タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪546号(2018年3月18日発行) 
芦葉工藝舎 広報部 芦葉 奈保美さんへ

【本紙】 以前、友達の輪にはご主人に登場いただいておりますが、この度は奥さまへのご紹介と言う事です。ご結婚前は幸手市内の銀行にお勤めだったようですね?

【芦葉】(敬称略) 私は境町で生まれ育ちました。就職で幸手市内の銀行に配属され、そこで窓口と営業をやっていました。その頃に、芦葉工藝舎のお母様がお客様として窓口によく来られていて、仕事の上でしたが知り合うきっかけになりました。そして、少しずつ会話をしていくうちに趣味が合うことがわかってきて、お客様ですが友達のような感じになったことを覚えています。お母様はもう亡くなってしまったのですが、お母様との縁があって主人と結婚することになりました。でも、銀行員の先輩や後輩から「工務店の女将さん、大丈夫ですか?」と心配もされました。私自身も若干の不安はありましたが、お母さんもしっかり仕事をしていらっしゃったので、その頃は芦葉工藝舎の仕事には関わらず、結婚しても今まで通りに銀行勤めをしていました。しかし、子供が小学校にあがる時に、地元で家業をやりながら、育児をしたほうがいいと思い家業の芦葉工藝舎に入りました。5年くらい前になります。

【本紙】 ご両親も心配されたのではないでしょうか?ご実家でもなにかご商売をされているのですか?

自由な家族

【芦葉】 両親は心配などまったくなかったように思います。順番が逆な話ですが、結婚前に子どもを授かり、7ヶ月のときに結婚式を挙げたのですが、あの年代の両親なら「結婚前に妊娠なんて」と怒っても仕方ないことだと思うのですが、そんなこともありませんでした。主人が初めて実家に挨拶に来たときも、和んでしまい主人がお昼寝をして帰ったほどです(笑)。父は消防士でしたが、定年前に仕事を辞めて、歌手になったのです。歌うことが本当に好きで、家でもよく歌っていますし、地元の「カラオケ大会」やテレビでやっている「のど自慢大会」みたいなものにもよく出ていました。「歌手になれる」という話をもらったときには、母と相談してすぐに行動にうつしていましたね。思いきりがよいと言ったらいいのでしょうか、自由だなと感じました。歌手になってみたらみたで、人前に出るのはあまり好きではない、ということに気がついたみたいで、(笑)ステージは自粛していて、今は福祉施設などで「泉ひろし」という名前で歌っています。幸手のイベントでも何度か歌わせていただいているようです。そんな両親はいまだに趣味が続いていますけど、本当に楽しそうにやっていますね。土日はマラソン大会やカラオケ大会、社交ダンスなど常にアクティブに活動しています。私はたくさんの仲間と楽しんでいる両親を見て育ちましたので、もしかしたら、そういうところが今の生活に影響しているのかもしれません。

【本紙】 消防士からの歌手。かなり異色ですね。お名刺には芦葉工藝舎・広報部とありますが?

自ら楽しむ友達の輪写真

【芦葉】 私が主に担当しているのは、イベントの取りまとめや講座の開催です。当社のギャラリーはフリースペースなので、ここを集会所のような感じで使っていただいてます。レンタルスペースという感じですね。「ハッピーマザーズ」のようなイベントが定期的に開かれ、会場をお貸しして私も参加者のひとりとして一緒に楽しんでいます。それがきっかけで色々なイベントを開催することが出来るようになりましたので本当にありがたいです。先月、住宅をお引渡ししたお客様もイベントを通して知り合った方です。私は建築士や技術者ではないので、建築の専門的な知識はないのですが、逆にそれがお客様との距離を縮めてくれる要因になったりもするんです。いつの間にかお友達のような関係になっていたりもします。イベントを通して芦葉工藝舎を知っていただいた方に当社の魅力をどんどん発信していけたらいいなと思っています。そしてそれが私の仕事なのだと感じています。基本的にたくさんの人と触れ合う事が好きなんだと思います。コミュニケーションで人と人をつなげたら自分自身も楽しいと思います。

【本紙】芦葉工藝舎を将来的にこうしたい、というご夫婦の夢などはありますか?

集まる場所友達の輪写真

【芦葉】 「人が集まる場所にする」ということは少しずつ叶ってきています。ここが盛り上がれば、地域が盛り上がるという場所であってほしいと思います。また、頼りになる場所、元気になれる場所、でありたいなと思います。講座に参加する方の中には、遠方から来てくださる方もいます。定期的に来て、参加者同士お友達の輪が広がっていきます。こうして皆さんが楽しんでいってくださることが本当に嬉しいです。うちに来てくれるお客さんはみなさん、大工さんが明るく挨拶してくれていいね、と言ってくださいます。それは私にとっても、会社にとっても嬉しいことですね。うちの会社は、人、が一番の自慢なので。我が家には小学五年生と四年生の男の子と2歳の女の子がいます。子育てが大変なところもありますけど、子どもは天からの授かり物ですから、嬉しいことの方が多いですね。自宅が職場であることで、イベントのお手伝いをしたり、職人さんと接したりしながら、大人の人と関わる機会が多いことは、子どもにとっていい傾向だと思っています。

【本紙】 ご夫婦で趣味などは?元気があふれていますが秘訣などありますか?

【芦葉】 きっかけとなったのは登山ですね。男の子もいますのでスキーに行ったり、最近だとキャンプに行きました。私も主人も体を動かすことが好きで、さくらマラソンも毎年二人で出場しています。私の両親も走るのが好きで、さくらマラソンはもちろん、ホノルルマラソンに出たりもしていました。いまは子どものこともあるのでなかなか出来ませんが、下の子が大きくなったら、他のマラソンにもチャレンジしたいですね。元気の秘訣は食事でしょうか。しっかりとバランスよく食べるようにしています。

【本紙】 では、お友達をご紹介ください。

【芦葉】 市内にある来集軒の女将、金久保恵さんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。益々のご繁栄を祈念いたします。
(芦葉さんは笑顔の似合う明るい方で縁を大事にされる方と感じました。そして、カフェと見間違う素敵なフリースペースで開催されるイベントをはじめ、地域が元気になるイベントを企画しているそうです。5月19日には縁から繋がった講談師の神田松之丞さんの高座を予定しているそうです。目が離せませんね。情報はFacebookやホームページで。)


芦葉工藝舎
〒340-0124
幸手市上宇和田227-2
TEL 0480-48-1959