タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪509号(2016年9月4日発行) 
(株)日本ヒューマンサポート代表取締役 久野 義博さんへ

9月に入り暑さも少し和らいだ気がしますが、気のせいでしょうか?さて、本日の「友達の輪」にはピアニストの久野章代さんからご紹介いただきました㈱日本ヒューマンサポートの久野義博さんに登場いただきます。

【本紙】 現在のお仕事を始めたきっかけってなんですか?

創業は学生時代

【久野】(敬称略) 現在の会社は私が学生の頃に作ったもので、創業当時はサプリメントや化粧品を売っていました。それを活かして今現在があるのですが、以前は議員秘書やコンサルティングなどと共に父の仕事も手伝っていました。しかし、父の会社の景気がよくなくて食べられなくなってしまったのです。それで、夜間トラックドライバーでなんとか食いつないぎ、その後、船井総研関連のコンサルティング会社に入社して、そこでコンサルティングの「いろは」を学びました。そのときにサラリーマンとして初めて春日部青年会議所(JC)の理事長をやらせていただきました。そして、JCを休眠してアメリカのニュージャージーに海外留学をして、日本に戻ってきて外資系の会社に入ったりしていました。コンサルティングを色々とやっていく中で、2000年から介護保険法が施行されたときに、従来からあるマンション経営やアパート経営などではなく、新しいカテゴリとして介護施設もあるのではと感じ、クライアント様に介護の提案をさせていただきました。特にお医者さんに提案することが多く、開院から1年くらいお付き合いして、5~6箇所くらい立ち上げました。こんなに上手くできるのであれば、私にも出来ないこともないし、少子高齢化というのはわが国の抱える問題でもありますから、それの一助になるための事業なら生涯ビジネスとしてやりたいと思ったのです。そして、ヒューマンサポート幸手を立ち上げたのが平成19年です。しかし、平成16年頃には地主さんと出会ってましたが、資金もなく、信用もなく、保証人もないということで、許認可を取るための資金調達にすごく時間がかかってしまいました。今でこそグループ全体で850名になりましたが当時は許認可や設計、建築、打ち合わせなど全部ひとりでやっていました。

【本紙】 すごい成長ですね。現在事業所などは?

IPOとM&A友達の輪写真

【久野】 関連の法人も含めて大小ありますが、訪問介護、デイサービス、居宅介護支援事業所など介護保険の指定事業所で44事業所あります。今後は全国各地に勢いのある介護事業者をM&Aで傘下に置いて、それを全国六箇所に拠点を作り、ホールディングス化して将来的にはホールディングスIPO(株式公開)が出来ればと考えています。また、介護事業を通しながらヒューマンサポートをさせていただいているわけですが、ヒューマンサポートの言葉の意味通り、医者ではありませんので、医療ではなくサプリメントを自社生産して、全国に販売したいと考えています。人の免疫を活性化する特殊な菌体にβグルカン1316・202というのがあります。この原料メーカーと出会うことが出来たのです。わが国の四大死亡要因は、癌、 心疾患、 脳血管疾患、 肺炎の四つですが、なぜこの病気になるのかというと、免疫バランスが崩れたときに進行していくものだからです。免疫のバランスが取れている人はどういうことかというと、風邪もひかないし、インフルエンザにもならないし、仮に病気になったとしてもすぐに治ってしまいます。このβグルカンを愛用している方は、ある程度の癌も縮小していくというのが医学会で発見されており、その臨床データを目の当たりにして、この商品を世に広めたいと考えました。メーカーから原料を取り寄せて研究をして、今年の秋には自社製品として販売したいと思っています。急にサプリメントとして販売してもすぐに受け入れられるか分かりませんから、そのフロント商品としてその原料が入った化粧品を販売しようと考えています。化粧品を小売しながら、そこに入っている成分と同じサプリメントという二段階で進める予定です。

【本紙】 どんどん高齢化が進んでいますが?

民間で出来る事

【久野】 我々が介護をやらせていただいている市場が現在どれくらいかというと、10兆円産業と言われています。2025年には20兆円産業になると言われています。この背景には少子高齢化がありまして、全国的な高齢化率の平均値が26%で、いまから10年後には30%を超えてしまいます。これより先に少子高齢化が止まるかというと止まらないのです。まず誰かがそれを支えていかないといけないというのが側面にあります。我々民間で出来ることといえば、人の免疫力を高めることで命をある程度長生きさせることが出来れば、とても素晴らしいことだと私は思います。ただ、これはサプリメントであって薬ではありませんから、これで治りますよという風には扱えません。黒酵母由来のもので、こういった臨床データがあると提示した上で、それと同じ原料を使ったサプリメントですと案内する必要があります。他メーカーも免疫力を高めるという謳い文句のサプリメントを販売していますし、それと同じですから、国民に広く浸透すれば理解していただけると信じています。介護市場で我々が抱えている問題のひとつに、雇用の確保や施設の確保などがあります。企業努力によって幅広く事業を展開しないと収益力を保つことが出来ないことも事実です。そこで、幸手市内にも再来年の春オープンを目指して新施設の許認可をいただきました。

【本紙】 介護などを心配されている方も多いと思いますが、ヒューマンサポート幸手を見ることはできますか?

家族の介護教室友達の輪写真

【久野】 当社の施設の見学はいつでも自由です。ケアマネージャーが館内をご案内します。また、ご入居の相談も承ります。ご入居だけでなく、介護に関するノウハウを地域の方に知ってもらおうと「家族の介護教室」というものを年間通して3回ほど開催しています。私どもは介護サービスを通して事業が成り立っていますから、その恩返しというわけではありませんけど、介護が必要になったときにどうケアすればいいのか?どのような知識が必要か?技術的なものなど、家族で出来ることなどをお教えしています。無料で公民館などで開催しますので毎回50名ほど参加されます。お気軽に来ていただければと思います。また、当社のような施設の場合は救急の場合など、医療機関と提携が必須で、緊急受入先医療機関を2~3機関と提携しないと許可が下りません。幸手ですと堀中病院さんや秋谷病院さん、済生会栗橋病院さんなどと提携しています。さらに、在宅の往診をしていただく先生が必要です。週に2回、月に8回往診に来ていただき、全館を通して健康管理をしています。また万が一、お看取りが必要なときには先生に飛んできていただき、なにかあったときの対応は在宅の先生または搬送先の先生と提携しています。 

【本紙】 安心ですね。それではお友達をご紹介ください。

【久野】 久喜でサンセットシニアーズを経営されています田口渡美子さんを紹介いたします。

【本紙】 ありがとうございました。(久野さんは発想の豊かな方で奥さまは開業医だそうです。忙しい中にも家族が一番と、30年くらいになる趣味の写真撮影も、被写体は主にご家族だそうです。地域の活性化にむけて益々のご発展を祈念いたします。)