友達の輪588号(2020年1月5日発行)
女性問題学習グル-プ なの花会前会長 古賀 裕子さんへ
【本紙】 小山さんの英会話教室にいかれているそうですね。他にもいろいろな事をされているそうですね?
【古賀】(敬称略) そうですね。楽しいのでいろいろなことに手を染めてしまいました。(笑)月曜日は、なの花会(25年間)と傾聴ボランティア(10年間)、そして、セルフカウンセリングをやっています。セルフカウンセリングは三年前に始めたのですが、傾聴ボランティアの為に始めたもので、人の話を聞く為には自分の事をよく知らないといけないと思ったのです。火曜日が英会話と昼から傾聴ボランティアに行って、夜は社交ダンスをやっています。水曜日の午前中には水彩画をやって、昼からは文学の話を聞きにいき、その後にも社交ダンスをやっています。水曜は月1回ですが音楽教室にも通っています。木曜日がリズム体操をやって、午後は傾聴ボランティア、また、教会に行って聖書の勉強もしています。金曜日はボウリングをやっています。普段は100を越えたり、越えなかったりというスコアですが、ある日人生最高の245点を出しました。あまりのスコアに、投げた本人もびっくり、一緒にやっていた人もびっくり、神様が手助けしてくれたのではないかと思っています。そして、またパソコン教室ですね。ワード、エクセルを勉強して、年賀状やクリスマスカードも作ったりします。写真を並べたり、文字を入れて、音楽が流れるようにもするのですよ。そして、週末の土曜日がモラロジーで日曜日は教会です。
【本紙】 あっという間の一週間ですね!なの花会の活動とはどのようなものですか?
「はい、喜んで」
【古賀】 なの花会は、平成2年に久喜市で開かれた婦人大学校がきっかけで、男女共同参画と人権問題について啓蒙していこうと設立されました。私はなの花会に入って人生が大きく変わった気がします。入る前はよく「男のくせに」とか言っていましたが、自然と言わなくなりましたし、世の中の動きも気になるようになりました。私が30代の頃ですが、幸手青年会議所の講演会に行った事があります。そこで、なにか頼まれたら、「はい、喜んで!」と受けなさいというお話があり、実践するようにしたら非常に大きな変化が出ました。その積極性のおかげで、なの花会、教会、傾聴ボランティアとたくさんの経験をさせていただきました。娘が海外にいますから、海外のニュースも気になり、衛星放送で世界のニュースも見るようになりました。また、夫が旅行好きで外国にもよく行きました。なの花会は設立当初は90名くらいの会員がいたそうで、月一回の会報発行や講演会などを行っていました。現在は会員の高齢化もあり3か月に1回の会報発行と、年一回の公開講座の開催、With Youさいたまフェスティバルへの参加、県議会傍聴、春と秋にはレクリエーションをやっています。また、男女共同参画の問題や健康問題、退職してからの在り方などの大人向けの紙芝居も行っています。会員数は18名と少なくなりましたが、去年9月に30周年を迎えました。
【本紙】 ご旅行が好きという事ですが、色々行かれたそうですね。
定年後の夫婦旅
【古賀】 私は小学校の教師でしたが、夫が仕事の関係でハワイに行く事になったのですが、接待係として行く事になり、初めての海外はハワイでした。また、現職の時、カナダとニューヨークに研修で行きました。仕事を辞めてから父と中国に行きました。他に韓国やアメリカ、台湾やタイ、ベトナム、エジプトなどにも行っています。一昨年の夏には南アフリカに行きました。たくさんの動物が見られて感動的でした。ジャカランダという紫の花があるのですが、ちょうど咲く時期でしたからとても綺麗でした。ヨーロッパの方も、スイス、ルクセンブルク、イタリア、ドイツ、フランス、イギリスと一日ずつで回った事もありますが、ああいうツアーは忙しさばかりで土地が記憶に残らないから私としては駄目ですね。ただ、ノルウェーとスウェーデン、フィンランドのオーロラは5日間ずっと観る事が出来ました。ちょうど世界天文年でした。ブラジルにも、マチピチュにも行けましたから、非常にラッキーだったと思っています。
【本紙】 忘れられない思い出などありますか?次の計画はあるのですか?
無制限保険で
【古賀】 そうですね。大変な思い出もありますよ。クロアチア旅行に行った時のこと、夫は足が悪く杖をついて歩いているのです。小雨が降っていて、木道が雨に濡れ、さらに落ち葉がたくさん落ちていて非常に滑りやすい状況でした。そのせいで、杖がストッパーにならずそのまま滑って池の中に落ちてしまったのです。新婚さんが一緒にいましたから、その方たちに助けてもらってなんとか引き上げてもらいました。30センチ程度の深さのところに落ちましたから、骨折で済みました。深いところでは1メートルを越えるところもあるそうですから、そういう意味では運が良かったと思いますね。向こうの病院に入院したのですが、ホテルの受付の人とお医者さんしか英語が通じないものですから、非常に苦労した覚えがあります。ツアーでしたから、他の人とは離団して帰国は伸びてしまいました。そして、帰りも完治した状態ではなく、医師と看護師が同行しストレッチャーのままチャーター機でパリまで行きました。そうしたら、飛行機の下にはヴェニスの風景が見えるわけですよ。私と医師と看護師もテンション上がっちゃって写真を撮りまくっていました。入院費や飛行機代など心配しましたが、夫がたまたま無制限の保険に入っていたものですから、それでなんとかなりました。日本に帰る時もストレッチャーですから、座席を3つほど潰して乗る事になりました。あの時ほど保険の重要性を感じた事はありません。保険は絶対に入っていた方が間違いないと確信しました。もちろん、なにもないのが一番ではあるのですけど。 次の計画はオランダとベルギーを予定しています。フェルメール美術館に行こうと思っています。
【本紙】 すごい経験ですね。では、お友達をご紹介ください。
【古賀】 教会でお世話になっている、牧師の田中綏子さんをご紹介します。
【本紙】 ありがとうございました。これからもご夫婦で素敵な旅をお楽しみ下さい。(古賀さんは人生のターニングポイントとして、ご両親、就職、結婚、モラロジーという道徳科学との出会いをあげていました。モラロジーについてはプラス思考を学び、今でも月に2回ほど勉強会をしているそうです。元気あふれる方でした。)