませんので、日帰りや一泊などの旅行や、近場で食べ歩きが趣味です。年に何回かの旅行を楽しみにがんばっています。おそば一杯のために旅行に行くときもあります。会津に山郡町というそばの名所があるんですよ。夫婦二人の場合もあれば、家族みんなで出かけるときもあります。いろんな情報や友達に聞いたりして、自分の舌で確かめに行くんですよ。そのエリアでおいしそうなものがあれば飛び込みで入ったりもします。だいたい95%くらいの確率でおいしいものに出会えることが多いですね。

本紙 今度行かれたらお薦めを教えて下さい。では、お友だちをご紹介下さい。

車塚 久喜市で司法書士事務所を開業している満木信吉さんを紹介します。とっても頑張っている方ですよ。。

本紙 ありがとうございました。益々のご活躍を祈念いたします。(車塚さんは「自分の信念として、患者さんが楽になるために医者が苦労しなければならない。自分たちが患者さんのためにがんばるというのが大事。」と語ってくれました。)

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