タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪609号(2020年12月6日発行) 
エステティシャン 星 敏子さんへ

【本紙】 エステティシャンのお仕事が長いと伺いましたが、いつからやられているのですか?

【星】(敬称略) おかげさまで22年間、現在のサロンに勤めさせてもらっています。私は福島の生まれで、こちらに上京してきました。当時、五霞町にある日本ソーイングという洋服メーカーに就職しまして、そこで17年間お仕事をさせていただく中で、出会いがあって結婚し幸手に住む事になりました。

【本紙】 元々、縫製が好きだったのですか?エステの仕事に入られたきっかけは?

【星】 いえ、そんな事はないですね。たまたま、日本ソーイングに就職が決まったというだけで、縫製は入社してから覚えました。日本ソーイングは縫製の仕事という事もあって、女性がたくさんいる職場でした。その後、現在のエステのオーナーと知り合いになり、「職場の人にオッペン化粧品の販売をやらないか」と誘われたのです。職場の女性向けで訪問販売をしなくてもよいというので、軽い副業感覚で始めたのです。始めた頃は世の中の景気も上向きで、とりあえず商品説明を聞いて良さそうだから使ってみて、そのまま使い続けていただける感じでした。当時、オッペン化粧品はいろいろな広告を打っていましたから、ネームバリューで売りやすかったのです。

【本紙】 日本ソーイングは辞めてしまったのですか?

仕事に迷いが友達の輪写真

【星】 そうですね。子供が3人いたのですが、一番下の子が幼稚園に入ると仕事を休みがちになってしまったのです。正社員で働いていたのですが、部署の主任から子育てを心配して、「休みがとりやすいパートにならないか」と言われたのです。私はちょっと勝気なところがありまして、パートでやるくらいなら辞めようと考え、思い切って辞めてしまいました。それで化粧品一本でやっていく事にしたのです。結果的には、主任が私を心配してくれたからだと言えますし、その事が私の自立への迷いに背中を押してもらえたと思っています。

【本紙】 転職独立みたいな感じですね。お勤めとはまったく環境が違いますね。

【星】 全然違います。与えられた仕事をやるという事から、自分からやっていく仕事に変わりました。自ら販路を広げないといけないので、訪問販売もしなければなりません。地元生まれではないので、伝手もありませんから大変でしたね。当時は販売マニュアルもありませんでしたから、何を話せばいいのか分からないという状態でした。ですから、最初はオーナーさんの仕事を後ろで見て、実地で覚えていった感じです。見様見真似で色々と訪問を繰り返して、少しずつ開拓していき、少しずつですが知り合いも増やしていきました。今になっても安定しているとは言えません。化粧品メーカーは非常に多いですし、化粧品の種類も豊富です。通販でも「今から30分以内に云々」というのもあります。常に開拓していかないとお客様も飽きてたり、他の化粧品に乗り換えてしまう事もよくあることです。その多種多様な化粧品からオッペンを選んでもらい、また豊富なオッペン化粧品からお客様に合ったものを紹介しないといけません。

【本紙】 化粧品の知識も相当必要になりますね。エステティシャンとなったのはいつくらいからですか?

2000円で!

【星】 やっぱりそれなりに勉強はしましたね。新商品も常に出ますから、その度に新しい知識を仕入れないといけません。また、化粧品は医薬部外品なので、「こういう効果が絶対にある」という表現が出来ません。メーカーとしては絶対の自信を持っているのでしょうが法的には無理です。そのためにサンプルなどで2日、3日の試用期間で効果を実感してもらうのです。エステティシャンとなったのも化粧品販売をメインにした頃と同時期で、実際に商品を使ってのエステで効果を実感していただけるのです。当サロンではエステが通常は6000円ですが、当サロンの化粧品を揃えて下さった方のみを対象に2000円で行っています。お買い上げいただいた化粧品をご自宅で使って、エステの時はサロンに持ってきて使うという感じです。実際に効果的な使い方を教える事も出来ます。また、幸手市のハッピーエール券も使えますので、この機会にご相談に来ていただけると幸いです。

夢は自分のサロンを友達の輪写真

【本紙】 お仕事は不定期ですが、何か他のこともされているのですか?ご趣味とか?

【星】 エステの仕事がないときは、主婦ですから、日中は家の事をやっています。夜はエステのお客様の知人の方がやっている「談話室・優」というところでお手伝いをしています。落ち着きのある雰囲気の場所でお酒を楽しめる場です。そこで調理を担当させてもらっています。

【本紙】  厨房を任されているのですね。どんなお料理を作るのですか?

【星】 メニューが決まっているのですが、牛肉・豚肉・鶏肉と3種の肉類の中で「お任せ」というオリジナルメニューが最近は人気です。勤務は水曜、金曜、土曜のみですが。趣味はこれといったものはありません。多分、普段から色々なことをやっていますので、きっと疲れてしまうのでしょうね。あえて言うなら、人とお話しをするのが好きですね。自分で言うのも変ですが、ひとりでいるというのはあまりないように思えます。

【本紙】 これからやってみたいという事はありますか?

【星】 いまやっているお店はオーナーから借りているお店です。やられている方ならみんな思うことだと思いますが、ゆくゆくは自分のサロンを持ちたいなと思っています。理想で言えば、1階が喫茶店で2階がサロンというのがいいのです。2階でエステを受けてもらったお客様に下でゆったりしてもらえればと思っています。

【本紙】 ありがとうございました。では、お友達をご紹介ください。

【星】 介護関係のお仕事をされている松本いち子さんをご紹介します。
(星さんのエステはオールハンドで人の手の温かみを大切にしているそうです。そして、常に清潔にする事は当たり前として、ガサガサした手で人様の肌に触れるわけにはいきませんから、手荒れをしないように気を付けているそうです。手タレントという職業がありますが、まさにそんな手の持ち主でした。)