タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪585号(2019年11月24日発行) 
(株)江森工務店 木ごころ
全日本ノルディックウォーク連盟公認指導員 福島 朱実さんへ

【本紙】 「木ごころ」はいつ出来たのですか?

【福島】(敬称略) 元々は他の方が住んでいた住宅で、空き家になるところでしたが、3年ほど前に会社が購入して改修することにしたのです。改修を始める頃に日本工業大学の学生さん達と知り合う機会があり、ご近所の方も一緒になって「ああしよう、こうしよう」と相談しながら改修をしていきました。改修に掛かる難しい作業は会社の大工さんにやってもらいましたが、ペンキ塗りなどといった作業は大学の人たちと一緒になってやりました。工務店としては、住宅の修繕やリフォームのモデルハウスとして、最新のキッチンやシャワールーム等も皆さんに見ていただければと思い住宅全体を改修したものです。「木ごころ」は、江森工務店までご連絡いただければ見学できますのでお声がけ下さい。

【本紙】 費用も相当かかったでしょうね。大きなテーブルもありますが、なにかのサークル活動などもされているのですか?

ハッピーハンドハウス 木ごころ友達の輪写真

【福島】 工務店としては住宅改修モデルハウス、伝統文化の木工技術を見てもらうという形で、商工会の小規模事業者持続化補助金を利用させてもらえることが出来ました。仕事の合間に少しずつ作業を進めていきました。実のところまだ完全に終わったわけではなく、これからも少しずつ形を変えていくつもりです。住宅改修としての特徴ですが、1階の天井部分を抜いて補強し、2階の1部屋を吹き抜けにしました。2階の窓からの日差しが1階のリビングに差し込み明るい空間が出来上がりました。また2階の残りの2部屋を続き間にして広く使えるようにして、今はパラリンピックの競技でもある「ボッチャ」をやっています。さらに、2年前くらいから、空いている時間帯を「ハッピーハンドハウスサロン」という形で、多世代の地域の交流の場としてお茶会や歌声広場などを催したり会議の場にもなっています。何かをやってみたい、と思っている方は多くいると思うのです。そういう人たちがここで知り合って、色々な事を実践していく場作りであったり、地域の皆さんの困りごとを解決できるような事も出来ればいいなと思っています。私は今、社会教育委員をやらせてもらっているのですが、生涯教育の人材バンクはしっかりと出来ていて、公民館などで講座を行う時の講師をそういったところから依頼していると思います。ただこういう場で何かをやろうとして、いきなりその方にお願いしようと思っても、少し頼みにくい様な気もします。まずはここでコミュニケーションを取りながら、色々とやりたい事、やってみたい事を話し合う中で、そこからなにかが生まれると面白いですよね。そうした木ごころでの人材バンクを計画中で、気心のしれた関係を広げていきたいと思います。「木ごころ」のご利用にあたっては協賛金という形でいくばくかの利用料を頂いています。おかげさまで利用者様もぼちぼちと増えています。利用方法などの詳しい事は㈱江森工務店 木ごころ事務局まで問い合わせて頂ければと思います。

【本紙】 ノルディックウォーキングの指導をされているようですね。

健康と体力つくり

【福島】 ノルディックウォーキングは母の健康作りがきっかけです。私は江森工務店で福祉用具の専門相談員をやっていますが、その関連でノルディックウォーキングというものを知りました。母は歩くのに杖を持つことに抵抗があったようですが、ノルディックウォーキングを勧めてみましたら、「これだったらいいいかもしれない」と乗り気になってくれたのですよ。母に勧めた以上は自分もやってみなければと思って実際にやってみたところ、全身運動ですごく健康に良く、体力作りにもなると実感したのです。それで、全日本ノルディックウォーク連盟というところの指導者講習を受けたのです。今年はノルディックウォーキングを5回シリーズで、体育協会のスポーツ教室で開催しました。1回目は上高野小学校で基本的なことを指導させていただき、上高野神社まで歩きました。2回目以降、葛西用水や中川なども歩き、最終回は権現堂堤を歩いてきました。年配の方から、生活習慣病の予防の為に始めた方もいます。看護師さんの中に、ノルディックウォークが運動療法として効果があるという事を学んでこられた方がいまして、私の所に依頼があり日光街道幸手宿のまち歩きや、11月16日には東埼玉総合病院の生活習慣病予防祭りで指導をさせていただきました。

【本紙】 ボランティアなど色々な活動をされていますね。どなたかの影響ですか?

伯母と父の影響友達の輪写真

【福島】 父の影響が大きいですね。私が子供の頃、父は教育委員会の社会教育主事で、地域活動をしているのをよく見ていました。中学生の時には、幸手にジュニアリーダースクラブが発足し、父から参加させられました。キャンプへ行ったりスキーに行ったり、青少年相談員などの活動を通していろいろな方と出会っていったのが私の原点だと思います。今でも、父は地域活動などで迷った時の良き相談相手になってくれます。現在83歳になりますが、ゴルフからグランドゴルフに切り替えて、毎日のように楽しんでいます。また、教員だった伯母の影響も大きく「故郷を愛する」という事を教えられました。その伯母は令和になる直前の4月29日に100歳で亡くなりました。22歳の頃ですが、青少年相談員の活動をしている中で、海外派遣事業に参加する機会に恵まれ、サンフランシスコ、ワシントン、カナダのナイアガラなどを見て回りました。最後にアニストンで4泊ほどのホームステイもしました。飛び回っていたという感じで若かったから出来た事でもあります。その時の仲間たちとは今でも会う機会があります。当時、財団法人勤労青少年協会の会長だった代議士には、海外派遣事業が終わった後、秘書としてお仕事をお手伝いさせてもらう事も出来ました。その先生は淡路島出身で、橋がなく非常に不便だったそうで、サンフランシスコにあるゴールデンゲートブリッジを見て「こういう橋を淡路島に架けたい」と夢をずっと持っていたそうです。それを諦めずに頑張って実現させた事は、本当に凄い事だと今でも尊敬しています。

【本紙】 夢は実現するのですね。では、お友達をご紹介ください。

【福島】 「木ごころ」にも作品を展示して下さっている社会教育委員の大先輩、三澤文人先生をご紹介いたします。(木ごころには大工さんが作った木組みの作品や絵画などのアートも展示され囲炉裏もありました。囲炉裏を囲んでコミュニケーションなんてしゃれていますね。)