タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪607号(2020年11月1日発行) 
ひよりKitchen店長 石塚 由美子さんへ

【本紙】 高嶋さんからのご紹介をいただきました。いつからやられているのですか?

【石塚】(敬称略) 高嶋さんにはホームページ制作などでお世話になっております。現在の仕事は2016年5月に仕出し弁当・料理・宅配専門店としてオープンしました。

【本紙】 この仕事を始めるきっかけはなんですか?

【石塚】 私は飲食店、割烹料理など、食に携わる仕事でずっと接客担当をしていました。人と関わるのが好きな性格でしたので、趣味程度に友達を呼んでホームパーティなどもやったりしていました。接客もですが料理を作るのも好きでした。厨房で腕を振るう板前さんの姿を見て、料理を作る事に関心を持ちました。ディサービスの厨房をまかされ、好きなように調理をする機会に恵まれ、利用者さんのお誕生日会を企画するにあたり、主役の方と事前にどういったものが食べたいか等打合せして、希望される料理を提供したところ、利用者さんの素敵な笑顔を見て感動しました。この時に、料理を通じて笑顔を頂けるこの仕事を決めました。やるからにはもっと調理の勉強を…と思い、調理師免許を取得しました。私の長年の想いと、大きくなった子供たちからの応援もあって、ここは開業チャンスと思いスタートしました。

【本紙】 最初はどのようなことをやられたのですか?

ひとりですべてを友達の輪写真

【石塚】 お弁当を作って、各お客様に配達しようとスタートしました。しかし、他のお弁当屋さんと違って当店では予約注文のみです。メニューもちらしもありませんでしたので、知ってもらうには自分で行動するしかないと考えたのです。そこで、自分が営業に行きたいと思っていた会社さんなどに飛び込み訪問をしました。3回ぐらい断られても懲りずに繰り返し行きました。信用もない状況でしたが、根気よく続けていくと注文をくださいました。お弁当を召し上がっていただき、「美味しかった」とリピート注文してくださり、その上、お客さんの伝手で販路拡大にもつながり、今日まで6年間お弁当屋さんを続けることが出来、感謝です。しかし、私一人でやっているので限界もあります。最初は昼食と夕食も作っていました。自分一人で作って自分一人で配達していました。特に夕食はディサービスの関係でお客様はお年寄りの方が多く、配達でお会いした際には会話も必要で、予想以上の時間がかかってしまいました。おかげさまで昼のお弁当も増えてきて、夕食まで手が回らなくなってしまいました。それで本当に申し訳なかったのですが、利用者の方にお詫びをして、私に代わり夕食を配達してくれる業者さんを探して引継ぎをお願いしました。

【本紙】 配達エリアはどうなっていますか?

発酵食で健康

【石塚】 幸手・久喜・杉戸・五霞・境などにお届けしています。小中学校、病院、公共施設、会社、銀行などが主になります。当店のお弁当は手作りが自慢で、新鮮な野菜をふんだんに使っていますが、それだけで元気になるのは不十分だと思っています。この仕事に就いて調理以外の勉強もする機会に恵まれ、最近になって発酵食品マイスターと発酵食健康アドバイザーという資格を取得しました。それに合わせて発酵食の取り扱いも始めました。腸内環境という話題はコロナ禍の今、とても関心の高いことのひとつになっています。お客様の中には、病気をされている方もいらっしゃいます。そういった方の健康に対して少しでもよいもの、少しでもプラスになるものを提供できればと、思っています。食べるということはとても大切ですが、心のケアも同じくらい大切なものだと思っています。そういうところも含めて、お客様にお伝え・提供していければ…と思います。

【本紙】 ご趣味などはありますか?

実は苦手があった友達の輪写真

【石塚】 小さい頃から両親が色々なところに連れて行ってくれ、その先々で美味しいものを食べたりしていました。その影響をうけ、旅に行ったり、出かけた先での食べ歩きなどが好きです。また、お酒も好きなので、楽しみのひとつでもあります。旅先で知り合った人と話をしたり、仲良くなるのも醍醐味ですね。人と話すのが好きで、大抵の方とは仲良くなれる自信はあります。また、一度お話した方のお顔は忘れないです。ただ、名前までは覚えられないのですが。(笑)そんな私ですが、実を言うと、子どもとお年寄りは苦手でした。子どもに関しては、子育てを通じて好きになりました。それは自分の子だけでなく、他の子もです。お年寄りについては最後に就業についたディサービスです。ディサービスでは、お恥ずかしいのですが、最初は嫌で泣いていました。認知症の方達との対処がとても苦手でした。友達に泣き言を言うと、「3ヶ月間は頑張りな」と言われ、3ヶ月間必死に頑張りました。そうしたら少し気持ちが変わり、お年寄りと触れ合っているうちに自分の中で考え方が変わってきました。そして、最後は抱きしめられるようになり、その人のために最後まで何かをしてあげたいと思えるようになりました。今まで接客をやってきて、接客に関しては自信はあったのですが、相手目線での対応が出来ていなかった自分を知り、接客への想いをあらたにする機会となりました。お年寄りのお弁当を頼まれる事も多いのですが、必ず食べられるものを聞くようにしています。年齢や性別、嗜好などなど…それらを聞いたうえで、出来る限りの範囲で、その方が美味しく食べられるものを提供できるよう努めています。

【本紙】 お年寄りに喜ばれますね。では、お友達をご紹介ください。

【石塚】 幸手市在住の大泉千加子さんをご紹介いたします。仕事や遊びの相談仲間です。

【本紙】 ありがとうございました。食を通じて健康いっぱいの環境を作って下さい。(ひよりキッチンさんの配達エリアは幸手・久喜・五霞・杉戸・境・古河ですが、エリア外でもお店まで取りに来てもらえば可能だそうです。注文は3日前で配達する場合は5個以上の注文だそうです。来店されるのであれば、数の制限はないそうです。メニューについてはホームページをご覧下さい。また、可能な限りご希望に添えるように対応いただけるそうです。)

ひよりKitchen HP