友達の輪399号 折原 祐美子さんへ
朝晩の寒さが増し、一層の秋の深まりを日々実感する今日この頃です。「友達の輪」は、スタートしてから 16年が経過して、ついに399人目となりました。来月号で400人目を迎えます。本日の友達の輪には岸麗子さんから ご紹介いただいた折原祐美子さんに登場いただきます。
本紙 こんにちは。岸さんからご紹介頂きました。永いお付き合いのようですね。
折原(敬称略)こんにちは。よろしくお願いいたします。岸さんとはママ友でもう23年のお付き合いです。長男が幼稚園に入園した時に知り合い、それで子どもが大きくなった現在は「飲み友達」という感じですね。(笑)あと、岸さんがずっと続けられていた学童保育のお仕事も紹介して頂き、小学校の学童の指導員の仕事を今年5月まで9年間やりました。
本紙 学童保育についてお話下さいますか?
折原 最初は岸さんと同じ、栄小学校の学童保育「風の子」にいました。その後、上高野小学校の「たけのこ」というところに移動しました。学童保育というのは、国と県と市からの補助金と利用者からの利用料で運営されている施設です。授業が終わり放課後から遅くまでですと夜の七時まで子どもさんを預かることができます。お母さんがお仕事されていて、子どもさんを預ける場合が多いですね。宿題を見てあげたり、手作りのおやつを出したりします。栄養のバランスなども考えています。ですから、子どもたちは、家に帰ってくるように学童に「ただいまー」って帰ってきます。学童では出席は必ずとります。お母さんが学童へ行っていると思っていても、実は学童には来ていないなんてことになったら大変ですから、管理はきちんとしています。
本紙 放課後の先生みたいですね。
クッションのように
折原 子どもたちから見れば「一緒に遊んでくれる人」っていう感じですね。先生という感じではないですね。ですから、私は子どもたちから「オリ」というあだ名で呼ばれていました。初めは遠慮して「先生」って呼んでいた子たちも、だんだんと慣れてあだ名になっていくんですよ。でも、一緒に遊んでいるだけではだめで、日々子どもたちの顔を見て、「ちょっと変だな」と思ったら、「どうしたんだろう」と気にかけてあげるということも必要です。私たちが気付いてあげ、話を聞いて、クッションのような役割になって、お母さんが迎えに来たときには元気になってくれたりするのです。学童の様子をお母さんに知らせるお便りを書いたりもしました。「きらっと光るこんな部分がありましたよ」と、お子さんの成長を伝えるとお母さんも安心してお仕事ができますよね。私が入った時に小学校一年生だった子も今は高校生です。成長を見るとうれしいですね。
本紙 レッズのユニフォームがたくさん飾られていますが?
レッズサポーター
折原 サッカーは夫婦の趣味です。浦和レッズの熱狂的なサポーターで、主人はJリーグスタートからのサポーターです。きっかけはJリーグが始まった年に、子どもが小学校に入学してサッカーを始めたことです。でも、子どもはそれほどでもなく、親だけがサッカーに熱中してしまって、今に至ってます。レッズの歴代のユニフォームはほとんど持ってますし、家じゅうレッズグッズで飾っています。主人がいろいろ集めるのが好きなんですよ。試合も行きますよ。先日の土曜日も観に行きました。私は主人の趣味に最初は付き合った形ですが、いつの間にか魅力にはまっていました。私も行けるときは主人と一緒に試合を観に行って応援しています。生の試合は臨場感や会場一体となった応援など、本当に楽しいですね。サッカーの魅力のひとつです。ワールドカップが日本で開催されたときも、主人は頑張ってチケットを取って、宮城まで観に行っていましたよ。
本紙 ガーデニングもされているようですね!
バラに魅了され
折原 ガーデニングも趣味です。本格的に始めたのは、三年くらい前からです。実家の母がお花が好きで、バラを植えたりしていたのを見て、私もやってみようかなと思って始めました。魅了されてバラは今たくさん育てています。バラってすごく手がかかるんですよ。一年中手がかかる子どもみたいで、特に冬の休眠期にきちんと手入れをしてあげないと春に花を咲かせてくれません。土を入れ替えたり剪定したりすることが大事です。野菜くずなどで堆肥も作っています。土にミミズがいっぱいいると嬉しくなっちゃいますよ。蜂も受粉のためにいてくれてテントウムシもアブラムシを食べてくれたり、大切な役割を持っている虫たちです。最近は蜘蛛も好きになりました、害虫を食べてくれますからね。蜘蛛の巣はさすがに困りますけれども。(笑)春につぼみから花が咲いたときには、本当に愛おしくてたまらないです。いつか自分で育てたバラを道行く人たちに見てもらうのが夢ですね。
本紙 どんな庭を作りたいのですか?
自然を愛する
折原 ガーデニングの師として大好きな人がいます。故人となってしまいお会いすることが出来なかったのですが、アメリカ人の女性でターシャ・チューダーさんという方です。ターシャさんはもともとは絵本作家ですが、自然体でそれでいて人生についての多くの言葉を残した方です。57歳でアメリカで広大な土地を購入し、荒地を自分で開墾して自分だけの庭を作り上げました。年齢的な面での挑戦する精神も尊敬しています。自然のものを愛する姿勢ですとか、この方の生き方に憧れています。私も自然を愛し自分らしい庭を作ることが目標です。また、一緒にガーデニングを楽しんでいるのは母と妹です。時々、三人でいろんなお宅のお庭を見に行ったりしています。お庭の楽しみにはガーデンパーティもありますしね。
本紙 オープンガーデンが出来ましたら教えてくださいね。では、お友だちをご紹介下さい。
折原 子どものサッカーつながりの池澤均さんをご紹介します。
本紙 ありがとうございます。(折原さんはなんでも自分で手作りしてみたいとおっしゃる方で、パンを焼いたり洋服を作ったり、この間はご自分でカーペットをはがして材料を買ってきてフローリングにリフォームされたそうです。究極は自分で手作りの家を建てたいという夢をお持ちでした。手作りのガーデンに手作りの家、折原さんのように夢は大きく持ちたいですね。)