タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪396号 株式会社東武自動車 四代目 峰岸 潤さんへ

残暑が厳しい9月から秋の風を感じる10月に入りましたね。季節の変わり目ですからお体をご自愛下さい。さて、本日の友達の輪には「Hair-Face YOSHIDA」の吉田 学さんからご紹介いただいた峰岸潤さんに登場いただきます。峰岸さんは幸手市南の㈱東武自動車の後継者です。

本紙 こんにちは。吉田さんから頑張っている後輩と紹介されました。よろしくお願いいたします。

峰岸(敬称略)こんにちは。吉田さんは幸手西中の1つ上の先輩です。中学校のころ吉田さんは野球部で私はサッカー部でしたから顔を知っている程度でした。今は商工会青年部でお世話になっております。

本紙 「友達の輪」には社長であるお父様にも登場いただいております。親子二代にわたっての登場です。何代目ですか?また、家業に入ろうと思われたのは?

後を継ぐ自覚 友達の輪写真

峰岸 現在社長である父が友達の輪に出たことは聞いていましたが、まさか、私に回ってくるとは思いませんでした。よろしくお願いいたします。私は株式会社東武自動車の四代目になります。大学を卒業してからは、すぐ家業には入らず埼玉ダイハツの販売店で営業の仕事を三年間やっていました。私は長男ですので、もう小学生のころから、自分が後継者として会社を継ぐんだなと言う自覚がありました。実は、小さい頃はそれほど車に興味はなかったのです。しかし、高校生になると友人たちもバイクや車に関心が集まるようになり、周りに影響されたこともあり、この世界のことに興味がわいてきました。それで、大学では機械工学を専攻し、就職活動も家業に役立つように考えていました。外で一旦働いてから家業に就こうと考えたのも、親から勧められてそのようにしました。それで、なぜ営業だったかと言いますと、父から「家業に戻ってからでも整備の勉強はできるから、まずは営業を経験してこい」と言われたからです。三年間営業で力を付けてから、家業に入りました。

本紙 理にかなった就職ですね。実際はいかがでしたか?

中古車販売から

峰岸 新卒で配属されたのは、中古車を販売する営業所でした。最初はほんとに必死でした。なんとか先輩に助けられながらの仕事でしたね。ですから、最初の契約がとれたときは、嬉しいのはもちろんですが、ホッとしたというのが正直な気持ちです。営業ですから会社からは数字の目標がありますし、全くその部分では未知なところでしたので、最初の契約書にサインをいただいたときは「こういう風に中古車が売れて行くんだ」という実感でしたね。人を相手にする営業という職業は難しい部分もありますけれども、気持ちがつながったときや営業の成績がでたときは達成感がありました。また人と人と関わりあいの中で仕事をしていきますから、自分の力だけではどうにもならない部分もありました。

扱っている車が中古車ですから、新車と違い1台ごとに品質が全く異なるのです。そんな中で私が一番大切にしたことは「自分だったら、安心して乗れるか」ということでした。中古車で安いからと言って、自分が安心して進められないものはきちんとお客様に伝えていました。最初安く買っても、故障してしまったら逆にがっかりしてしまうし、大変な思いをされるのは買った下さったご本人様ですからね。そして、記念すべき最初の契約車はダイハツのムーブでした。

本紙 苦い経験などありましたか?

毎晩お詫びに!

峰岸 そうですね。どうしても「安い車」を最優先で考えているお客様がいらして、分かっていながら「この車はあまり勧められないですよ」と伝えたものの、どうしてもと言うので販売してしまったのです。案の定、購入から6か月も経たないうちにエンジンが故障してしまい、さらに整備部門の対応が遅く、お客様を怒らせてしまった経験があります。同じエンジンを探して載せ替えることも難しく、結局直すのに一か月くらい時間がかかってしまいました。時間がかかってしまったこともさらにお客様を怒らせてしまって、仕事の帰りに毎晩菓子折を持って謝りに行く状態でした。最後のほうは「しょうがないよね、峰岸さんのせいじゃないし」と言って下さったので、「誠意のある対応をすることが出来たのかな」とほっとしました。でも、販売から整備まですべて繋がっているという再認識をさせていただきました。そして、新車の部門に異動になりました。今度は乗ったことのない車も、知識だけで勧めるということで難しかったですね。

本紙 そして、家業に戻ったのですね。力を入れていることなどありますか?

軽自動車人気 友達の輪写真

峰岸 三年経った頃に父から「そろそろ戻って来ないか」と言われ、それで、26歳で家業に入りました。両親を入れて5人という家族的な職場ですから、会社勤めとの違いは、仕事とプライベートの境界線がなくなったというのが一番変わった部分です。やりづらい部分もあるし、思った事を言えるという部分もありますね。戻ってからは、整備の勉強をしました。整備士としては2級まで取得しました。当社はダイハツをメインで扱わせてもらっていますが各社取り扱いはあります。ダイハツはタントをはじめ軽自動車が人気です。最近の軽自動車は昔とは違い長距離も問題ないし、普通車との性能差がなくなってきました。税を含めランニングコストも約半分以下ですから人気がありますね。

本紙 趣味は?これからの夢などありますか?

峰岸 仕事が終わってからですが、アスカルで週二回ほどフットサルを楽しんでいます。最近はあまり行けないのですが、サーフィンも趣味のひとつで千葉まで行きます。夢はしっかりと地に足をつけて「両親を超えたいな」と思っています。あまり目標を追いすぎて、気がついたときに「何もなかった」では困るので、知識も含め、計画性も身につけて行きたいです。生意気ですが、代々続く家業があるということは自分でも頑張れますね。でも、あまりプレッシャーに感じず、やっていきたいですね。

本紙 では、お友だちをご紹介下さい。

峰岸 緑台で生江表具店をされている生江秀徳さんを紹介します。

本紙 ありがとうございます。(峰岸さんの会社では展示会を隔週でやっているそうで、10月8日、9日は新型の第三のエコカー「ミラ・イース」がお披露目される合同展示会だそうです。不定休で、祝日のみお休みだそうです。

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