タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪432号(2013年4月7日発行) 
FUTUREFOX代表 槙島 孝夫さんへ

桜の開花が例年より早まり、各地の桜まつりも前倒しで大変だったようですね。権現堂の桜まつりも開催中ですが、本日は公務員ランナーの川内さんも走る「桜マラソン」が開催されます。そして、友達の輪にはNPO法人すぎとSOHOクラブの豊島亮介さんからご紹介いただいた槙島孝夫さんに登場いただきます。

【本紙】 豊島さんから紹介されました。FUTUREFOXはどんな仕事をされているのですか?いつ頃始められたのですか?

【槙島】(敬称略)この個人事業を始めたのは2002年だったと思います。説明が難しいのですが、簡単に一言でいうとデザイン業です。ただ、いわゆるイラストなどのデザインだけではなく、機能するデザイン。具体例を挙げますと、ネットショップや携帯公式サイトなどのインターネット関連サービス、また、家電の操作画面のデザインなどになります。

【本紙】 IT関連のお仕事ですね。パソコンに精通しはじめたのはいつ頃からですか?また、この道に進んだきっかけなどは?

小学3年からパソコンに夢中友達の輪写真

【槙島】 パソコンを最初に買ってもらったのが小学3年くらいのときですね。当時は今みたいにソフトが売ってないので、全部自分で作らないといけないんです。それで本を見たりしながらプログラムを作りました。家業が型枠を製造している会社でしたから、小さいころからものづくりなども好きで、パソコンにも夢中になったのかなと思います。そして、高校2年のときに「NECのパソコンアート大賞」というコンテストに応募し、曲と映像を組み合わせた作品で入賞しました。受賞後にはお仕事までいただけるようになりました。振り返れば、進む道のきっかけになったことでした。

【本紙】 それを仕事にされたのですか?

人材ハンティング

【槙島】 高校生でしたから仕事と言うか作品依頼のような感じです。その後はインターンでIBMに入りました。その途中で外資系の銀行に引き抜かれ、さらに3ヶ月いないうちに、外資の戦略系コンサルティングファームに引き抜かれました。運も時代も良かったのでしょうね。経営コンサルティングの会社では、企業に出向きそこのスタッフと一緒に会社が抱えている問題解決をします。山ほどあるデータを分析しながら、きらりと光るなにかを発見するという仕事でした。そういう会社なので、みんな独立心が強く、会社も半年で顔ぶれが変わっていきました。起業する仲間らに何度か誘われましたが、自分も一国一城の主でやってみたいという気持ちがありましたので、2年半在籍しましたがその後は起業しつつ、他のベンチャーの立ちあげにも参加するような状態でしたね。

【本紙】 IT系の仕事って難しそうですよね?幸手では「豆冨ぷろじぇくと」とに関わってますよね?

豆冨ぷろじぇくとから健康へ

【槙島】 とにかく流れが速いんですよね。だから、ちょっとぼけっとしてるとすぐに時代遅れになってしまいます。アンテナは常に張り巡らせています。また、意味がないものを作ってもしょうがないんですよね。だから、本当にとんがったものではなくて、人に役立つ、人に必要とされるものはどういうものなのかな?ということを常に考えています。FUTUREFOXでの仕事は都内でやっていたのですが、7年前に幸手に戻ってきました。それで、まちづくりをしようとしている幸手の団体に豆腐屋さんがおりまして、3年くらい前「じゃあ、豆腐でゆるキャラ作ってみる?」という話が持ち上がったのがきっかけです。埼玉県のパパ・ママ応援ショップと絡めて、豆腐屋さんに親子連れの若いお母さんに来てもらおうという形でキャラクターを作って、集客目的の企画だったのですが、今では「健康食としての豆腐」という形で健康プロジェクトと呼んでも差し支えないくらいの感じで拡大していて、色んなお店とか団体さんに参加してもらえるようになっています。演歌歌手の中川京美さんにも協力いただき「とうふ音頭」という歌も作り、市の介護福祉課と専門の先生と共同で体操も作りました。あとは、「お豆腐料理」を出してくれるカフェや飲食店などに協力してもらっています。また、メンバーの中に管理栄養士の方が3名いらっしゃって、食育にも取り組んでいただいています。ですから、食育から介護予防まで1本線で繋がりつつあるかな、と思っています。

【本紙】 これから先の温めている企画はあるのですか?また、夢などは?

人の役に立つもの友達の輪写真

【槙島】 とりあえずは豆冨ぷろじぇくとを大きくしていきたいですね。今は紙芝居や絵本を作り始めていますので、それにストーリーをつけてもっと認知度を上げていきたいと思います。また、中3丁目で毎月第三日曜日に朝市を開催しているのですが、今年9月で10周年を迎えます。今までは主催者側が主体となってちらしを打ったりしていましたが、今度は出店者と一緒に10周年を作っていこうと考えています。夢と言うか、こういう仕事なので、人に役立つものを作っていきたいですね。いま関わっている仕事だと、被災地に対してのインフォメーションです。とにかく情報が必要だと思うのですが、お爺ちゃん、お婆ちゃんにインターネットを使って情報を見て下さい、というのも難しいところがあるんです。ですから、テレビや紙媒体なども活用してインフォメーション出来ればと考えています。

【本紙】 なるほど。最後に槙島さんのものづくりの原点となった、家業の槙島型枠についてお話しいただけますか?(お父さんがいらしたのでお父さんの話)

【槙島(父)】 槙島型枠は創業して46年になります。型枠はコンクリートなどを流し込んで成型する枠になります。創業時はお風呂の型枠を作っていましたが、現在はエクステリアが中心です。ポストや照明、表札が付く門柱やプランターなどの型枠ですね。型枠と言っても、単にコンクリートを詰めればいいのではなく、固まったら型を外して、抜いてからまたコンクリート詰めをするという作業を何十回と繰り返すものですので、作業プロセスを考えて型枠を設計します。息子が跡を継ぐかはわかりませんが今は夫婦でやっております。

【本紙】 ありがとうございました。では、お友達をご紹介ください。

【槙島】 アクティブテニスの代表である杉山裕通さんご夫妻をご紹介します。

【本紙】 幸手のまちおこしなどにご活躍されますよう期待します。(槙島さんは新しい感性の持ち主で、絵も描いたり楽器を楽しんだり、人の為に楽しいまちづくりのヒントを持っているアーティストでした。)