タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪540号(2017年12月24日発行) 
肉酒場 デラクラレンテ(株)NPNG 代表取締役 紺野 貴之さんへ

今日はクリスマスイブ。友達の輪も今年最後の方となりました。そんなトリを務めていただく方は、居酒屋を経営されている狐﨑宇史(キツネザキタカシ)さんからご紹介いただいた紺野貴之さんに登場いただきます。紺野さんは久喜駅西口で洋風居酒屋を経営されています。

【本紙】 こんにちは。忘年会シーズンでお忙しい中、よろしくお願いいたします。素敵なお店ですね。元々このような仕事をやっていたのですか?オープンはいつになりますか?

【紺野】(敬称略) オープンは平成28年の2月12日ですね。元々は美容師をやっていましたので、このような職業はまったく経験がありませんでした。実は母が美容師で兄も弟も美容師という美容師一家です。母の影響を子ども達みんなが受けていたのでしょうね。私も母の仕事を見ながら、格好いいなとか、髪の毛染められるとか、私服で仕事が出来る、みたいな感覚で憧れていたのですね。私以外はまだ現役の美容師です。 縁は不思議な巡り合わせで、私が勤務していた美容室の社長のところに、ここでお店をやらないかという話が来たのです。社長は何店かの居酒屋も美容室と経営していて、その流れで美容室の社長と私の共同出資で始めたものです。そして、昨年末に私が借入をおこして完全独立させていただきました。

【本紙】 美容師からの転身に不安はありませんでしたか?お店のコンセプトなどは?

美容師からの転身友達の輪写真

【紺野】不安がなかったとは言えんませんが、いつかは独立したいという気持ちがありましたから、独立と言うタイミングが合った感じですね。業態としてはバルなので、居酒屋と思ってもらえればいいと思います。開店当初と比べればメニュー等も大分変わってきています。開店した2年位前はうちのような業態のお店はそんなにはなかったですね。最近はワインバーなど色々と出来てきています。今は肉料理がメインになっていて、肉料理全般はお勧めです。ランチメニューは800円~1300円くらいで提供しています。2年目に入って固定のお客さんも増えてきていますので、手応えのようなところはあります。ただ、月によりけり、日によりけり、という波は非常に大きいですね。経営と言う意味ではそこをなんとか平らに出来ればとは思っています。それで、一辺倒にならないように、メニューは小まめに変えたり、ネット媒体を利用したり、ちらし、メンバーズカードなどを作ったりして、なんとかお客さんを呼び込めるようにしています。

【本紙】ところで、料理の勉強はどこでされたんですか?

完全我流で!

【紺野】 どこかで勉強というのはしていないのですよ。ここで実際にやりながら覚えて行きました。開店の頃にいたスタッフや、その後に入ってきたスタッフたちに教わったりしました。そのスタッフ達がいなくなってからは完全我流になっていますね。例えばスペアリブと言っていますけど、もしかしたら細かいところで作り方が違っている可能性もありますよ。それにいまのご時勢ネットで色々と調べられますし、別の飲食店で実際に食べてそれを取り入れたりもしますね。他から参考にしたものは様々ですね。店の設備だったり、メニューだったり、サービス内容などですね。一番多いのはメニューだと思います。でも、美味しくなければ何の意味がありませんから、味には徹底的にこだわっています。それと、美味しいものやよいサービス等は「徹底的にパクる=TTP」という精神で行っています。TTPとは言っても、味については自分の舌がしっかりしていなければなりませんので簡単なことではありません。

【本紙】 お客様の層は? 年中無休ですけど息抜きなどはどうしていますか?

年末年始も無休です友達の輪写真

【紺野】 久喜にお仕事から帰ってきた方や、お店の雰囲気がカジュアルなので女性客が多いときもあります。8割、9割が女性ということもありますよ。いまは忘年会シーズンですので、会社で使っていただくこともあります。貸切もやっていまして、今月ですと20名様からで貸切しています。繁忙期でなければ、平日は15名様からで週末は20名様くらいから貸し切りしています。無休ですが、稀に休みは取ってたまに息抜きはするようにしています。先日は病院に行って精密検査を受けていました。手が痺れることがあるので、血液検査からMRIと色々とやりましたが異常なしでした。(笑)それと、趣味のようなものもなくて、休みを取ったときは、同じような業態のところに飲みに行ったり食べに行ったりという勉強ですね。まったく違う業態のところも勉強になるのでたまに行ったりしますね。

【本紙】 独立して苦労などありましたか?

【紺野】 苦労しかないですよ。スタッフが休んでしまい、お店をひとりでやるというのはざらです。そういう場合は最初のご来店段階でお客さんに事情を話すようにしています。5時~9時くらいまでが一番お客さんが入りやすい時間帯ではあります。たくさんのお客さんに入ってもらえて、それが全て終わればひと段落という感覚にはなりますけど、毎回毎回そういうわけにはいかないですね。

【本紙】 人材不足な現代ですから人手不足はどの業種でも聞きますね。ところで、お勧め料理、お勧めのお酒などありますか?

人気メニューは肉料理

【紺野】 肉料理全般はよく出ますね。お勧めとなると、和牛のローストビーフでしょうか。仕込みまで全部自分でやっています。それから人気がスペアリブです。スペアリブが美味しくて来てくれる方も多くいます。お酒に関しては、どちらかというと、ワインに特化しているほうなので、そちらでしょうかね。とはいえ、ワインにこだわりがあるというわけではなく、広く扱っているくらいです。ボトルで出しているものもあれば、グラスで出しているものもあります。値段もピンキリですね。

【本紙】 今日はクリスマスイブですね。頑張って下さい。では、お友達をご紹介ください。

【紺野】 ありがとうございます。当店のスタッフは若い子達がメインですが、クリスマスは出られないというスタッフが多くて、今日は人手不足になりそうですよ。(笑)紹介したいのは幸手市で「麺屋葵」を経営している、先輩の平野栄太さんです。

【本紙】 ありがとうございました。年末年始無休だそうですが体をご自愛ください。(紺野さんは13年間美容師をやってきて、2年前に現在のお店を持ち、今月、㈱NPNGという法人組織にしたそうです。会社にしたのを皮切りに、違う方面でもビジネスをやっていければと次なる夢をお持ちのようでした。頑張ってほしいものです。)