タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪519号(2017年2月5日発行) 
幸手市スポーツ少年団野球部会副部会長 玉村 好正さんへ

節分も過ぎ、街には雛飾りが見られるようになりました。寒さもまだまだ厳しいですが、春の訪れが待ち遠しいこの頃です。さて、本日の友達の輪は㈱さしま通商の佐野嘉彰さんにご紹介いただいた玉村好正さんに登場いただきます。玉村さんは幸手市スポーツ少年団野球部会で活躍されています。

【本紙】 こんにちは。佐野さんから審判部では、大変指導をいただいている方と紹介いただきました。 また、読売センター幸手グループの共催で開催している「読売巨人軍さわやか野球教室」では毎年お世話になっております。本年も来月3月12日にひばりが丘球場で開催されます。たくさんの子どもたちに楽しく学んで欲しいですね。玉村さんが少年野球に関わったきっかけは?

【玉村】(敬称略) 私は五霞町に生まれ小さい時はよくみんなで草野球をやっていました。当時はゲーム等ありませんから、近所の子ども達が集まって遊ぶ野球が一番楽しい時代でもありました。ですから、学生時代も野球をやって、会社に入っても野球は続けていました。続けていたと言っても、甲子園を目指そうとか、プロを目指そうとかというレベルではありません。(笑)単に野球が好きでキャッチャーをやったり外野を守ったり、いろいろな守備を楽しんでいましたね。そして、幸手に住まいを持って地域の野球チームに参加して楽しんでいましたが、昭和56年ごろでしたね、長倉ロビンスの指導者から子ども達の野球にも協力してほしいと声をかけられました。特に審判員が少なくて審判を育てなくてはならないタイミングでもありました。

【本紙】 野球でもすべてのスポーツはルールがありますね。その上で審判の役割はとても重要ですね。

ルール変更友達の輪写真

【玉村】 そうですね。楽しい野球も白熱した野球もルールが基本ですね。野球には野球規則があります。プロでもアマチュアでも学生でも同じです。昨年のプロ野球界で話題になったコリジョン(衝突)ルールはご存知ですよね。怪我防止のためのラフプレーの禁止ですが、アマチュアにおいては2013年に適用されております。コリジョンルールは本塁での危険な接触を防ぐためのものです。捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走塁をブロックすることはできません。もし、捕手がボールを持たずに走者の走塁をブロックしたと審判員が判断した場合、審判員はオブストラクションを宣告し、その走者のホームインを認めることになっております。また、捕手がそれた送球を捕ろうとして走者の走塁をふさぐ結果になっても違反とは見なされないことになっており、審判員の裁量が大きくなってきました。スポーツ少年団の県大会においても、捕手のブロックで負傷したケースもあり、厳格に判断するようにしている。審判員は毎年ルール改正や審判講習会への参加が義務づけられております。子ども達の真剣なプレーに水を差すことのないように心掛けています。

【本紙】 審判としての心構えとかありますか?

目を切らない

【玉村】 審判の基本は常にボールから目を離さないということです。ボールは生きていますので目を切ると(目をそらすと)正確なジャッジが出来ないばかりか事故にも繋がります。また、ゲームコントロールも審判の役割のひとつです。ゲームがダラダラしないようにスピードアップも図らなければなりません。そして、少年野球の場合は1時間30分という時間制限のルールもあります。これは90分を超えた場合は次のイニングに入らないルールです。したがって、ピッチングのインターバルも12秒以内というルールもあります。そのための日々の勉強も欠かせませんね。幸手市においては読売さんとの共催で毎年さわやか野球教室を開催していますが、巨人軍OBの選手がひばりが丘球場で子ども達に野球指導をしてくれます。特に勉強になるのが子どもたちに指導している地元の指導者たちです。昨年なら巨人OBの宮本和知(みやもとかずとも)さんが子ども達に指導しているピッチング指導を、少年野球のコーチや監督がプロの指導方法を直接見聞きして勉強出来るのです。子ども達と一緒に、指導者もグランドに出て技術を吸収している姿はとても頼もしいですね。今年、幸手の少年野球から待望のプロ野球選手も誕生します。オリックスでドラフト三位指名の岡崎大輔君です。吉田ジャガーズで小学生から一緒に野球をやってきましたので彼の活躍はとても楽しみですね。みんなで応援して欲しいですね。

【本紙】 野球ファンが増えるといいですね。

一緒に夢を追う

友達の輪写真

【玉村】 幸手市は少子高齢化の典型地ですが、特に少子化はこれからの地域コミュニティを思うと心配ですね。幸手市には現在少年野球チームが9チームが存在しますが、年々少年野球に参加する子どもたちも減っています。スポーツ少年団では、仲間を思う心やチームワークを大切にする事を指導しています。最近の子ども達の欠けていると感じている部分は、集団行動が出来ないことと、友情が生まれにくい事です。外で仲間とみんなで遊んだりスポーツしたりすることで自然と友情が生まれ、集団行動をしている事に気が付きます。少年野球はやらせたいけど保護者としてのお手伝いやボランティアが出来ないからと子どもの夢の扉に躊躇している保護者の方々がいらっしゃったら、どうぞ、気になさらずスポーツ少年団の野球部会にお子さんを参加させて下さい。野球部会では、礼儀と公平性を重んじて子ども達を育てていきますので一緒に夢を広げましょう。

【本紙】 活躍しているスポーツ選手の多くは必ず小さい時からの夢がありましたね。夢を応援して欲しいですね。ところで、野球以外にご趣味などは?

【玉村】 趣味はゴルフと釣りですね。ゴルフはそこそこです。釣りは海釣りが大好きです。船で沖に出てヒラメやイナダなどを釣ります。しかし、ヒラメなどは釣るのが難しく10人で釣りに出かけてわずか1枚という事もざらですね。そして、冬場はヤリイカが狙い目で城ケ島などに釣りに出かけています。

【本紙】 楽しい趣味ですね。では、お友達をご紹介ください。

【玉村】 少年野球で一緒に活動している吉田ジャガーズの代表、鈴木克浩さんをご紹介します。鈴木さんは岡崎大輔君を育てた一人でもあります。

【本紙】 ありがとうございました。2020年の東京オリンピックの野球競技に幸手の子ども達が参加出来たらすごいでしょうね。少年野球を通じて子ども達の健全な育成にご尽力下さい。(玉村さんは埼玉県スポーツ少年団審判部事務局長や東部ブロック審判部顧問などをはじめ要職を兼ねておりお忙しい日々を過ごしています。また、少年野球に参加したい方は幸手市社会教育課の幸手スポーツ少年団:電話0480-43-1111にお問い合わせください)