タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪408号(2012年4月1日発行) 
三陽ホーム建築部 荒川 洋一さんへ

さくらまつりも昨日から始まり権現堂では一年で一番のにぎわいが訪れました。 本日の友達の輪には㈱京社寺建築馬場の馬場雅孝さんご夫妻からご紹介いただいた荒川洋一さんに登場いただきます。荒川さんは三陽ホームで建築工事などの監督をされている方です。

【本紙】 こんにちは。三陽ホームさんは三陽不動産さんと同系列ですよね。過去に友達の輪には3名も登場いただいております。馬場さんとのご関係はご自宅を建てられたときの監督さんと伺いましたが。この世界に入ったきっかけも教えて下さい。

【荒川】(敬称略)私で4人目ですか。友達の輪にご縁があるようですね。馬場さんには新築でご自宅を建てたときに色々とお世話になりました。私は建築の専門学校を卒業し住宅に携わる会社に入社する予定でしたが、就職氷河期の真只中、大工職人である父親の元で建築を学びながら就職活動をする毎日でした。子供のころから、父親の仕事姿を見てきましたが、一体何を造っているのか、何となく家を造っているのは分かるのですが・・・・。会話をしても何を言っているのか分かりませんでしたが、建築の学校に行った事によって、父親との会話が楽しくなってきました。会話が弾むんです。本当は父親の元で修行し後を継ぐのが親としての生きがいだったのかも知れませんが、父の元で1年間勉強し木造住宅をもっと幅広くより深く学びたいと現場監督という職に就きました。

【本紙】 現場監督という仕事はどのようなものなのですか?

現場監督目指し 友達の輪写真

【荒川】 現場監督というのは住宅の施工管理だけではなく、お客様との打ち合わせやコミュニケーションをとったり、又、地鎮祭から始まり、現場が基礎工事からスタートするところから、完成した住宅のクリーニング、引き渡しまで責任を持って行う職種です。私は木造の住宅にとても興味が強く、この業界を選択した時から、父親の影響なのですが最初から最後まで関われる分野を担当したいと強く思っていました。更地の状態から、家が建ち、引き渡しまでのすべてにおいて管理をしたいと思っていました。その仕事が現場監督です。しかし、仕事はとても幅広く住宅のことをすべて分かっていないとできない仕事です。杉戸や春日部の建築会社で勉強させていただき、三陽ホームに入社して、今現在も現場監督として頑張っています。

【本紙】 監督業は慣れましたか?

注文住宅の良さ

【荒川】 今年の6月で入社二年になりますが、現在までに13棟くらいに関わりました。私の専門分野は、住宅の施工管理です。図面通りに造るのでは物足りないので(笑)、実際の現場で『いかにお客様の要望を形にしていくか』という部分だと思っています。図面上と実際の現場で出来上がっていく立体的な現物ではイメージがやはり異なります。建築途中でお客様の希望も出てくることが多いですね。建物を見ながらいろいろ感じていただいたり、感想を伺ったり「こういう風にしたいな」とか、お客様の要件を聞きながら、現場を進めていくことも私の役目です。私もお客様と建築現場の棟梁との間に立って、注文住宅ならではのお客様の思った通りの建物、心から喜んでいただける建物を造ることにやりがいを感じています。

【本紙】 興味の沸くような住宅を手がけているそうですね。

煉瓦積の家友達の輪写真

【荒川】 今、当社では「煉瓦積の家」を建築しています。ただ薄い煉瓦を貼り付けるのではなく立体的な煉瓦をひとつひとつ、積み上げていくという手法で家を造ります。初めて「煉瓦積の家を建てよう」と話が出た時は、内心不安な事ばかりであまり自信がありませんでした。しかし、住宅の外側の壁が煉瓦で仕上げられる事によって、遮音や断熱という面でとても優れており、一番いいのはメンテナンスがいらないのです。そして、煉瓦は焼き物ですから瓦と同じで年数が経つと、味わいも出てきます。埼玉県では煉瓦積の家はほとんど見かけません。しかし、佐賀県や千葉県に行って見ると、煉瓦積の家が点々と建築されており、観ていてすごくカッコいいんです。4月に1棟目の煉瓦の家が完成し見学会を開く予定です。煉瓦積の家に興味のある方はぜひ観に来て頂きたいなと思います。

【本紙】 煉瓦を積んで造るなんて、三匹の子豚のようですね。趣味などは?

久喜の堤燈祭り

【荒川】 趣味は映画を観ることや花火大会を観る事、夏にお祭りに参加することです。私は春日部の生まれですが、毎年久喜の提燈祭りに参加しています。7月12日と18日が来るのが楽しみです。久喜の提燈祭りに参加するようになって、まだ4年。私は、久喜市の住民ではありませんでした。初めて久喜の提燈祭りを観たときは、来場者の多さと迫力、手に汗を握るような。走る山車を追いかけながら眺めていました。やはりそれだけでは物足りず、たまたま祭りに繋がりのある職人さんがいたので、何度も何度もお願いした結果、祭りに参加することが出来ました。始めは緊張するばかりで"とんぼ"を掴んでいるのが精一杯でしたが、徐々に声を出しながら又、仲間と会話をしながら楽しむことが出来ています。山車の中では"お囃子"と言って子どもたちが太鼓を叩き、笛を吹いています。これから夏に向けて、子どもたちも太鼓や笛の練習をして徐々に祭りの準備が始まります。本当に楽しいですし、面白い祭りなので観た事のない方はぜひ来て感じて頂きたいなと思います。

【本紙】 今年も頑張って下さい。では、お友だちをご紹介下さい。

【荒川】 二代目棟梁の伊藤高広さんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。煉瓦積の家が早く完成するといいですね。楽しみにしています。(荒川さんはお客様との永いお付き合いが出来るような仕事をされていて、メンテナンスなどで家に伺うとお茶やお昼をご馳走してくださったり、家族のように気持ちよく招いてくれるお客様がいらっしゃるそうです。仕事の喜びを感じる時でもあるそうです。)

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