タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪427号(2013年1月20日発行) 
オートフィックス88 木村和弘さんへ

今日は大寒ですが、大寒は暦の上で最も寒いとされていますが、今日の寒さはいかがでしょうか?さて、本日はオズガレージ代表の大関貴史さんからご紹介いただいた木村和弘さんに登場願います。木村さんは五霞町大福田で自動車整備の会社を経営されています。

【本紙】 大関さんから同じような仕事をしている先輩とご紹介されました。

【木村】(敬称略)先輩、後輩の間柄で、小学生くらいからの付き合いになります。

【本紙】 オートフィックス88では車の販売ではなく、修理がメインですか?このお仕事の世界に入ったきっかけはなんですか?

【木村】 いえ、修理もやりますが、販売もやりますよ。どんなジャンルでも行います。田舎ですので、農業をされている方も多いので、トラクターの調子を見ることも多いですね。きっかけは、昔、父が自動車の修理屋さんに勤めていて、それを見ていた影響でしょうか。幼稚園の頃から修理に興味があって、将来の夢なんかにも修理屋さんと書いてました。その気持ちがずっと続いて、なんとなくなってしまった感じでしょうか。ですから、子どもの頃の夢が叶ったとは言えますね。それで、高校を卒業したら専門学校には行かずに、すぐに幸手のほうの修理工場に入りました。当然、知識も技術もありませんので、会社の先輩に一から教えてもらいました。整備士などの資格も勤めながら取得していきました。修理工場には10年ほど勤めていましたが、仕事に自信もついてきたので自分で会社を興してやってみたいなと思いはじめたのです。それで、修理工場を辞めたのですが、独立する前の5年間ほどトラックの運転手をやってた時期があります。

【本紙】 幼稚園の頃から思っていた職業につくなんて凄いですね。開業してどうでしたか?

鳴かず飛ばずの一年目友達の輪写真

【木村】 最初の1年はまったく駄目でしたね。今までは修理に来るのを待ってれば良かったんですけど、独立したら営業もしないといけません。でも、友達が多かったおかげで2年目以降は先輩や同級生、後輩たちが協力してくれました。5年間勤めたトラック運転手時代の友達も仲間内に紹介してくれたり、そこの社長も協力してくれましたので、恵まれていたのかなと思います。おかげさまで2年目から従業員をひとり使えるようになりました。今年で創業して6年目になります。

【本紙】 古い車やアメ車なども置いてありますが?

なんでも直せる

【木村】 ああいう車は修理するために預かっている車です。現在、うちにある一番古い車がスズキのセルボです。30年くらい前の車でしょうか。2サイクル3気筒というリアエンジンの車で、今では部品がないので大変ですね。あちらこちらで聞いてまわってパーツを探すことになります。お客様から、元々エンジンが動いていた車だったそうですが、オーバーヒートしてしまったらしく、ガスケット交換で直りました。エンジンの調子が悪いので預かって修理をしていますが、エンジンがかからないというのであれば、大体は直りますね。水が入ってしまったというのはさすがに無理ですけど。今までに直した車で特に印象深いのは今直しているセルボでしょうか。

【本紙】 今年の目標や夢など伺えますか?

夢は一生懸命に子育て

【木村】 今年の目標は、仕事量を増やして、もうひとりスタッフを増やしたいですね。夢ですか?とりあえずの夢は会社を興すことでしたから、叶ってしまっているのですが。次の夢となると、子育てを一生懸命ということでしょうか。我が家には子どもが5人いまして、上は大学生から、下は幼稚園の年中までです。人数が多いので、楽しいですけど、やっぱり子育ては大変ですね。でも、会社が日曜・祝日が休みですからそういった日は子どもと遊ぶようにしています。どこかに出かけたり、ちょっとした公園に連れて行ったりですね。

【本紙】 少子化の世の中ですが、たくさんのお子様に恵まれて幸せそうですね。趣味はなんですか?

ラジコンからバイクまで友達の輪写真

【木村】 昔からプラモデルやラジコン車を作ることが好きでした。走らせるのが好きというよりも、作るのが好きなので、完成すると満足して飾ってしまいます。ラジコンは自宅の方にも8台くらいあります。子どもには触らせないようにしています。プラモデル感覚でバイクを作ったりもします。今やっているのは、シャリ―ホンダという原付バイクなんですが、エンジンを改造して150CCくらいにしています。自分でバイクを作り出したのはこれが最初で、オズガレージさんから少しずつパーツを買い集めて5年くらいかけてコツコツやっています。パーツはほとんど揃ってはいるんですが、忙しくて組み上げる時間がなかなか取れないですね。事務所内に置いてありますが、こういったものも仕事の延長線上みたいなものですね。

【本紙】 今年は景気が良くなるという予測が出ていますけどいかがですか?

【木村】 景気が良くなっていただければ、車も売れるしいいのかなと思いますね。ただ、若い子の車離れを感じますね。教習所に勤めている同級生がいますが、車の免許を取らない子が多いと言ってました。昔はほとんどの若者が免許を取得して車を欲しがったものです。

【本紙】 本当ですね。車を楽しむ若者が増えてくれるといいですね。それでは、お友達をご紹介ください。

【木村】 地元の先輩であり、厚焼き玉子を作っている有限会社玉木の木村健さんをご紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。ますますのご繁栄を祈念いたします。(木村さんは子煩悩で優しい方と印象を受けました。社名も“なんでも直せる”という意味に木村さんと娘さんの誕生日が8月8日で同じなので奥様が「88を付けて」とネーミングしたそうです。チームワークのとれたスタッフと二人三脚で頑張っている工場でした。)