タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪392号 学校法人中村学園 第二幸手幼稚園 副園長 並木 昭憲さんへ

暑い太陽の日差しを受けてひまわりも咲き誇り本格的な夏ですね。夏の思い出にご家族で行楽地に出かける方も多いことと思いますが、事故などにあわないようにご注意下さい。さて、本日の友達の輪にはFELEZA FCの眞山英之さんにご紹介いただいた並木昭憲さんに登場いただきます。

本紙 こんにちは。眞山さんからサッカーの指導をされていると、ご紹介いただきました。幼稚園はずいぶん歴史が古いと伺っていますが。

並木(敬称略)こんにちは。当園は、明治44年の創立で、今年でちょうど百年目を迎えます。園長も三代目となり、初代は青木先生、二代目は中村先生、三代目が私の父の並木で、私は副園長となります。また、第二幸手幼稚園の副園長のほかに「ドレミランド」という24時間保育所の園長を務めています。以前、幸手幼稚園があった場所で、ドレミランドは今から12年前に創設した保育所です。第二幸手幼稚園の姉妹園のようなところで、ゼロ歳児から入れる保育所です。

本紙 24時間保育所を創設されたのですか。

高校の時に思う 友達の輪写真

並木 学生のころから保育の道に進みたいと思ってました。それで高校時代は、実践の場で働きたいと考え、朝の八時から夕方の五時までは三郷市の「わせだ幼稚園」で働き、実践のノウハウを学びながら、夜間の高校へ通い勉強をするという生活をしていました。その当時、私が感じたのは、24時間営業のコンビニなども増え、子育てをされている女性たちの働く環境も幅広くなり、遅い時間まで働くケースも増えてくるだろうと思ったのです。そこで、子育て支援にもつながる「ドレミランド」のような保育所が必要になってくると考えたのです。それで、高校を卒業してから、その実践経験を活かして、「ドレミランド」を創設しました。22歳の時でした。当時は周りの友人や家族から、大丈夫かと心配されたりもしました。しかし、幸手には24時間の保育所はありませんでしたし、これからは働く女性がもっと増えてくるという確信もありましたから、私に迷いはありませんでした。幼稚園ではお子さんを預かれるのは午後の2時までですし、働く女性が預ける場として、保育所が必要になってくるだろうと思っていました。

本紙 その後、第二幸手幼稚園の副園長になられたのですね。第二幸手幼稚園の園訓があるそうですね。

園訓を大事に

並木 当園創立からの園訓です。それは「はい」という素直な心、「ありがとう」という感謝の心、「我慢強く」という忍耐の心です。これはお子さんに対してだけではなく、大人の世界でも同じですよね。なかなか素直に「はい」と聞けないお子さんや、何かをしてもらって当たり前というお子さんが増えてきているのかもしれません。「ありがとう」という言葉は言うほうも、言われたほうも嬉しいですよね。また、忍耐という意味では、遊ぶときはたくさん遊んで、でも時には椅子に座っていなければいけない時間帯もある、ということをきちんと園児たちに教えています。小学校に入っても、座って授業が聞けないお子さんもいるようですからね。幼少のころに学んだことが、意外と大人になっても通じることもあります。当園では、早くからそういったことを教育を通じて教えていきます。

本紙 体力作りやカリキュラムにも特色があるようですね。

体力作りと食育

並木 そうですね。当園の特徴はプールが常設されていて、園児の体力づくりには力を入れています。また、サッカーもFELEZAの眞山さんに教えていただいています。毎週木曜はプールで毎週金曜はサッカーと、子どもたちに色々なことにチャンスを与える場を提供していきたいと考えています。また、食育にも力を入れていて、年に3回子どもたちとお昼を作ろうというカリキュラムを行っています。一例ですが、年長さんたちは「うどん作り」を粉から行います。材料も包丁で子どもたちが切ります。もちろん大人が常に付き添いで危険なことがないように徹底しています。子どもたちは、「うどん」というものはできているものだと思っている子もいますよ。でも、小麦粉から作るということに驚きや発見があり、作って食べる楽しみもあります。年中さんはハンバーグで、年少さんは、のり巻や焼きそばです。キャベツや人参を自分で切ったりしてもらいます。切ることで、食材に対して興味を持つことにもつながりますし、こういったチャレンジをさせていくことで、子どもたちも成長していきます。

本紙 楽しそうですね。幼稚園の目標などありますか?

輝く場所は 友達の輪写真

並木 子どもたちが輝く場所ってさまざまだと思うのです。たとえば、かけっこで順位をつけず平等にしたいという幼稚園や学校がありますが、私の考えとしては、走るのが得意な子、楽器が得意な子、絵が得意な子、それぞれですよね。走るのが得意な子は、一生懸命練習することによって一等賞を取れるわけです。子どもの心を育てるためには、壁を乗り越え、一生懸命頑張るという気持ちを大事にしてもらいたいのです。走るのが得意でなくとも、歌が得意な子は発表会でそういうポジションを与えます。そういう子どもたちのがんばりを大切にしていきたいですね。

目標ですか?今、目の前にいる子どもたちを一生懸命育てて、それが積み重なって、保護者の方にも「ここに預けてよかったな」と思ってもらえるような幼稚園にしていくのが目標ですね。

本紙 ご趣味などは?

並木 柔道をやっていましたが、10年ほど前に先輩から空手をやらないかと誘われて楽しんでやっています。あとはフットサルチームを立ち上げてやっています。フットサルは友人の輪を広げていきたくて、卒園された園児の保護者の方たちとの交流もあります。

本紙 では、お友だちをご紹介下さい。

並木 久喜市で自動車の販売をしている飯原清史さんを紹介します。

本紙 ありがとうございます。これからも子どもたちの健全な育成にご尽力下さい。(並木さんは学生時代から色々なアルバイトをしてきたそうで、経験しないとわからない大変さを乗り越えてきたそうです。そして、『大変な時を超える力をつけるのは教育の力』とお話下さいました。ますますのご活躍を期待します。

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