タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪606号(2020年10月18日発行) 
合同会社 アイデアル代表社員 高嶋 晋平さんへ

【本紙】 関口さんからアイデアいっぱいの方とご紹介いただきました。社名もアイデアルですが、いつ創業されたのですか?

【高嶋】(敬称略) 私は幸手高校の出身ですが、起業に関しては在籍したマルチメディア部の影響が大きいのです。このクラブはITの先駆けで、海老原先生という先生が創部しました。私はパソコン好きの兄の影響もあって入部しました。入学時に先生は共栄大学に移られており、直接指導を受ける機会はありませんでした。しかし、共栄大学では学生の起業精神を育成する「かいしゃごっこ」という学内企業が作られていることを知り、進路も共栄大学に決め、経営と経済を専攻しながら海老原教授の「会社ごっこ」(現在は有限会社かいしゃごっこで登記)に参加しました。それまで、経営のことは全く知りませんでしたので、海老原教授に色々なことを教えていただきました。そして、卒業後、2013年7月7日の24歳の時に創業しました。おかげさまで7年目になりまして、個人事業を含めると10年目になります。

【本紙】 個人事業ですか?

創業費ゼロでスタート友達の輪写真

【高嶋】 東武動物公園駅前でレンタルスペースのビジネスを立ち上げたのが最初です。大学卒業後、学んだことを実践してみようと思ったのです。しかし、資金もなく、創業費ゼロでお店を持つ方法はないかと考えました。私は杉戸生まれですが、地元に寂れた商店街を感じました。そこで、駅前商店街 を活性化させたいと思ったのです。シャッターが閉じてるお店を見つけ、家主さんと交渉をして22歳の時に「あきんど」というレンタルスペースを始めました。商売をやっている人の商品を置いたり、PRする場所として活用する計画でしたが、月々数千円位の収入しかならず、全く上手くいきませんでした。まともな収入になったのは、開業1年間でのお客様相手の広告業で、レンタルスペースはもうボランティア感覚でした。しかし、来店してくれる人の中から広告の仕事を頂いたりと今の礎に繋がった部分もありました。

【本紙】 企業には就職はしなかったのですか?

【高嶋】 どこにも就職せず現在に至ります。あえて言うなら(有)かいしゃごっこに入社し、副社長まで経験しました。しかし、社名が遊びのように思われて、対外的に理解していただくには難しい時もありました。でも、プログラミング等のキッズスクールがスタートしてから、この社名が真価を発揮したように思います。子どもたちがビジネスやITに興味を持った際に「ごっこ」という部分に親しみを持てるのでしょう。保護者にとっても難しい名前だったら、来にくかったのではと思うところもあります。

【本紙】 現在の主な事業は?また、目標などは?

企業コラボレーション

【高嶋】 主な事業は広告代理事業です。ホームページや冊子、イベントのグッズ製作等で、法人からの依頼、観光庁等からの依頼もあります。お客様が当社を信用して頂き、さらに色々な方を紹介して頂いたので、少しずつ信頼を得られたのではと思います。3月下旬には匠大塚様との業務提携が決まり、事務所も春日部に移りました。杉戸は地元ですし、お客様との繋がりも十分にありました。五霞町や幸手市などのまちづくりにも関わってきましたが、春日部にはそういった母体がなかったので、事務所を持ちたいという想いもありましたのでとてもうれしく感じます。目標と言いますか、今までは個人や法人などひとつひとつとやり取りをしていたのですが、今後はそれらを繋げていきたいと思います。ひとつの会社でなにかをやるのではなく、複数の会社で行うコラボレーションというものをもっと広げていきたいですね。自分が今まで相対してきたお客様方の経営を支援していけるのか、というところでは自分が広告を作るというだけではどうしても限界があります。そこで、自分だけではなく色んな地域の人たちとコラボレーションをすることが出来るような仕組みを作っていきたいですね。経営をしている方同士で集まれるプラットホームを作りたいと思っています。創業当初の個人事業名「あきんど」を継いで、新しいプラットホームを「Akind」という名で作りました。まだ加盟企業は50社程ですが、これからもっと増やして、互いにコラボレーションする機会を作り1社だけでは出来ない事業をやってみたいですね。

【本紙】 夢があって楽しみですね。ご趣味などはありますか?

アイアンマン友達の輪写真

【高嶋】 DIYが好きですね。外壁の塗装をやったり、材料を買ってきて、外壁を変えてみたり壁紙を貼ってみたりしています。最近ですと、軽ワゴンのキャンピングカーを作っています。椅子を作ったり、 棚を作ったりと楽しみながらやっています。自分の頭の中のイメージを形にするのが好きなんです。また、体を動かすことも好きで、トライアスロンもやっています。父もトライアスロンをやっていて、ハワイのアイアンマンレースに出たこともあります。いつか私もそのレースに出てみたいと思います。我が家では、私が小さい頃から家族全員で、加須で行われている31Kmを歩く「かちあるき大会」に参加しています。ですから、歩くこと、走ることは昔から好きでした。昔、「クイズ家族でGO」という家族対抗で100万円を競うクイズ番組がありました。その番組に「スポーツ一家」という枠組みで出場し100万円を獲得しました。そんなこともあって、スポーツは私だけでなく子どもの頃から家族全員が好きで、文字通りスポーツ一家です。中でも父がやっていたトライアスロンに惹かれて、今でも続ける競技になりました。実は父がトライアスロンを始めたのは、元々マラソンをやっていた母に誘われたマラソン大会で、負けてしまった悔しさがきっかけだそうです。

【本紙】 まさに悔しさがバネですね。では、お友達をご紹介ください。

【高嶋】 五霞町で「ひよりキッチン」というお弁当屋さんを経営している石塚由美子さんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。地域活性化にご尽力下さい。(高嶋さんは基本的にひとりで会社を運営しているそうです。その背景には個人で起業された友人や仲間たちのネットワークが活かされ、依頼された業務をワークシェアしているそうです。人のつながりが大切ですね。)