タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪455号(2014年3月23日発行) 
(公社)春日部法人会 幸手支部長 大隈 春雄さんへ

桜の開花が各地で始まりました。権現堂は例年都心より一週間程遅れますが、春はそこまでやってきています。さて、本日の友達の輪には幸手ゴルフセンターの吉田光宏さんからご紹介いただいた大隈春雄さんに登場いただきます。大隈さんは春日部法人会幸手支部長を務められ、以前は大和信販株式会社を経営されていました。

【本紙】 はじめまして。大隈さんは九州のご出身と伺いましたが?

【大隈】(敬称略) 私は熊本市の出身です。お国自慢ではありませんが、熊本市は肥後54万石の城下町で熊本城があり、市電が通る森の都でとても良い処です。現在、74万人の政令指定都市で、阿蘇山や天草は人気のある観光スポットです。私は熊本高校より早稲田を出て、父の会社を手伝っておりましたが、意見が合わず上京し、しばらくして幸手に落ち着きました。熊本高校の同級生には帝国ホテル社長の吉村勲人君やりそなホールディングス会長の細谷英二君がおります。また、後輩の武田真一君がNHKの7時のニュースで頑張っております。医学部進学率はトップクラスで1割程が医者になり、先輩には内藤寿七郎氏や東大学長の平野龍一氏を初め、都知事選で頑張った宇都宮健児君も2年後輩で、先輩、同輩、後輩には色々な分野で活躍している方々が多く、とても刺激になります。私は昭和51年の3月の初めに緑台へ転居して参りました。31歳の時です。もう幸手に住んで38年になりますが、第二の故郷となる幸手が一番長く住んでおります。34歳の時、大和信販株式会社を設立し、間もなく法人会に入会し、金子ダンボールの金子勝衛支部長、前田製粉の前田新次支部長、そして高浜商事の高浜彰男支部長の後を引き継ぎ、平成23年より公益社団法人春日部法人会副会長と幸手支部長をやっております。

【本紙】 九州ってすごい人が多いですね。金融業を始められたのは?

父の事業の一つ

友達の輪写真

【大隈】 そうですね。都知事の舛添さんは北九州出身で、上田清埼玉県知事も九州出身ですね。大和信販はもう解散してしまいましたけど、以前は東京の神楽坂に営業所を開設して毎日通勤しておりました。60歳で営業所を閉鎖してから幸手で仕事をしていましたが、会社としてはのべ30年間やっていました。金融業を始めましたのは、昔、父の多角経営の一つに証券を担保として預かって、お金を融資しているのを見ていて、そういうビジネスもあるのだなと思って真似してみたわけですが、こっちは担保もなにもなく人間関係だけの世界でした。金融のノウハウもなかったですから、ずいぶん失敗もしました。基本的にこのビジネスはお金を貸して喜ばれるのが一番嬉しいです。そして返してもらって、「助かりました」と言われるのも同じです。一時、ヤミ金融が社会問題となりました。おかげで金融業全体が悪人扱いをされてしまいました。あの時は政府が金融業を潰すつもりはなく、ヤミ金だけをやっつけようと思ったのでしょうが、結果的に全体にマイナスイメージがついてしまいました。一般的に良心的な業者は年利が36%、月3分で、10万円貸したら月3.000円くらい貰わないと採算が合わないのです。それは不良債権が多く、リスク料が含まれます。ですから、お客さんには喜ばれました。また、スポンサーには年利18%で運用しますのでこちらも喜んでもらえました。昔は景気が良かったから、給料もすぐに上がるし、仕事もたくさんありましたから、お金を貸してもだいたい順調に回っていました。でも、景気が悪くなると、ぱたっと止まってしまうのです。景気が悪くなって大変な目にあったときもありました。

【本紙】 信用だけの取引ですから大変でしょうね。今日初めてお目にかかったのですが、お洒落に若々しく人生を楽しんでいる方との印象を受けましたが、ご趣味などは?

お洒落と哲学

【大隈】 私はどっちかというと、着るものと趣味関係のものにはお金を惜しまないほうですね。熊本にいるときに、格好いいヴァンヂャケットのコートがあって、それがどうしても欲しくて親に頼んで買ってもらって、それを高校に着て行ったりしました。東京に来たときも、「男子専科」という本があって、それを見ていたら、パリー商会というのがあってボタンが見えない服で格好いいのがあって、そこに行って同じのを作ってくれ、と頼みに行ったこともありました。これは大学の頃です。まあ、学生の分際で生意気でした。金融業を初めて景気がいいときなんかは、毎シーズン銀座の英国屋でスーツを作っていました。趣味はお酒や温泉旅行ですね。哲学で瞑想するのも好きです。2ヶ月に1回ほど、2泊3日で温泉場に投宿し、散歩しながら論文を書いたりします。瞑想をするのはひとりが一番いいですね。最初にやったのは人生哲学で、いかに悔いのない人生を送るか、というのを色々と考えました。死ぬまで生きていかないといけないわけですけど、せっかくこの世に生を受けたのだから、なるたけ人生を楽しんでいこうと。日常の雑事に追われたり、好きとか嫌いとかありますけど、所詮死んでいくのになにを小さな事でくよくよとしているんだと思います。右脳は小さいですけど、ここは無限大の思考空間で宇宙の何乗もの考えができるので、そういったことがとても楽しいですね。

【本紙】 若々しさの秘訣ってありますか?また、法人会支部長としての希望などありますか。

健康が一番友達の輪写真

【大隈】 悔いのない人生を送るためには健康でなければいけません。女房に言わせると飲み過ぎらしいんですが、今年100歳になる私の母が栄養剤が好きなんですよ。その栄養剤の癖がついているみたいで、基本的にビタミンEとC。それ以外にチョコラBBなどを飲んだりしています。自分がいいと思ったものを研究して飲むようにしています。色々と本を読んでいて、ビタミンEとCを飲めばがん細胞を抑えるというのを知っていますので、必ずEとCは飲むようにしていますね。本当はのんびりとしたいのですが、法人会などで役職をやっていると、元気でないとやってられないんですよ。希望というより期待ですが、緑台に転居して来て38年経ちますと、以前とは大分様変わりしました。以前は若い人がいっぱいで子供も多く、お祭りでは神輿も担いでおりましたが、現在は年配者が多く活気がありません。緑台商店街も以前は店も多く活気がありました。幸手市も徐々に人口が減少しておりますが、来年圏央道が開通すると、車で旅行するにはとても便利になりますし、工業団地に工場が誘致されれば、人口も増え、幸手も元気になると大いに期待しております。

【本紙】 楽しみですね。では、お友達をご紹介ください。

【大隈】 (公社)春日部法人会幸手支部で青年部長を務めている宮田充さんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。益々のご活躍を祈念します。(大隈さんは昨年が古稀でこれからは温泉や旅行に行ってのんびりしたいと思っております。奥様は我が家が好きなタイプだそうですが、時々は夫婦で旅行に行きたいとお話下さいました。とてもおしゃれでダンディな紳士でした。)