タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪562号(2018年11月25日発行) 
中田商会株式会社取締役 JTBたび旅ランド店長 中田 盛夫さんへ

【本紙】 ご両親が友達の輪に登場いただいておりますが、現在は後継者としてご活躍ですね。事業も多岐にわたっておりますね。

【中田】(敬称略) 当社は元々バス運行や車両の修理がメイン業務でした。現在私が中心となっております旅行業務に関しては、後に社長が始めたことでした。実は私は次男なのですが、特に理由もなく幼い頃から私が家を継ぐものだと思っていたのです。笑い話に聞こえますが、高校のときに友達から「家を継ぐのは次男ではなく、長男なんだぞ」と言われてそこで初めて家を継ぐ立場ではないと知ったのです。(笑)兄は兄で継ぐものだと思っていましたし、私も私で勝手に継ぐものだと思っていたのです。それで、結果的に兄がバス部門で、私が旅行部門の方を担当することになりました。

【本紙】 ピンクのNKBバスをよく見かけますね。

桜色のスタート友達の輪写真

【中田】 バス会社をやるにあたり社長がこだわったものです。当時の貸切バスは免許制で取得するのも大変でした。事業を始めるタイミングで国交省から「もうすぐ、免許制ではなく、許可制になるから少し待ったほうがいい」とも言われたのですが、それでも、社長は免許にこだわって取得した悲願のものでした。今は全て許可制ですが、当社としては免許を取ったという事実は大きなことでした。それで、中型と小型バスで5台を揃えて貸切バスからスタートしたのです。そこで車両の色をどうするかという問題がありました。JTBで北海道に行くとそのバスがピンクで沖縄だとブルーなんです。そのイメージがいい、というところで意見が一致して、さらにこの辺ではピンクもブルーもないというところから、ピンクのほうが目立つということと、桜のイメージも合わせて桜色になりました。その後、バス事業を充実させ、貸切、特定、路線と当社ではそれら全てをやっています。

【本紙】 現在は旅行部門だけではなく会社全体を担当されているようですね。

【中田】 私は仕事をする上でマルチにこなせる職人になりたいと考えていました。しかし、青年会議所(JC)に入会した時に、先輩から「君は職人になりたいのか?経営者になりたいのか?」と聞かれたことがあるのです。当社には40名ほどの社員がおりますし、経営者としてはその社員を養わなければなりません。先輩の言葉にもっと上を目指した経営者にならないといけないと感じたのです。JCの理事長などを勤める中で組織的な経験感覚も身につきました。例えば、仕事全部を自分でやるか、誰かに任せるか、というところです。最初の頃は全てを自分でやっていたのですが、先輩から全部を出来ないのであれば、出来る人を増やせばいいと示唆されました。それから、社員を積極的に増やし、育てることをやるようになりました。JCの理事長を受けるにあたっても、それのためにどうすればいいのかを自分で考え、理事長の仕事で現場を離れても大丈夫なように会社を作りました。しかし、人を雇えば経費もかかり、その分まで稼がなければなりません。経営者としては責任重大で辛い試練でした。それに耐えてやってこられたのは中学時代の剣道部経験だと思っています。朝練・夕練は当たり前で、土日も休みなく、本当に厳しいしごきのようなものでした。今の基準で言えば体罰に当たるのかもしれませんが、当時はそんな意識もなく、厳しいことは厳しいのですが、指導者がきちんと見てくれているということも分かっていました。強くなりたいという気持ちと、強くなっていく自覚も続けられた要因です。中学時代、JC理事長時代と貴重な経験をさせていただき、無我夢中に一生懸命やっていたら、仕事もついてきてくれましたし、人も増やせるようになってきて、また仕事が増えていくという好循環に恵まれました。

【本紙】ご趣味も豊富なようですね。

射撃歴は20年友達の輪写真

【中田】 そうですね。色々ありますが魚釣りと射撃ですね。海や渓流などで釣った魚を食べるのが好きです。射撃は結婚する前の25歳位からで、キャリアは20年以上になります。射撃を始めたきっかけは父がやっていて、それを見ているうちに自分でもやりたいと思ったのです。銃も父から譲ってもらいました。私が使っているのはイタリア製のベレッタというメーカーのものです。オリンピックで使われたモデルで、日本には7丁くらいしか入ってきていないと聞いています。銃はピンからキリまでありますが、200万~300万円くらいで、本当にいいものを買おうと思うと1千万円は超えてきます。練習場は県内には吉見に射撃場がありますが、私は栃木にある「ニッコー総合射撃場」というところでクレー射撃をやっています。クレーはトラップとスキートの2種類があり、トラップというのは、クレーが1枚だけ出てきてそれを2発の弾で撃つ競技です。もちろん、1発で命中させることが出来れば2発目は不要です。スキートというのは、左右からクレーが2枚出てきて撃ちます。どちらかというとトラップの方がメジャーかもしれません。最初の頃は鉄砲を撃つというだけで気持ちよく、ストレス解消になってはいたのですが、撃ち慣れてくると、スコアを重視するようになってきて、思うようなスコアが出なくて逆にストレスが貯まることもあります。射撃に一番必要なものは集中力です。何発も撃っていると銃身が熱くなって、陽炎があがるのですが、そこに風が吹くと銃身を跨いでいくのが見て分かるのです。そのくらいまで集中出来るようになると、命中率も安定してきます。オリンピックレベルの試合は1ラウンド25枚、それを4ラウンド100枚で競います。その結果が98点や99点という世界です。私は25枚中、20枚くらい当てられるときがあります。これはオリンピック狙えるかなと思った時もありました。(笑)クレーのサイズはだいたいコーヒーカップのソーサーくらいで、それが横になって飛んでくるうえに、当然のことながら動いているわけです。散弾なので、百数発が一気に飛んでいくわけですが、自分と標的との距離が広がれば広がるほど、散弾も大きく広がっていきますので、当然命中率は下がっていきます。そのばらけた弾で運良く当たることもありますが、真ん中にある芯弾が狙ったところに入るとクレーが綺麗に粉々になるのです。調子のいいときは風が見えるし、小気味良く命中させることが出来ます。そんなときに裏にあるスコア表を見て、当たっていると実感して、「あと4発当てればパーフェクトだ」と思うと途端に当たらなくなってしまうのです。そうなると風も見えなくなってしまいますし、まったく駄目ですね。ゴルフもやりますが、そういう点では同じですね。

【本紙】 では、お友達をご紹介ください。

交換留学体験

【中田】 JC理事長時代に専務理事を務めてくれた、ランチボックスの増田竜太郎さんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。(中田さんは幸手中央ロータリークラブでも今年6月まで会長を務め、夏祭りで仲町青和会の会長もされています。地域での人望があるからこその役回りですね。ますますのご活躍を祈念します。)

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