タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪493号(2015年10月18日発行) 
MASAバレエスタジオ 代表 百瀬 雅浩さん メイン講師 華絵さんへ

秋晴れの日には体を動かしたくなる気分ですね。まさにスポーツの秋。さて、本日の友達の輪は小森谷歯科医院の小森谷忠明さんからご紹介いただいた百瀬雅浩さん、華絵(はなえ)さんご夫妻に登場いただきます。百瀬さんご夫妻はMASAバレエスタジオを主宰されています。

【本紙】 小森谷さんから、素敵なお話しが聞けるご夫妻とご紹介いただきました。バレエはいつからやっていたのですか?

【百瀬】(敬称略) 10歳からです。蓮田と大宮にスタジオがあるところで始めました。当時バレエ人口は非常に少なく、通っていたスタジオの先生の息子さんもバレエをやっていて、一緒に遊ぶのが楽しくてバレエスタジオに通っていた気がします。でも、それが本格的なバレエを始めたきっかけになりました。私たちのバレエ世代は熊川哲也さんに憧れている人が多いのですが、熊川さんが留学したのはイギリスのロイヤルバレエ学校で、カナダの国立バレエ学校という選択肢もあったそうです。それで、私は熊川哲也さんの逆に行こうということで、高校2年の時にカナダの国立バレエ学校に留学しました。もちろん、試験に合格しないと入学は出来ません。バレエ学校ですので、まずビデオ審査があります ので、バレエを演じている姿を専門家に撮影してもらいました。それに受かるとサマースクールがあって、それに参加してオーディションがあります。雑誌等で紹介されているのでは合格するのは2千人に1人と言われていますが、運よく合格して語学も出来ないまま辞書と身体ひとつでカナダに行きました。そして、卒業後はコロラドバレエ団に入団したのです。

【本紙】 2千倍は凄いですね。奥様も海外で活躍されていたそうですね。

【華絵】(敬称略) 私は主人より5歳年下ですが、長野で育ち3歳からバレエを始めました。両親は公務員でバレエはしませんが、兄も弟も海外でバレエをやっており、兄はモダンバレエをドイツのニュルンベルグ州立バレエ団で、弟はスロベニア国立リュブリャナバレエ団に所属しています。私は北海道で開催されたジャパングランプリというバレエのコンクールで優勝して、それがご縁となって、アメリカのハリッドコンサバトリーというバレエ学校からお話をいただき、高校2年に留学させていただきました。

【本紙】 みなさんグローバルな方たちですね。お二人はバレエで出会ったのですね?

人生のパートナー友達の輪写真

【百瀬】 そうですね。妻がジャパングランプリに出場した時の審査委員長は私の所属するコロラドバレエ団の芸術監督をされていたマーティンさんという方でした。最初、マーティンさんが私のバレエパートナーになる日本人を見つけたと、妻が入団してくる前に紹介されていたのです。パートナーとして踊るのを楽しみにしていたのですが、妻の入団直後にマーティンさんから芸術監督が変わってしまい、結局一緒に踊ったことはほとんどありませんでした。でも、バレエのパートナーとしてコロラドで出会い、今では人生のパートナーにもなったわけですから不思議なものですね。

【華絵】 縁という意味では北海道のジャパングランプリから繋がっていたということになりますね。

【本紙】 日本に戻ろうと思ったきっかけは?

やりたい夢

【百瀬】 海外で知り合った日本の友達は多かったのですが、みんな自分のやりたい道を見つけて日本に戻ったりしていたのです。それで私も年齢的、体力的に踊れるうちに日本に戻って、ゆくゆくは指導者になりたいと思っていましたので、そのための土台を作っていきたいというのがありました。当時28歳だったので、先ほども言った通り年齢的なところもありましたね。妻よりも私の方が先に日本に戻りました。妻はまだまだ若くて、余裕を持って踊れる年齢でしたので、3年くらいアメリカに残っていました。日本に戻ってきてから、バレエをやっている幼馴染に協力してもらい、最初は久喜にある読売新聞さんの2階の貸しスタジオで教室を始めたのです。その後妻も帰国し、1年前に現在の幸手スタジオもオープンし現在は2か所でスタジオをしています。

【本紙】 スタジオを始めて、どんな苦労をされましたか?

【百瀬】 最初の2年くらいは大変で、火の車でしたね。バレエは他の習い事と違って一般的でもありませんでしたから。ゲストダンサーの仕事も並行してやっていましたので、その両立も大変でした。

【華絵】 今は私が教えるのをメインでやって、夫は今でもゲストダンサーとして全国で踊っていますよ。

【本紙】 これからの夢ってありますか?

バレエの普及を

【百瀬】 バレエをもっともっと地域に浸透させていきたいと思います。バレエはまだまだ一般的ではありませんから、もっと身近なものにしていけるように地元のイベントに参加したり、発表会の場をもっと設けてこのエリア一帯にバレエというものを普及させていきたいですね。今年も幸手市の文化祭に参加させてもらう予定です。指導した子どもたちが踊ることになっています。そして、自分たちを越えるような生徒を生み出せたらいいと思いますね。

【華絵】 バレエは生で見ると迫力なども変わってきます。また、バレエが持っているストーリーなども魅せていきたいと思います。機会があれば一度どこでもいいのでバレエの舞台を見てもらいたいと思います。

【本紙】 バレエ教室は何歳から入れるのですか?月謝などは?

友達の輪写真

【華絵】 3歳からになります。もちろん、大人の方が入ってくれるのも歓迎です。60代の方もいらっしゃいます。その場合は大人バレエというところに入ってもらう形になりますけれど、希望があれば上級の子と一緒に練習することもできます。見学も可能ですので、いつでもお問い合わせ下さい。入会金は5千円で、月謝は一番小さい子で5千円+消費税になりますが年齢などで変わってきますのでお問い合せ下さい。週に5日間クラシックバレエのクラス、月に一回モダンバレエのレッスンがあります。ストレッチから始めて、それからバーを使ってのエクササイズ。そしてセンターに出てレッスンですね。1回のレッスンで1時間くらいになりますが、慣れないとかなりハードです。でも、大人バレエのレッスンを受けた方が「次の日に体が軽い」ですとか、朝にレッスンを受けると「その日1日体が軽い」という話は聞きます。また、鏡を見るといつもより体が締まっているという話も聞きます。

【百瀬】 朝は妻が教えているのですが、レッスンを受けに来たときの足音と帰るときの足音が違い軽やかに聞こえます(笑)

【本紙】 バレエは身体にもいいですね。ご趣味はなんですか?

【百瀬】 アメリカにいた頃から車が好きです。それ以外だと日曜大工でしょうか。スタジオを建てた建築家の方が「自分で出来るところは自分でやりましょう」という方ですのでその影響を受けています。

【本紙】 楽しい趣味ですね。では、お友達をご紹介ください。

【百瀬】 白百合幼稚園の園長先生である青鹿義和さんをご紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。地域にバレエ文化を広げて下さい。(百瀬さんご夫妻は透明感あふれるソリストで、個性あふれるスタジオには大きな夢を感じさせていただきました。ここで育つ子どもたちの夢の続きが楽しみです。)