タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪473号(2014年12月21日発行) 
幸手ロータリークラブ会長 伊藤 敦彦さん(株式会社 ライン 代表取締役)

本年もあと10日となりました。年末年始の準備にお忙しいことと思います。さて、一年楽しんでいただいた友達の輪も本年最後の方になります。トリをとっていただく方は大塚辰男さんにご紹介いただいた幸手ロータリークラブ会長の伊藤敦彦さんです。伊藤さんは株式会社ラインの代表取締役です。

【本紙】 今年最後の友達の輪です。よろしくお願いします。お仕事についてお話を伺いたいのですが?

【伊藤】(敬称略) 社歴が今年で48期を通過し、再来年2月14日のバレンタインデーに設立50周年を迎えます。幸手ロータリークラブも同じタイミングで50周年を迎えます。当社の創業者は祖父で、一緒にやっていた父が後に法人化し49期目になりますが、創業から数えますともう55年を超えていると思います。当社の始まりは祖父の兄が浅草で伊藤シート産業を開業したことに始まります。集会用のテントがスタートだったようです。当時は国技館も近く、相撲巡業には親方衆と一緒にテント設備を持って同行もしたそうです。もう50年以上も前の話になりますね。戦後、復興と共に相撲が当時の人たちの娯楽になってきた頃で、私が生まれて大鵬関に抱っこされたという話を父が相撲部屋のほうでよく話していたそうです。その後、祖父と父は伊藤シート産業から独立して駒込の方で開業したのです。

【本紙】 どのようなシートを扱っているんですか?全国規模で展開しているんですか?

帆布生地から始まり友達の輪写真

【伊藤】帆布生地が当社の起こりなので、それに関することはなんでも出来るようにしています。帆布を使ったバッグですとか、もちろんヨットの帆などもそうですね。いまはミシンの工場は持っていないのですが、父がやっていた頃は駒込にミシン工場があり、10数名のスタッフでシートを縫っていました。自衛隊で使う車の幌ですとか、野戦で使うようなテントの仕事を請けて縫製していたそうです。そういったものを加工して袋にしたり、ヨットの帆やパラシュートの生地を加工したり、濾過布と言いまして、汚れた水を通して濾過する生地も作っていました。今は建築現場の足場にある落下物を防いだりするメッシュのシートのレンタルやそれらを縫製して販売などもしています。足場のレンタルもやっています。あとはシート倉庫って言うのですが、倉庫として使える大きいテントも扱っています。以前は海外にも販売ルートを持っていました。パナマや香港などです。材料も出していましたし、現地に行くこともありました。材料は全てこちらで作ったものを船便で送るのです。組み立てる人も現地に赴きます。しかし、治安が悪くて大変な事が多かったですね。パナマでの例ですが、ダムの仕事で使うシートを船便で送ったのですが、現地で荷物を下ろす方がそのままどこかに持って行ってしまいました。そして、翌日のバザーという市場にそのシートが売りに出ているのです。びっくりですよね。それでまた発注ということが2回くらいありました。ダム工事の現場では雨対策にシートを使うのですが、かなり大きいものです。いったい誰が買ってどう使うのか見当もつかない事件でした。

【本紙】 現在、幸手ロータリークラブの会長をされていますが、何代目になりますか?また、任期が来年6月末までですが、後半の事業などお話しいただけますか?

交換留学のすすめ友達の輪写真

【伊藤】 48代目になります。今年の幸手ロータリークラブのスローガンは「温故知新」です。再来年が50周年を迎えるので、48年目の今年はあまりお金をかけないものを考えていこうかと思っています。当クラブは、台湾の桃園という都市と姉妹提携してますので、年が明けましたら桃園の子どもたちとの交流ということで、短期の交換留学をすることになっています。日本の子どもたちは今年の夏休みに小学6年生から高校2年生までの9名で桃園に行きました。一人一人が別々の家に一週間ホームステイをしました。ホームステイ期間中は桃園ロータリークラブのメンバーが観光などに連れて行ってくれました。私も一週間ホテル宿泊でしたが、同行させていただきました。日本から短期交換留学した子どもたちからは「とても勉強になった」と言っていただけました。来年台湾が旧正月になる2月7日には一週間の予定で11名が来日します。台湾は雪がありませんので、雪遊びをさせたりディズニーランドが楽しみだそうですので、そこに一泊してディズニーシーにも行く予定です。今から楽しみに準備しています。また、フィリピンへの国際支援事業を本年行ったのですが、その進捗状況を確認しに行く事業があります。ちょうど交換留学と重なってしまい、他のメンバーに行ってもらうことになりました。ロータリークラブに入ってとても良かったなと思っています。違う業種の方と知り合うことが出来て、さらには新しい人脈が作れたことや、メンバーに可愛がっていただき、仕事にもやる気が出てきて、本当に為になると思います。幸手にはロータリークラブが2クラブありますから興味がある方はご入会下さい。

【本紙】 ご趣味や、ご家族は?

ゴルフ歴35年

【伊藤】 ゴルフですね。お客さんとの接待もありますが、ゴルフは20歳くらいからやっていますので、もう35年くらいになりますね。とはいっても、そんなに上手くはないですけど。ハンデは12~13くらいですね。ここから縮めていくというのが難しいですね。税理士さんから「シングルにならないで」と言われています。家族は一緒に会社を切り盛りしてくれる妻と三人の子ども達がいます。長女は声優をやってます。元々、芸術学部を卒業してディズニーランドなどのデザインをする部署に入りたかったらしいのですが、落ちてしまいコンピューター関係の会社に入り、劇団に通っていたようです。でも、踏ん切りをつけたようで、そこを辞めてアルバイトしながら声優業をやっています。頑張ってほしいですね。

【本紙】 夢を追うのは素晴らしいですね。伊藤さんご自身の夢などは?

【伊藤】 できれば後継者に引継ぎ、夫婦でどこかに長旅に行けるようになれればいいと思います。

【本紙】 ありがとうございました。では、お友達をご紹介ください。

【伊藤】 ゴルフで「仲良し会」というのがあるのですが、そこでお世話になっている青木ビニールの青木弘さんをご紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。ますますのご繁栄を祈念いたします。(伊藤さんは昔バンドでベースを弾き、アリスなどをコピーしていたそうです。親父バンドとして続けている人もいるそうですが、しばらく弾いてないので指がついていかないと笑ってました。それでも、ブルーノートにジャズを聴きに行ったり大好きな音楽は趣味の一つだそうです。娘さんの声優業にも繋がるものを感じました。)