タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪434号(2013年5月12日発行) 
NPO法人 クラブ幸手事務局長 栗田 勇夫さんへ

GWも過ぎて行楽の疲れからほっと一息されているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。アウトドアでは新緑もまぶしく体を動かしたくなる季節がやってきました。さて、本日の友達の輪にはアクティブテニス幸手の杉山さんご夫妻からご紹介いただいた栗田勇夫さんに登場いただきます。

【本紙】 杉山さんご夫妻より紹介いただきました。NPO法人クラブ幸手は主にどんなことしているのですか?

総合型地域コミュニティークラブ

【栗田】(敬称略)元々は文部科学省が「総合型地域スポーツクラブを作りましょう」という動きで出てきたものです。簡単に言うと、「自分たちの健康や楽しみは自分たちの力でやりましょう」ということなんです。具体的に言うと、幸手市でもスポーツ教室や健康教室というものは今迄行政が税金でやっていたわけです。行政マンが全て段取りをしてインストールまで、あるいはインストラクターの招集までやる、そうすると税金でそういう人たちにお金を払うわけです。住民サービスなので、参加費はほとんどゼロです。それを住民サービスだと行政も捉えていたし、市民の方もそう捉えていました。しかし、財政難となりこれからは、高齢化社会により生産世代よりも、非生産世代のほうが多くなってきます。すると、今までのやり方ができなくなってしまいます。そこで、「自分たちの仲間作りなり、健康作りは自分たちでやりましょう」という指針を国がだしたわけです<新しい公共>という概念で。そういう考えに基づいて、私ども幸手は昔の体育指導委員の方たちが頑張ってやろうじゃないかとなったのが平成14年頃です。私は当時香日向で体育指導員をやっており、体協長倉支部にお世話になっていましたが、体協香日向支部を立ち上げた時に、その奮闘記を体育指導委員連絡協議会の全国機関紙に平成8年、寄稿依頼がありました。それが神戸大学教授の講評で「総合型地域スポーツクラブの原点ですね」という言葉をいただきました。当時は、総合型とはなんだか分からなかったのですが、しばらくして文部科学省から役所を通じて、「総合型地域スポーツクラブの講習会があるからどうだ?」という話が来たのです。

【本紙】 なるほど、国の健康づくり政策だったんですね。

文科省の講習会友達の輪写真

【栗田】 代々木にある旧オリンピック村に全国から400人くらいが集まり、前半が夏の頃、4日間講習会が行われ後半が2月頃でしたが同じように4日間の講習会でした。そこで、総合型の勉強をさせていただき、自分たちの楽しみや健康作りは行政に頼りきりではなく、地域力を生かして自分たちの力でやるべきだ、という確信を得ることができました。その確信を胸に幸手市の体育指導委員仲間と何回も話し合い、行政指導の下、先ず体育指導委員のみでやってみようと決めました。30人くらいいましたが、誰一人反対はありませんでした。設立の総会をするまでに2年間の準備期間がありました。文部科学省からは設立支援金が出たり、NPO法人会計ソフトなど送られてくるわけですが、運営には体育指導員それぞれが1万円の年会費を払ってのボランティアで、協力しあって動き始めました。中にはなんでこんなことをやらないといけないんだ、という意見も当然ありました。しかし、みんなで協力し合って進んでいます。

【本紙】 自立への転換は大変だったでしょうね。

自立への啓蒙・啓発

【栗田】 今までの参加費無料から有料になってくるわけですから、啓蒙、啓発から始めないといけないわけです。行政はスポーツ教室や健康教室は主催せずに、私たちのクラブ幸手が委託されるのです。多種目で多世代を集めて、会議をもって運営をするというコンセプトもあり、参加される方たちから参加費を頂き、名札をつけ、仲間作り、健康作りなど、理解していただき事業展開をしてきました。基本的に10回をひと区切りとして開催します。スポーツに限らず、文化的事業も実施しています。昨年度の参加者延べ人数は5千人を超えています。幸手市体育協会や各体協支部にも協力を頂き色々な事業をやっていただいてます。また、てくてくウォーキング教室が終了後、解散するのがもったいないと、卒業生のOB会的な「幸手健康ウォーキングクラブ」という「クラブ幸手内のクラブ」も作られています。変わったところでは「野菜を作ろう会」という会があります。幸手には高齢等で耕作地を持て余している休耕地が結構あるんです。持ち主から「田畑を貸すから使ってくれ」と声をかけられ権現堂川小学校裏に千平米借りて野菜づくりを始めたのですが、今では三千平米になりました。お米も作りもち米に換えて餅つき大会もやっています。クラブ内クラブが15位あります。

【本紙】 ドイツにも視察に行かれたそうですね。

日本体育協会によるドイツ視察

友達の輪写真

【栗田】 総合型地域スポーツクラブの視察で去年行ってきました。ドイツはそういった動きを先駆的にやっているところなんです。簡単に申し上げると、ドイツには小学校、中学校というシステムがなくて授業も午前中で終わります。そして、「学校には体育の授業がなく、クラブで教えなさい」ということになっています。そういうシステムが出来上がっていまして、地域の人たちが午後ボランティアで子供たちにスポーツを教えています。例えば、サッカーで言いますと、地域に根付いたチームでもありますから、応援の仕方も相応の熱が入ります。企業のチームではなく、「俺が地元のチームなんだ」ということです。そういった動きが総合型なんです。

【本紙】 これからの夢などはありますか?

【栗田】 現在、自宅兼職場がクラブ幸手の事務局でもあります。私どもは溜まり場となるクラブハウスを持ちたいと思っています。一汗かいて、そこでビールやお茶を飲みながら談笑するようなところです。そしてそこを事務局にしたいのですがお金がまだ足りないんです。そこで、昨年NPO法人を取得して少しずつ組織作りをやっていっています。また、ウォーキング教室の今年のコースは我が町幸手の再発見ということで故郷の歴史探訪コースなど用意しています。地元に愛着をもっていただける事業にもなればと思います。

【本紙】 そうですね。では、お友達をご紹介ください。

【栗田】 市内の老舗店で永年にわたりお勤めされた青木福次郎さんご夫妻をご紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。クラブハウスが出来るといいですね。ご活躍をお祈りします。(栗田さんの本業は建築設計事務所です。新宿と日本橋に営業所があるそうですが、現在ソーシャルネットワークを駆使して運営しているそうで、本社は幸手市に置き地域の健康づくりにも積極的に係わっていただける頼もしい方でした。一級建築士事務所[株]造建設計代表取締役TEL0480-42-2274)