友達の輪448号(2013年12月8日発行)
ヘアーサロン 美輝 miki スタイリスト 川島 慶子さん
12月に入り忙しい日々を過ごされている方も多いことと思います。タウンプレスよみうりも年内残すところ次号となりました。さて、本日の友達の輪には総合ケースメーカー タカベ㈱の吉田教順さんからご紹介いただいた川島慶子さんに登場いただきます。川島さんはヘアーサロンのオーナー兼スタイリストをされています。
【本紙】 吉田さんから紹介いただきました。吉田さんがこちらの美容室を利用されているそうですが、こちらはいつからオープンされているのでしょうか?
【川島】(敬称略) 以前は杉戸の美容室で働いてました。吉田さんもそうですが、いまここに来てくださっているお客様もその頃の方たちが多いですね。オープンは去年の8月8日です。杉戸ではお友達とふたりで美容室をやっていたのですが、体調を崩してしまい美容室を閉めていたのです。その間は体調をみながら、ヘアメイクや着付けの仕事などで極力手を休めないようにしていました。そんな風に自分の体の調子を見ながら仕事を続けていましたら、人生の先輩であり大変親しくさせていただいているご夫妻から「自分で美容室を開けば体調管理をしながら仕事が出来るのでは」とアドバイスされたのです。ご夫妻からも後押ししてくれ、店舗も紹介していただいたのですが、そこは大きすぎたんですね。それでインターネットで調べてみたら、タイミングよく現在の店舗が出てきたのです。元々美容室をされていたようで、鏡もついていましたし、シャンプー台もついていましたので居抜きで借りることが出来たのです。後は、自分好みの観葉植物や小物類などでお店の体裁を整え開店しました。ネーミングの「美輝」は、お客様にいつまでも美しく輝いていてほしいという願いと娘と息子の名前から一文字づつ取りました。
【本紙】 美容の世界に入ったのはいつ頃ですか?
20代後半に独立
【川島】 高校卒業後ですね。本当は調理師学校に行きたかったのですが、実家が呉服屋だったということもあり父から「行くのなら美容学校に行け」と。それで、18歳で美容学校に入りました。昔はインターンというのがあり、柏にある当時有名だった先生のところに行きました。新人でしたので、朝は早く出勤して練習をしました。夜は遅くて10時や11時でした。帰りは駅のホームの階段が下りられないくらいに疲れていました。休日は今みたいに週休2日ではなく、週1回でした。なんでこんな仕事を選んでしまったんだろうと何度も思いました。父を恨んだこともあります。そこから色んなお店を渡り歩き、20代後半で自分のお店を出したのです。お金は父が銀行から借りてきて、その返済は私でしたが無事に返済できました。石の上にも3年といいますけど、頑張れば出来るものですね。それもやっぱり来店してくださったお客様あってのものです。常に応援してくれた父にも感謝しました。ですが、子育てと仕事の両立は難しく、二人目の子育てを期に起動にのった店を閉めざるおえませんでした。子育てが一段落してから、再び勉強のため色んな美容室を回りました。
【本紙】 そして、再び独立されたわけですね。
おかげさまの精神
【川島】 そうですね。1年やってきて、色んな良いお客さまと出会えました。予約の電話が入ると、そのお客さまが来てくれるのが本当に楽しみなんです。勤めているときは誰を担当するか分からないじゃないですか。もちろん、みんな良いお客さまなんですが、ほとんどが初対面なので緊張もあります。今ももちろんある程度の緊張感は持って仕事はしていますよ。昔は常にそういう状況で働いていたのですが、今はほとんどの方が常連の方ばかりなので、私としても迎え入れる楽しみがあります。仕事を通じて人生も楽しくなってきました。お客さまのおかげでこのお店が成り立っているとつくづく実感させていただいています。だからこそ、おかげさまでという精神を大切にしたいですね。「苦難というものは人を最も輝かせる応援団でもある」とありますが、その通りだなと思います。また、人との出会いも大切ですね。自分の力及ばずたった1回だけの出会いしかなかったお客様もいますけど、それでもお客様に巡りあえたことに日々感謝しています。紹介もなにもなく、初めて来た方はすごく不安そうな顔をされています。今まで行っていた美容室に満足できなくて来られたるお客様もいらっしゃるでしょうし、お客さまが大勢居すぎて嫌だったり、お店前のガラス張りが嫌だとか色々な理由があると思います。年配の方ですと、若い店員さんが苦手だったりもする方もいらっしゃいます。そこで、ひとりでやっているというのを聞いて、来店してくださる方もいらっしゃいます。最初から最後まで私が全てお世話するというのもいい、という方もいます。好き好きなんですよね。若い人が一杯いるところがいいという人もいますしね。そんなお客さまが満面の笑みで帰っていかれるときの嬉しさは他に変えがたいものがあります。今日のこの日があるのも、人生の先輩である前田さんご夫妻のおかげです。後押しをしてくれなかったら今はありませんから。
【本紙】 それではお友達をご紹介ください。
【川島】 前田さんご夫妻の息子の前田直久さんをご紹介します。後継者として頑張っている好青年です。
【本紙】 ありがとうございました。ますますのご繁栄を祈念いたします。
(川島さんはヘアメイクと着付けの仕事もやっているそうです。成人式や七五三、きもののショーなど、着付けで遠方まで出向くこともあるそうです。花嫁着付師範、着付講師、美容技能評価検定資格もお持ちだそうです。)ヘアーサロン 美輝 miki 幸手市東1-16-16井上店舗1F 予約制 TEL0480(48)6813 火曜定休(月火・火水と週によって連休有り)