友達の輪565号（2019年1月6日発行）
家具のマルキヤ店長 柳下 直之 さんへ
【本紙】 高野さんからご紹介いただきました。商工会青年部でご一緒に活動されていたそうですね。
【柳下】（敬称略） 商工会青年部では大変お世話になりました。年末年始の大売出しなどに関わったり、総務委員長をまかされて広報誌を作成したり、といっても、総務委員会のみんなが中心に制作してくれましたので、私は委員長として大変恵まれていましたね。それで、青年部が中心の懇親会を定期的に開催していました。のでそこで意気投合して今でも大変親しくさせていただいております。
【本紙】 マルキヤさんの歴史を教えていただけますか？以前、友達の輪に登場されたお母さんが元気にがんばっていらっしゃいますよね。
創業５７年
【柳下】 当店は昭和３６年に両親が創業した家具店です。今年で５７年目を迎えます。元々父は春日部で家具職人でした。父が勤めていた会社で製作した家具は大丸や伊勢丹などの大手百貨店に卸して販売されていたようです。家具が売れる時代だったのでしょうか、父は製作側から販売を行いたいと考えたようで、当時親しくさせていただいていた島忠の創業者に相談したそうです。それで、幸手駅近くの賃貸物件を紹介されて、家具のマルキヤがスタートしたと聞いております。その後、現在の場所を購入して今に至っていります。母は、創業時から父を支え、店を切り盛りしてきました。今では「看板おかみ」のような存在ですね。母を訪ねてお店に遊びに来てくれる方も多く、家具屋でありますがコミュニテーの場にもなっています。母も年を重ねていますが、皆さんとお茶のみをしながら雑談をしていることが元気の源のようです。
【本紙】 いわゆる二代目になるわけですね？現在閉店セール中ですね？
必然的跡継ぎ
【柳下】 そうですね。実は兄がおりまして兄が跡取だと小さい頃から思っていました。ところが、兄は警察官や公務員を目指していて、幸手市役所に入庁したので必然的に私が跡取りとなったのです。兄から言わせれば、私が継がなかったら、市役所から戻ってきて継ぐつもりだったということです。ですから、私は就職活動などせずにマルキヤに入りました。もっとも、小さい頃からお店が遊び場だったり、家具の運搬なども手伝っていましたから、お店の雰囲気や商売は理解しておりました。昨年末から「大閉店セール」を開催中です。在庫一掃処分を行い新春リニューアルを目指しています。昨年末スタートしたセールですが、８８８円や７７７円といったソファーなどは即日完売でした。それ以外にも在庫限りですが食堂セットをはじめ、いろいろな家具が破格値で展示されています。セール後は新しいマルキヤを目指して２階、３階にはご家庭サイズに合わせた特注品、例えば隙間家具や壁面家具、収納家具などを充実させたいと考えております。また、ネット販売も考えてはいますが、すぐには出来ないですね。詳しい方はいますので、その方に教わりながらじっくりと取り組んでいくしかないと思います。慣れていないとトラブルを呼び込む原因にもなるので、慎重にならざるをえないですね。それにどこにでもあるようなものではなく、ある分野に特化したものを売り出す必要もあると思います。そして、今後のスケジュールなどははっきりしていませんが、リニューアル後はチラシなどでお知らせしたいと思います。
【本紙】 本年１０月には消費増税もありますが、駆け込み需要も期待できますね。営業時間やお店自慢などありますか？
入りやすい店
【柳下】 営業時間は午前１０時から午後７時です。定休日は月曜日です。お店として自慢できるところですかか？それはなかなか難しいですね。お客さん様に決めてもらうような部分でもありますから。心掛けているところではことは、お客さん様が入りやすいような店舗にしたいと思っています。人によってはちょっと入りにくいと感じているところもあると思うのです。量販店とかなどであれば、気楽に入って眺めるだけでお店を出てくるというのはやりやすいと思うのですが、個人の家具屋ですと、それが気楽に出来ないような印象があると思うのです。家具以外にも雑貨を置いたりもしていたのですが、在庫管理や補充の難しさなど、なかなか大変なところもあります。折込チラシで告知をし、数百円くらいの雑貨を置いたこともありました。そうしたらお客様の反応もあって、外からそれを見たときに、興味深げそうにご覧になって、それをきっかけに入店してくれることもありました。そうやって自分で色々と試行錯誤するのも大事ですし、メーカーの意見を聞いたりもします。自分の考えとお客様の考えは当然違いますから、そこの差を埋めていくのはとても大事だと思いますね。
【本紙】 お休みはどう過ごされているのですか？ご趣味などは？
ゴロゴロ（笑）
【柳下】 休みは家でゴロゴロしていますね.（笑）私の家族は妻と小１、小６の子どもがおります。が、妻が看護師のため、帰りが遅かったり夜勤もありますので、ですから夫婦の休みが一緒になることはあまり多くありません。それで、長男の柔道や子どもたちの塾などの送り迎えも私が担当しています。また、夕食は妻が勤務の場合は私が作ることも多く、おかげで作れるメニューもずいぶん増えました。料理は昔から好きで、母のとなりで料理する姿を見て覚えたメニューもありますね。趣味ではありませんが楽しんで作っています。以前は釣りなどもやっていたのですが、今は趣味といえるものがありませんが、一週間くらい休みをとって家族では初めてになるのですが、の海外旅行に行きたいなと夢を描いています。現状では休みはとれそうにありませんけどね。（笑）
【本紙】 働き方改革されてお休みとって下さい。では、お友達をご紹介ください。
【柳下】 高野さんと同じ商工会青年部で一緒だった益山商事の益山雅男さんをご紹介します。
【本紙】 ありがとうございました。ご商売のますますの繁栄を祈念いたします。（マルキヤさんでは現在大閉店セールを開催中です。在庫が売切れるまで、在庫一掃処分だそうで一品ものも多くなっていますが定価の95％オフ商品などもあって、覗くだけでも大歓迎だそうです。駅前通りを通った際にはお立ち寄り下さいとのことでした。）
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