タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪446号(2013年11月3日発行) 
幸手ひがし幼稚園 中村 豊 さんへ

台風が多く被害も甚大だった10月もおわり、市民まつりや収穫祭などが開催される11月に入りました。紅葉を求めて観光地は賑わっておりますが、今日は3連休の中日、お出かけになる方も多いことでしょう。さて、本日の友達の輪には若返り専門店「てらこや」 の山田聡朗さんから同級生としてご紹介いただいた中村 豊さんに登場いただきます。中村さんは幸手ひがし幼稚園でお兄ちゃん先生と呼ばれている人気者です。 

【本紙】 こんにちは。幼稚園ではなにをなさっているんですか?

【中村】(敬称略) メインは子どもたちのバス送迎です。あとは手紙を作ったり、畑の管理や、草取り、駐車場の整備などの雑務一般です。畑では毎年5月頃に年長さんが植えたサツマイモを先月の17日に、子どもたちでいもほりしました。土の中からいもを掘り出して目を輝かせていましたよ。サツマイモは手がかからないので大変ではありませんが、普段の水やりや管理を私がしていますので責任重大です(笑)他には父が趣味でスイカなども作っていて、そのスイカで夏にスイカ割りをやったりもします。

【本紙】 少年野球のコーチもされているようですね。

少年野球も少子化の波友達の輪写真

【中村】 高野台エリアを中心とした「杉戸西ドラゴンズ」という軟式少年野球のコーチをしています。杉戸リーグに所属し、杉戸の「読売巨人軍さわやか野球教室」にも参加させていただきました。杉戸リーグは現在6チームで少子化に伴い少年野球人口も減っています。うちはまだいるほうだと思いますが、他のチームだと9人そろってギリギリというところもあります。以前は小学校自体が学年3、4クラスありましたが、今では1、2クラスに減っています。スポーツをやる子が減ってしまったように思えます。それと、保護者の負担というのも要因だと思われます。私は野球が大好きなので、特に問題はないのですが、少年野球のために毎週土日が埋まってしまい、遠征など車当番などもありますから、そういったことを気軽に出来る雰囲気作りっていうのも大事だと思います。でも、なかなか難しいですね。うちでは、飲み会を通じて話をして、お互いに打ち解けるようにしています。見ず知らずの人とどうやってコミュニケーションを取るかというのも大事だと思います。面白いことに飲み会でもずっと野球の話で盛り上がっています。

【本紙】 子どもたちの成長ってどんなところに感じますか?

繰り返しで学ぶ

【中村】 成長というか、練習など毎日同じことの繰り返しじゃないですか。同じことを繰り返し伝えることで、体がそれを覚えて、いままで出来なかったことが出来るようになる、けれど、練習を怠ってしまうとまた元に戻ってしまいます。教える方も教わる方も根気が必要だと思います。やる気を下げないように気をつけながら指導するように心がけています。ボールはどこに飛んでくるのか分からないので、それに対して準備、確認を怠ると、自分がいいプレイが出来なかったりして、エラーをしてしまったり、点を取られたり、負けたりしてしまうと結構引きずってしまう部分があるんですね。子どものプレイを見ていて、同じような失敗をした場合にどのように声をかけてあげればいいのか、というのが自分の経験から分かるので、そういった自分の成長してきた部分や経験を子どもたちにバトン出来ればと思います。また、準備、確認は野球だけではなく、社会生活においても大事だと思っています。

【本紙】 いつから野球をやっていたのですか?忘れられない思い出とかありますか?

リハビリに数年友達の輪写真

【中村】 小学4年生からやっています。小中学校時代の野球メンバーと幸手に「グース」というチームを作って定期的に練習もして幸手野球連盟の大会に出ています。連盟には強さによってリーグがAからFまであり、「グース」は今年Aに所属しています。大会は春と秋にあり、春は総当り戦で最下位になってしまうと、リーグ落ちしてしまいます。うちの場合ですと、AからBになってしまいます。秋はリーグ戦で今年は初戦負けでしたが、過去に2度優勝したこともあります。小学生時代から一緒だったメンバーがほとんどで、普段も一緒になって遊んでいることが多いです。忘れられない思い出は、35歳のとき試合中に盗塁をしようとして挟まれてしまい逃げるときにスパイクを噛んだまま回転してしまい膝の靭帯切断と複雑骨折という大怪我をしてしまいました。2ヶ月くらい入院して、医者にはもう野球は無理だと言われました。思うように力が入らなくて、踏ん張ることも出来なかったので、投げたり打ったりが出来なかったんですね。そこで松葉杖が取れて、医者から許可が下りたときに1日に10キロ、20キロ走ることから始めました。それ以外ではウエイトトレーニングもしましたね。自分が満足できるレベルまで回復するには、数年かかりましたが、野球をまた選手としてやりたいという気持ちがあったので大変なリハビリでしたが頑張れました。周りに野球をやっている仲間もいますから、彼らがそう思わせてくれた部分もあります。また、寝る前には妻がストレッチに付き合ってくれたり、家族みんな野球が好きですからよく協力してくれました。すべてに感謝しています。

【本紙】 ご趣味は野球だけですか?

【中村】 野球一筋ですね。自転車もありましたがいまはあまり乗ってないですね。昔はここからディズニーランドまでよくひとりで走っていました。江戸川CRをずっと真っ直ぐいきますと、ディズニーランドまで行けるので、そこを1周してまた帰ってきていました。片道だいたい4時間くらいです。これはリハビリも兼ねていましたから野球の為ですね(笑)

【本紙】 全部野球に繋がりましたね。では、お友達をご紹介下さい。

【中村】 カバンのデザイナーをやっている、吉田教順さんをご紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。怪我をしないよう野球を楽しんで下さいね。(中村さんは死ぬまで野球をしたいとおっしゃる程の野球好きで、自らが少年の時にガチャガチャで出てきたロッテのバッジがきっかけでロッテファンになったそうです。そして、中学から野球の楽しさを知り、今では子どもたちに野球の楽しさを体で感じさせながら、怪我をさせないために基礎の大切さを繰り返し教えているそうです。奥様と息子たちが巨人ファンだそうで、巨人対ロッテになると一家で盛り上がるそうです。家族で共通の楽しみがあるっていいですね。)