タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪556号(2018年8月19日発行) 
株式会社 トランシア会長 小堀 多加志さんへ

【本紙】 ご子息とバトンタッチされたそうですが、現在の事業を創業するきっかけなどはあったのでしょうか?

【小堀】(敬称略) 昔から車が好きで車に関わる仕事をやろうと思っていました。18歳で免許を取得したのですが、すぐに中古の2トン車を買って運送の仕事を見つけていったという具合です。最初の10年くらいは個人でやっていました。仕事を増やすにも一人でしたから、昼間は石井酒造さんの配送を請負い、夕方6時半頃から農協さんの配送を行ったりしました。2月~6月はイチゴの出荷時期でもあり収穫されたイチゴを築地市場まで運ぶのです。イチゴの時期が終わると、次は8月頃から杉戸の生花を運んでいました。ですから、毎日帰ってくるのはだいたい深夜1時半頃でしたね。市場は日曜日が休みなので、私の休みは土曜の夜だけでした。そんな業務を一人でこなしてきましたが、結婚してすぐの頃に材木会社からの仕事の依頼があったのです。その際、営業ナンバーでないと取れない仕事というのもあり、運送会社として営業ナンバーを取り、トラックも増やして、営業もするようになり今に至ってます。おかげさまでスタッフも35名と大所帯になりました。

【本紙】 会社の規模が大きくなりましたが、家電配送と家電取付なども行っているそうですね。現在は会長職ですね。

【小堀】  小堀 家電配送は息子が始めた事業です。当初は家電の配送だけでしたが、配送だけでなく資格を取って家電の取付もセットでやったほうがいいのではないかということで、電気工事業も行っています。現在エアコン工事は専門のスタッフがやっていますが、今年は暑さも関係していて例年以上に忙しいですね。6月~8月の3ヶ月間が繁忙期ですが、エアコン取付をはじめ需要は増えていく一方です。しかし、資格が必要ですから資格取得の勉強もさせないといけませんし、実際に取付が出来る人材を育てることも課題のひとつです。現在は息子が社長で頑張っています。これは私の希望で60歳を過ぎたときに、息子が仕事を継げるようであれば、私は好きなことをやらせてもらいたいと思っていました。それで、60歳を過ぎましたので息子に仕事を継いでもらっています。

【本紙】 ご隠居のような感じですか?また、好きなことって趣味ですか。

友達の輪写真

【小堀】 8割くらいは息子に委ねていますが、邪魔にならないように関わっています。息子は運送業以外のことも考えているようで、そこに関しては話し合いなどはします。趣味は釣りが好きで1年中釣りをやっています。今の時期は鮎が解禁ですので、鮎釣りを楽しんでいます。一人で行くことが多く、日帰りもありますが宿泊で北陸や東北に行ってます。鮎釣りは特殊な釣りで漁協からおとり鮎を買って、野鮎の縄張りで泳がせるのです。鮎は縄張り意識の強い魚ですので、自分の領域に他の鮎が入ってくると、それを追っ払おうとします。そのときにおとり鮎につけてある掛針で引っ掛けて釣る「友釣り」と呼ばれる釣法です。釣れる場所であれば、1日で40~50は釣れます。1泊くらいであれば、大きい入れ物を使って、川に活かしておきますが、3~4日となると旅館の冷蔵庫に保存してもらい、最終日に釣った分と合わせて持ち帰ります。ですから鮎つりの季節には我が家の冷凍庫には鮎が200匹程入っています。実は7月に地元のお祭りがあり、当社事務所前の集会所で打ち上げが行われます。そこで毎年釣った鮎を焼いて振舞っています。祭りの何ヶ月か前に、実行委員から「今年もよろしくお願いします」と言われ、お祭りまでに釣果を上げなければとプレッシャーが掛かるのです。(笑)今年も解禁日から5回程通い100匹以上釣れました。参加される皆さんは鮎を楽しみにしてくれますので、期待に応えられたかなと思います。

【本紙】 鮎シーズン前後にも釣りをされているのですか?

一年通じて釣り友達の輪写真

【小堀】 春先はダムや湖などで、大きいへらを狙って釣っています。へらは産卵期になると産卵のために浅場に出てきます。そのタイミングがベストです。今年は宮城県に10日ほど、長野県の野尻湖に9日ほど、車中泊で行って来ました。へらが浅場に入ってくるタイミングを見計らい釣りを始めますので、竿を出している時間は非常に短いですね。へら釣りは6月中旬くらいまで楽しめます。毎年行っているので、地元の人にも覚えられてしまい、車に差し入れなどいただくこともあります。へらの後に鮎シーズンに入り、10月からは海釣りになります。東京湾に個人所有の船を持っていますのでそれを操船しています。私の資格だと東京湾全体から三宅島くらいまで行けます。ほとんど日帰りですが、夏場は相模湾でキハダマグロなどを追っています。魚探を使うこともありますし、小魚を狙って海鳥が群がっていたりしますから目安にしたりもします。冬場はマダイやサワラなどを狙ってます。海釣りで釣果が多い場合は自分で食べることは食べますが、我が家だけでは食べきれないので、近所におすそ分けをしたり、友達に分けたりしています。話だけ聞くとよく釣れているように思われますが、釣りにくい魚を狙っていますので、実際は言うほど釣れていませんよ。(笑)

【本紙】 釣り以外にも趣味はあるのですか?

ゴルフもバイクも

【小堀】 ゴルフもやっていたのですが、腰があまり良くないのでやらなくなってしまいました。斉藤さんと同様にバイクも乗っていましたが、これも腰の具合が良くなく、乗らなくなってしまいましたね。ビモータというバイクを持っていますが、レース仕様のバイクに保安部品をつけただけのもので、乗車姿勢がレースのそれなので、負担が大きく疲れてしまいます。他にハーレーもありますが、乗り心地が悪く乗らなくなってしまいました。ですから、釣りに行かないときは、鮎釣りの仕掛けを作ったりしています。通常の釣りは餌で釣るので針は魚の口に掛かり、魚の口を水面に上げさせて呼吸させることで弱らせ引き上げることが出来ますが、鮎釣りは引き抵抗も強く、体や尾びれにスレ掛かりになるので、水面に顔を上げさせることも出来ません。釣っているときにトラブルで仕掛けを変えないといけない状況になったり、岩などに擦れて切れてしまったりと、仕掛けは余裕を持って作っておかねばなりません。

【本紙】 何事も準備ですね。では、お友達をご紹介ください。

【小堀】 (株)手島石油の代表取締役社長の大村真樹さんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。しばらく鮎釣りを楽しんで下さい。(小堀さんは釣りの世界でも有名な方らしく「月刊釣り」などの専門誌に掲載されたり、市制記念の幸手市ギネスでへら釣りNO1で表彰されたりしています。仕事も趣味も極めることはすばらしいですね。)

幸手市上高野2461-2
株式会社 トランシア
TEL 0480-44-0780
トランシアHP