タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪521号(2017年3月3日発行) 
JA埼玉みずほ・さくらファーム店長 浜田 武彦さん

桜のつぼみもしっかりしてきて、今月中には権現堂の桜も開花する事でしょう。さて、本日の友達の輪は吉田ジャガーズの鈴木克浩さんにご紹介いただいたJA埼玉みずほさくらファーム店長の浜田 武彦さんに登場いただきます。浜田さんは食育ソムリエです。

【本紙】 おめでとうございます。今日さくらファームは開店4周年ですね。

【浜田】(敬称略) ありがとうございます。平成25年3月オープンですから記念すべき日になりました。実は私はさくらファームで働くまで農産物などには縁のない洋服屋さんの店長や、病院の医療事務をしていました。職住接近を目指し近場で良いところがないかと探していたら、計画段階でのJA埼玉みずほの一号店となるさくらファームで社員募集をしていたのです。それで、JA埼玉みずほ応募して採用されここに配属されました。ですから、全くの素人でのスタートで、開店準備からでしたのでなにもかもが初経験で分からないことだらけですごく大変でした。図面の段階から設計の方と打ち合わせして、どこになにを設置するのかとか、パートさんの面接にも立ち会って、他にも色々な仕組みなどを勉強していきました。JA埼玉みずほは幸手・杉戸・旧栗橋・鷲宮・旧庄和町までがエリアになり、当店はその第一号店になりますから色々なノウハウを蓄積している最中とも言えます。

【本紙】 さくらファームのコンセプトは?

農家のお店友達の輪写真

【浜田】  浜田 農家のお店という形です。地元の農家さんの新鮮野菜を前面にアピールして営業しています。また、幸手は米処でもあるので、米にはこだわりを持ってやっています。米農家さんも圧倒的に多いです。皆さんコシヒカリを中心に作られています。幸手について色々と紹介されますが、昔から肥沃な土地で江戸川の砂がこちらにも流れてきて、そのおかげで水はけが良くなって、美味しいお米が作れるのだと思います。献上米として「白目米」というお米があったそうです。幸手でしか扱っていない米も置いてありますが、他に杉戸など近隣の米も置いています。出荷している農家は約200件です。果物から葉物、米など様々な農家さんにご協力をいただいています。今の時期、菜花やほうれん草、小松菜など葉物類が美味しいですね。果物は今はいちごが中心ですが、時期になればぶどうやなしもお店に並びます。

【本紙】 食育ソムリエという肩書きもお持ちですね。また、加工品もいろいろありますね。

農商工連携

【浜田】 食育ソムリエの資格を持っているのは私と副店長です。食を通じての教育が出来ればと思っています。副店長は講演会なども行っています。地産地消の理念が根強いので、例えば、今の時期の旬の食べ物ですとか、この食品の美味しい食べ方や、栄養面などといったところを広めていければと思います。加工品は2種類あります。農商工連携という形で、幸手の商工業者の20数名が加盟して、その方たちがお弁当を作って、お店に出して頂いています。また、お店で加工したものを店頭に並べるというものです。今ですと、外の売場で出来たてのそばや軽食を用意しています。現在は毎日ではなくて土日のみです。軌道に乗ってきたら毎日も考えています。

【本紙】 農家さんが作ったものを毎朝持ってくるのですか?取扱商品はどのくらいあるのですか?

農家さんのやりがい

友達の輪写真

【浜田】  浜田 農家の平均年齢も60歳後半から70歳近くです。そんな方たちが毎朝収穫して持ってきてくれるのはありがたいです。ここに来ているから元気だと言ってくれる方も多くて嬉しいです。商品も価格も自分で決めてパソコンでバーコードを印刷して、それを自分で貼って販売棚に出すのです。違う人同士で同じ品物を持ってきても価格が違うこともあります。バーコードには生産者の名前が入っていますので、消費者によってはこの人の野菜を買いたいというのもあるようです。納品数は制限していませんから、どれくらい持ってくるかは、全て農家さんの裁量です。場合によっては品切れをしたり、売れ残ったりもあります。でも、4年目になっていますので、どれくらい納品すればいいのかは皆さん分かってきていますね。逆に品物が足りなくなったときは、こちらから連絡するということもあります。また、時期によっては収穫できないものもありますから農家さん以外にも市場から仕入れることもあります。最近はテレビの影響が大きいですね。トマトがいいと放送されればすぐに売れますし、他の品物も同様ですね。売れ行きなどを見る情報源としてテレビは欠かせません。また、幸手の場合は桜の観光情報などもテレビや新聞で紹介されたりするとダイレクトに影響が来ます。取扱商品は品種で言うと年間通して200種以上はあります。常時あるものは50種くらいです。

【本紙】 これからの夢ってありますか?PRなどありますか?

【浜田】 ファームの名前の通り農場ですから、体験農場のようなところがあったら面白いな、と思います。他の直売所を見させていただくと、いちご狩りが出来たり、じゃがいも掘り体験が出来たりします。そういった体験を通して、出来上がったものを見るだけではなく、どういう過程でものが作られていくのか、というのを学んでもらいたいと思います。またそういった過程を見て、苦手だった食べ物に少しでも挑戦してみようという心が出来ればとも思います。まだ、野菜を売ることで精一杯なので、それがもっと軌道に乗って安定してくれば、そういう方向にも着手したいとも思います。権現堂に隣接していますので観光のついででもいいので、立ち寄っていただければ思います。新鮮で安全な野菜を集めていますので、ぜひ買っていただきたいです。野菜が中心みたいですが、精肉も扱っています。野菜ほどでもないですが、さくらファームで晩御飯の支度が出来る程度には揃えています。他に調味料などあると便利な物も揃えています。例えば鍋をやりたいというのであれば、鍋汁もありますし、豆腐もありますし、肉もあります。そして、新鮮な野菜もあります。

【本紙】 便利ですね。では、お友達をご紹介ください。

【浜田】 JA埼玉みずほ生産物直売所生産者協議会会長の関進さんをご紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。浜田さんはお休みの日には5歳のお子さんと遊ぶことが楽しみだそうです。今日は開店4周年で、餅つきや、農家さんの手打ち蕎麦販売や、抽選会、野菜詰め放題など記念イベントもいっぱいです。きっと、ご来場者も楽しめるでしょうね。また、4月1日(土)2日(日)には駐車場で幸手物産展も開催するそうです。『農産物直売所「さくらファーム」幸手市内国府間67-1 (北公民館隣り・権現堂堤そば)営業時間9時~5時 水曜定休』