タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪557号(2018年9月9日発行) 
株式会社 手島石油社長 大村 真樹さんへ

【本紙】 学生時代のアルバイトからお勤めだそうですね。

【大村】(敬称略) そうですね。しっかりと覚えていて、18歳の2月5日、高校を卒業する直前、大学進学間際です。現在46歳ですから、気がつけば28年と7ヶ月になってしまいました。アルバイトのきっかけは、友達のお母さんの実家が手島石油さんで、タウンプレスよみうり紙面に掲載されていたアルバイト募集を見て応募したのです。高校の卒業までと大学の4年間はアルバイト勤務していました。大学は深谷にある埼玉工業大学に通っていました。通学距離もありましたがスタンドが忙しい時期は、朝アルバイトしてから大学に行って、帰ってきてまたアルバイトという感じでした。大学生ながら当時は車を持っていましたから、遊ぶために頑張っていたというのが正しいですね。

【本紙】 現在まで続くというのは凄いですね。

永年勤続

【大村】 当社は25年以上の社員が私を含めて3人います。30年以上勤務の小西さんと車検や整備をやっている増田さんは25年以上の勤務です。実は私を含めたこの3人が㈱手島石油の役員も務めています。地元の企業は同属経営が多いですが、当社の組織は創業者の手島さんが会長で私が社長を務め、外部の増田さんと小西さんにも役員として経営にも関わっています。増田さんが主に整備を担当して、小西さんが現場全般と自動車販売を行っています。主な業務はガソリン販売、洗車、オイル交換と言った従来のGSと同じ部分もありますが、今の時代GSはこれだけではやっていけません。そこで、車検を中心に車両整備や自動車販売も手がけています。自動車販売の基本は中古車販売になりますが、スズキとホンダとは直接取引をしているので、新車を取り扱うことが出来ます。もちろん、全車種を取り扱うことも出来ますが、直接やり取りが出来る分お客様にも有利に販売させていただけます。

【本紙】 自動車販売はいつ頃から始められたのですか?

友達の輪写真

【大村】 13年位前からですね。本格的に始めたのは10年位前になります。1年半前に部長が定年退職されましたが、その部長がGSとして付加価値のある業務開発を進めていたものです。その基礎となる整備工場の免許も、GSは埼玉県内で2番目でした。これも部長のおかげでもあり、これらをきっかけに色々と販路が広がっていた感じです。ですから、現在一番力を入れているのも整備です。法定点検や車検を中心に行っていますが、仕事の評価によってお客様から、信頼をいただき通常の基本整備なども頼まれますし、さらには当社でお車をご購入いただいたり、保険も任されるようになりました。本当に少しずつ信用を積み重ねて、徐々に顧客を増やしてきた感じです。ただ、整備についてはこの先15年はやっていけるのではと考えていますが、車自体がガソリンからハイブリッド、そして電気と変遷していますので、そこから先はまた別の何かが必要になってくるのではないかと思っています。

【本紙】 社員やスタッフもたくさんいらっしゃいますね。

育てる楽しみ

【大村】 現場の社員が6人で、アルバイトが15人位在籍します。長く続けてくれる人もいまして、働きながら陸運局にある自動車整備学校に通っているアルバイトもいます。この辺ですと春日部の陸運局内に自動車整備学校があるのですが、整備士を養成する学校ですから当社のような整備工場に在籍していることが条件となります。当社でも整備士は多数いたほうがいいのですが、私個人としては、整備士としてのスタッフではなく、当社の社員としてそのスタッフが欲しいのです。GSのスタッフだけではなく、資格を持っていれば色々とやれることの範囲が広がってきますからね。このアルバイトには来年の4月からも続けて欲しいと思っているのです。今年10月に整備士3級の試験がありますので、それに受かったら「4月から社員としてどうだい?」と言っているのです。正直、3級では仕事としてはまだまだではあるのですが、それを足がかりに上を目指して欲しいと思っています。私たちもこうやって育てられましたから。

【本紙】 社長になられたのはいつですか?ガソリンも高くなりましたね。

リーマンショック友達の輪写真

【大村】 9年くらい前ですね。きっかけとしては色々とありまして、リーマンショックがありGSが低迷する時期がありました。最盛期に月600キロ販売していた当店も、月300キロまで落ち込んでしまいました。その様な変動の中で、社長職を私が引き継ぐことになったのです。ガソリンの値上げや車の燃費向上などがガソリン業界の低迷に関係していると思われます。今後、電気自動車が普及してくるとさらに状況は厳しくなってくるでしょう。そして、ガソリンの値上げがあるのではというニュースもありますね。私がここに勤め始めた頃は、石油精製メーカーは13社でしたが、統廃合を繰り返して今では4社しかありません。当社は石油精製メーカーの看板を上げずに、プライベートブランドでやっているGSです。メーカーとくっついていないので、オリジナルでどこでも買えるというものですね。メーカーからではなく、石油を取り扱う商社から直接買っているのです。大々的に石油を専門で扱っている商社もあれば、色々な事業の中に石油も扱っているというところもあります。そうなると、仕入れ価格も若干変わってくるのです。年間を通してみると、高い時期というのもあります。傾向としては4月頃になると、製油所の点検整備が入って、ガソリンの余りが出なくなって、メーカー仕入れのほうが安くなる、ということもあります。それらを見ながら、可能な限り安く購入し、消費者の方に還元しているつもりです。この近辺で他にプライベートブランドを扱っているところはジョイフル本田さんになりますね。ライバルになるようなところでもあるので、価格チェックは怠りなくやっています。

【本紙】 これからの夢などは?

【大村】 やっぱり会社を大きくしたいとは思いますね。もう46歳で、あと14年もすれば60歳になってしまいます。それまでに自分に出来ることを精一杯やりたいと思います。気軽に相談できるGSにしたいと思いますし、もっと整備にも力を入れていきたいですね。

【本紙】 頼もしいですね。では、お友達をご紹介ください。

【大村】 同級生で中村電設工業の社長である、中村康宏さんを紹介します。(大村さんは実直な方で仕事一筋の印象を受けました。スタッフ全員で盛り上げるGSに笑顔があふれていました。)

株式会社 手島石油
幸手市上高野2745-2
TEL 0120-123-650
FAX 0480-43-1165