友達の輪563号(2018年12月9日発行)
株式会社ランチボックス取締役 増田 竜太郎さんへ
【本紙】 二代目だそうですね。ランチボックスの創業はいつになりますか?
【増田】(敬称略) 創業は父で3年程前に創業40周年を迎えることが出来ました。私は2001年に入社しました。それ以前はニュージーランドに留学していました。1996年から2000年までです。留学先の大学はIPU(インターナショナル・パシフィック・ユニバーシティ)です。少し変わったシステムの大学で、最初の1年は徹底的に英語の勉強をやるのです。入学する前は英会話に通っていましたが、まったく英語が喋れない人よりはマシという程度のものでした。しかし、その大学で1年間徹底的に英語を学んでいましたら、自分でも驚くくらいに英語が話せるようになったのです。年に一度は日本に帰ってきていたのですが、キオスクで売っている新聞の見出しを見て、漢字や文字が新鮮に感じるくらい英語に親しんでいたのですね。
【本紙】 留学しようと思ったのは?留学してなにか意識の変化はありましたか?
楽しい留学時代
【増田】 最初は日本の専門学校に行こうと思っていました。そんな時、親から「なんの目的もなく、専門学校に入るのであれば、海外の大学に行ったほうがいい」と言われたのです。私自身も海外には興味がありましたので留学しようと思い始めた時に、この大学のパンフレットが送られてきたのです。それで、大学の説明会に参加して、留学が決まったという感じです。両親も人から聞いたのかも知れませんがニュージーランドは治安も良く、息子一人を留学させても安心だ、という考えがあったようです。振り返ってみれば、非常にいい経験も出来ましたので、親に感謝するばかりですね。留学先では様々な国の人たちと接するようになり、場合によっては国単位で衝突もあるかも知れないが、個人であれば十分に分かり合えるということを知りました。グローバル時代と言われますが、私も世界で活躍したいと思うようになりましたね。留学していた時期がICT情報通信技術が伸びていく時期でしたので、私はコンピューターを専攻しました。大学では5科目選択で単位を取るシステムですが、レベルがピンからキリまで細かく分かれていて、出来る自信のある学生は上級レベルを目指し、それ以外の学生は中級レベルでも単位を取れそうなものを選択するのです。つまり、やる気が重要というカリキュラムでした。私は実はちょっと甘く見ていまして、単位を取得できずに卒業が延びてしまいました(笑)。卒業せねばと思いましたが、大学生活がとても楽しくて夢のようで卒業延期も楽しむかのようでした。
【本紙】 半年遅れの卒業後、就職は日本でされたのですか?
【増田】 夢のような留学生活(笑)が影響したのか、帰国して夢の国で働きたいと思いました。半年遅れでしたが、ちょうど、ディズニーランドのイクスピアリがオープンしたばかりで、私は準社員として働くことが出来ました。実は面接の際、家業が調理をする会社でしたので勢いで「料理が得意です」と言ってしまい、それが採用根拠となったようです(笑)。仕事自体は非常に楽しくて、仕事仲間とも仲良くやっていました。しかし、準社員は一定期間の契約更新で仕事を続けていくのですが、他にもいろいろ体験しておきたいと思い、しばらくして辞めることにしました。でも、色々な料理を覚えることが出来たのでいい経験でもありました。その後、イクスピアリで仲良くしていた方から、ディズニーアンバサダーホテルで働ける会社を紹介していただきました。そこで私はバーカウンターでカクテルなどを作っていましたが、まさか自分がこういうことをやるとは予想もしていなかったですし、スタッフでしか経験できないようなことも経験出来たのでとても良かったですね。アンバサダーの仕事も半年位経験したころ、家業も忙しかったのでランチボックスに入社しました。「料理が得意(笑)」で経験したことは会社にも役立ちましたね。
【本紙】留学から就職と夢繋がりでしたね。ご趣味などは?
英会話教室で
【増田】 留学中は友達に影響されてサーフィンをやっていました。日本に帰ってきてからも、しばらくやっていましたが、東日本大震災をきっかけにサーフィンを教えてくれた友達がやめてしまったので、私も自然とサーフィンから離れていきました。現在の趣味はトランプのポーカーです。帰国後、しばらくしてから英語を忘れたくないという気持ちもあり、マンツーマンの英会話教室に通っていたのですが、会話の中で先生の趣味のポーカーの話になりました。ポーカーというのは運もあるが技術も重要で技術で差を縮めることが出来るという話をしてきました。今まで運だけだと思っていたものがそうではないと知って、自分の中で大きな衝撃となりました。当時、都内でポーカーゲームが出来るところがあると知り、仕事が終わってから通っては教えてもらいました。数人でテーブルを囲んでゲームをしますが、ゲームも楽しめるし、色々な人と知り合えるし、楽しい会話も出来ていいことずくめです。ポーカーの種類で一番ポピュラーなのがテキサス・ホールデムですが、私はそれをやっています。日本で一般的に行われているのはドロー・ポーカーといって、ポーカーの中では一番面白くないと言われています。テキサス・ホールデムでは、まず2枚の手札が配られて、それは自分しか見ることが出来ません。続いて3枚のカードが配られるのですが、その3枚は全員に見えるように開かれて配られます。テキサス・ホールデムは勝ち負けより、相手を降ろすゲームと言われており、その配られた手札を見て、自分の手役、そして、相手の出来ているであろう手役を想像し、チップを上乗せして勝負に出たり、駄目そうなら降りたりするのです。時にはハッタリで勝ちに行くという戦略もありますが、カードだけでなく相手の表情や性格なども読み取りながらプレイする非常に奥が深くて楽しめるゲームなのです。
【本紙】 楽しい趣味ですね。では、お友達をご紹介ください。
【増田】 JC((青年会議所)でいつもお世話になっている㈱埼玉航空サービスの髙野優一さんをご紹介します。
【本紙】 ありがとうございました。ますますのご活躍を期待いたします。(ランチボックスではお客様に国産野菜を中心に安全、安心なお弁当を2食からでも配送していただけるそうです。また、お客様の年齢、好みに応じて、メニュー作りを行っているそうです。日替わり弁当、イベント、行楽弁当をはじめデイサービスや企業などへのお弁当など製造して配達していただけるそうです。取材では増田さんの料理が得意な一面も見せていただきました。お弁当のご希望がありましたらお気軽にご連絡下さいとのことです。)
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