タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪560号(2018年10月21日発行) 
八木司法書士事務所 司法書士 八木 泰典さんへ

【本紙】 埼玉県の司法書士会で副会長をされ、親子二代での司法書士だそうですね。創業はいつされたのですか?

【八木】(敬称略) 父は東京で法務局に勤めていた国家公務員でしたが、司法書士試験合格後に都内で司法書士事務所を開業していました。その後、幸手で司法書士事務所を合同でやらないかと声をかけられ、昭和47年に幸手に移りました。ですから、私も幸手ひがし幼稚園に入園する頃に幸手で暮らすようになりました。ちょうど、バブルが始まる前で土地登記等でかなり忙しかった時期だったようです。私も小さかったですから、父の仕事の内容なんて知りませんでした。例えば、授業参観などで父の職業を先生に聞かれても私は分からないので、うまく答えられなかった覚えがあります。そんな父も平成26年2月に母を亡くし、その年の4月に引退しました。高齢というのもありますけど、母と一緒にずっとやってきていましたから、支えを失ってという形になります。ちょっと腰を痛めてしまってもいますので、療養を兼ねて自宅におりまして、月に1回ほど病院に通っています。昭和6年生まれで86歳になります。

【本紙】 司法書士の仕事をやろうと思ったのはいつ頃からですか?

パイロット

【八木】 父の仕事はずっと見ていましたので、なんとなく良い仕事だなと思っていたところはありましたが、子供なりに自分の夢もありまして、パイロットになりたいと思っていました。獨協大学の英語学科に進んで、自分で言うのもなんですが、成績も決して悪くなかったのですよ。航空会社のパイロット試験の誘いもあったのですが、視力の低下があって受けることは出来なかったんです。当時は裸眼視力の要件も厳しいものでした。司法書士の資格については大学時代にダブルスクールや法学部の授業を利用して勉強していました。30歳のときに司法書士に登録をして、父の事務所に入りました。私が子供の頃は、事務所には、たくさんの人がいて手狭に感じるくらいでしたが、私が入った平成13年頃は父と母と私で事務所を切り盛りしていました。

【本紙】 パイロットの夢を断念するのは辛かったですね。 実際に司法書士をやられていかがでしたか?

友達の輪写真

【八木】 司法書士は決して目立つ仕事ではなく、縁の下の力持ちといいますか、基礎の部分を支えている仕事です。ご依頼いただいた方に喜ばれるというのは嬉しいところでもあります。反面、業務上の厳しい倫理観や義務も要求される職業です。例えば不動産の登記に関しても、厳格に定められた複雑な手続が要求されています。特に最近は、様々な詐欺が横行する時代でもありますから、詐欺事件などが起こることがないように、大切な財産を保全するため、常に注意を払い、仕事に臨んでいます。また、会社や法人の登記、裁判の手続きなど、ひとつひとつの仕事に同じ内容はありませんので、常に最新の情報を収集し、法律改正などに備えた勉強をしています。司法書士にとって信用はとても大切です。私は現在、埼玉司法書士会の副会長を務めています。埼玉司法書士会には埼玉県内に事務所を置く約900名を超える司法書士が会員となって活躍しています。ひとりひとりの会員はもちろん、司法書士界全体でも、公正誠実な業務に努めています。

【本紙】決まりごとや細かいことが多そうな仕事ですが、ストレスとか溜まりませんか?

夫婦で食事や旅

【八木】 正直に言えば溜まります。土日は休みですが、土日でないと時間が取れないお客様もいますから、その場合は相談をお受けするようにしています。また、司法書士会で第一、第二土曜に研修や会議がありますので休みといえば日曜ということになってしまいます。ですから、適度な息抜きをしてストレスを溜めないようにしています。食事をしたり、友達と会って話をしたり。妻とはたまに旅行もしますので、それも楽しみのひとつです。伊豆は海産物が美味しいので好んでよく行きます。つい最近も、台風の合間を縫って、妻の母を連れて、夫婦で熱海に行ってきました。また、旅行ではありませんが、過日も結婚式をしたレストランに夫婦で行ってきました。入籍した5月か挙式をした10月のどちらかに訪れるお気に入りレストランです。

【本紙】 仲のよいご夫婦ですね。高校生のときに交換留学でアメリカに行かれたそうですね。

交換留学体験

【八木】 高校生2年生のときに幸手ロータリークラブの交換留学生としてアメリカのネブラスカ州オガララという人口6千人の町に1年間行きました。人口は少ないのですが、面積は広大で牧場がたくさんあり、とうもろこし畑が広がる、西部劇に出てくるような町でした。なお、当時は留学していた年の就学単位は日本の高校では認められておらず、留学後は学年が下がってもう一度高2からやり直すため、4年通ったことになります。でも、このおかげで交友関係が増え、そのときの友人とは今も交流があります。とても貴重な経験でした。現在、私は幸手中央ロータリークラブのメンバーになりましたが、ロータリーインターナショナルとして世界中に繋がりがあり、交換留学などを通じ青少年の育成に注力していることは素晴らしいことだと思います。

【本紙】 ご趣味などは?

友達の輪写真

【八木】 好きなことはたくさんあり、今はゴルフを時々楽しんでいます。他に、ローラーブレードを妻と一緒にやっています。たまに戸田の公園でヘルメットを被って運動しています。司法書士になる前には、スキーやバイクの用品店で働いたこともあり、スキーもやりますし、バイクに乗っていた時期もあります。バイクは手放してしまいましたが、また乗りたいと思うときがあります。また、鉄道や車などの乗り物も好きです。子供の頃はプラモデルやラジコンも好きでした。父が仕事で色々なところに行くときによく連れて行ってもらいました。その影響もあるのでしょうね、ひとりで青森県下北半島に鉄道で行ったこともあります。野辺地から大湊までの路線を往復したのですが、冬でしたので線路が見えないくらいに雪がしんしんと降り積もっていました。無事に帰って来られるか?不安になるくらい怖かった思い出があります。

【本紙】 好奇心旺盛なんですね。では、お友達をご紹介ください。

【八木】 高校時代から今も付き合いのある、谷野友昭さん親子を紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。さらなるご活躍を祈念します。(八木さんは3年前に司法書士として法務で貢献する予備自衛官を受験して合格されたそうです。ボランティア精神の高い先生でした。)

〒340-0115
埼玉県幸手市中4丁目13−25
八木司法書士事務所
TEL 0480-43-3773
HP  八木司法事務所HP