タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪500号(2015年2月7日発行) 
風ある林整骨院 院長 渡邉 一宏さんへ

平成8年1月から始まりました「友達の輪」ですが、今回で記念すべき500人目の方となりました。リレー対談という企画ですが、20年間続けられたことは読者の皆様あってのことと感謝いたします。そして、記念すべき500人目の方は幸手中学校の白田英雄さんからご紹介いただいた渡邉一宏さんです。渡邉さんは整骨院の院長先生です。

【本紙】 「風ある林整骨院」というお名前ですが、名称の由来は?

【渡邉】(敬称略)  益子出身で笹島喜平さんという版画家がいらっしゃるのですが、作品に「風ある林」というタイトルの版画があります。最初に見ると「なにこれ」という感じなのですが、見れば見るほどどんどん良く見えてくるのです。拓刷りといって笹島先生が独自に考えた刷り方で、版木を深く掘るのですが、そこに強く押し込むことによって凹凸がはっきりと出た力強い絵が出来るのだと思います。その版画を見たときにとても気に入り、そのイメージを持った整骨院を作りたいと思い「風ある林整骨院」という名称にしました。私は行田市で独立開院して10年間治療していました。行田では賃貸物件でしたが、いつかは自分の整骨院を持ちたいという思いもあり、地元の幸手に戻ってきて平成16年12月6日に開院しました。

【本紙】 このお仕事を始めるきっかけはなんだったのですか?

就活より日本一周友達の輪写真

【渡邉】  渡邉 私の学生時代はバブル全盛期で企業からの求人情報がうず高く積まれる状況でした。その中で自分にあった職業を選ぶということが出来なかったということや、これだけ求人があればどこでも就職できるだろうという考えもあって就職活動もしないで、学生という時間を使ってバイクで日本一周をやっていました。当時、私は千葉に住んでいましたが、日本一周の最終日に千葉のアパートに帰る道中で信号待ちをしていたのです。日本一周をしていましたから、バイクに荷物も満載で、汚いシャツや真っ黒い顔といった変な風体が目立ったのでしょうね。同じくバイクで通りかかった40代くらいの方から「なにやってるの?ご飯は食べたの?」と声をかけられたのです。それで、「食べていません」と返事しましたら、「じゃあ、おごってあげるよ」と食事に連れて行ってくれました。私の親くらいの年齢差でしたが、この方が接骨院の院長さんで、「ふらふらしているくらいならうちにくればいい。まずは日本一周の写真を持って私の病院も見に来ながら話にきなさい」と誘ってくれました。それで、見に行き話をしたところ「根性もありそうだからおいで」ということになりました。大学では経営学を学んでいましたので、まったく知らない世界でしたけど、そこでの就職を決意しました。入ったときはまったくの無知でしたが、勤めさせていただく中で勉強し資格も取得しました。しかし、やっていくうちに自分の理想とする病院のイメージが生まれ、勤めている接骨院がずれてきたのです。私を拾ってくれた先生は、経営にとても長けている先生で、技術ではなくビジネスと考えていたのでしょう。そこがなんとなく違うなと思うようになって、3年程で飛び出したという感じですね。親代わりみたいなところもありましたから、辞めるときは怒鳴られました。そして、次に勤めた接骨院の先生がとても勉強熱心な方で、私の大師匠になりました。現在も千葉で開業され交流していますが、ここも2年程お世話になり、次のところに勉強に行きました。いろんな接骨院で経験を積むというのは各接骨院でやり方が違いますから、色々な施術の形を学ぶことが出来るので現在につながっていると思います。

【本紙】 治療に時間をかけているそうですね?

患者さんと共に

【渡邉】 当院は特別だと思うのですが、通常なら来院した順に治療をして、電気をかけてといった具合で流れ作業的な部分があるのだと思います。当院は「私が患者だったらどんな治療をしてもらいたいかな」というのを考えるようにしています。「どうしてこのような怪我に繋がったのか」、「どうしてこういう風になってしまったのか」というのを説明して、納得してもらったうえで治療するという形を取っています。根本的な部分が解ったほうが治りも早いのです。また、当院は他のところよりも患者さんとの会話が多い方だと思います。体と心は一緒ですから、体だけ治しても心のほうが駄目だったら本質的な部分では治っていないと思います。治療が上手くいかないときは、患者さんの苦しみなどを聞いたりアドバイスしたり励ますこともあります。心も体も治すというのが当院の方針です。気持ちが駄目になっていると体の方にも現れてくるものですからメンタルもとても大事です。心と体が癒されるということだと思います。癒されて帰っていく人が笑顔になってくれると、自分も満たされる感じがありますね。そういったところの勉強もしてきましたので、いまの治療の方にフィードバックさせています。

【本紙】 治療自体が癒しに近いのですね。時間も相談されるそうですね?

駆け込み整骨院友達の輪写真

【渡邉】 私の信念ですが、患者さんがこちらに全てを任せるのではなく、患者さんも前向きで一緒になってくれないと治りはあまり良くありません。そして、患者さんにとっては最後の駆け込み寺になっていることもあります。「どうしても特定の時間にしか来られない」と相談されたら、出来る範囲でその時間に治療するようにしています。友達の輪にご紹介いただいた白田先生は今まで最も遅い時間に診た方でしたね。(笑)

【本紙】 幸手で12年目ですが今後のことなどありますか?

【渡邉】 幸手に根ざす治療をしたいなと思います。行田に骨を埋めるつもりで、土地を探して建物も選んでいたのですが、地に足がついていない状態だったように思えます。ご縁もなくて幸手に帰ってきたのですが、帰ってきたら全てのことが上手く流れたということもあって「ここに根ざせということなのかな」と思うようになりました。そして、この企画にも縁あって500人目につなげていただきました。周りに家屋もありますので若い人たちの拠点を作りたいなとも考えたりしています。

【本紙】 では、お友達をご紹介ください。

【渡邉】 「劇団ポップコーン」の内海恵美子さんをご紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。患者さんにとって癒しの空間としてご活躍下さい。(渡邉さんはとても穏やかな方で、ご夫婦で整骨院を運営されています。柔道整復師として、骨折、脱臼、捻挫などをはじめ慢性疾患やスポーツ傷害なども得意としているそうです。癒されてみませんか。)