タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪627号(2021年9月5日発行) 
民生委員 菅澤 昭子さん ひかり介護タクシー 菅澤 強さんへ

【本紙】 民生委員は長いのですか。具体的にどのようなお仕事でしょうか?

【菅澤(昭子)】(敬称略) 一期が3年で四期目ですから11年位になりますね。緑台の3区と2区の一部の約300軒を担当しております。昔は何でもやるという感じでしたが、今は、介護保険や包括支援センター、行政の福祉関係の部署も充実しており、以前ほど色々な仕事があるというわけではありません。現在は地域の方々の相談窓口のような感じです。民生委員は専門的な知識を持っているわけではありませんから、「その道の専門家にしっかりと繋ぐような仕事をしてほしい」と言われています。

【本紙】 相談事は多いのですか?

【菅澤(昭子)】 私が担当しているところではそんなに多くはないですね。問題が少ない地域なので幸いなことと思います。もちろん何かあれば、しかるべきところに連絡して対応してもらうようにしています。一人暮らしの高齢者のところを巡回したりしますが、中には迷惑だと感じられる方もいますから、遠目で見て様子を伺うようにもしています。私の地区は住民の皆様同士の連携があり、おかしいなと思うことがあると、私に「様子を見てくれませんか?」と連絡が来ます。あらためて地域の繋がりの大切さを感じます。

【本紙】 介護タクシーは具体的にどのようなお仕事なのでしょうか?

高齢化の先に

【菅澤(強)】 前職を中途退職して転身しました。介護保険制度が始まったことを受けて、高齢化社会を見据えてこの仕事に決めました。タクシー事業許可の申請から始まり、介護技術や二種免許の取得、購入した車をリフト付きに改造して車検を受けたりとやる事の多い1年でした。当時は横浜の関東運輸局での法令試験にも行きました。そんなこんなで今年8月で開業17年になりました。具体的な仕事としては、多くは通院の送迎です。皆さん行きの時間は分かるので予定が組めますが、受診後の帰りの時間が読めないので、いつも苦労しています。時にして次の方と重なってしまって、お待ち頂くこともありますが、移動の際の運転にはいつも充分気を付けているところです。それと、お客様が乗車される前のベッドから車椅子やストレッチャーへの移乗とか、病院内での付添いなどの介助も対応しています。また、通院以外でも入退院や施設などへの移動や銀行、市役所、スーパーへも、そして旅行など、目的は問わずご要望にお応えしています。皆様の日常の足としてご利用頂きまして微力ではありますが、お役に立てれば幸いと思っています。

【本紙】 お仕事柄、お休みはどうされているのですか?ご夫婦で共通のご趣味などは?

父の出身地 秩父友達の輪写真

【菅澤(強)】 事前に予約が入っていれば、当然その日が祝祭日であっても仕事となります。休みとなると計画的な休みではなく、不定期な休みになることが多いですね。妻には電話の応対や事務処理などを任せています。

【菅澤(昭子)】 ある日、のんびりしていたら、「今からすぐに来て」という電話が入って慌てたことがありますね。休みが取れると夫婦で山歩きやハイキングなどに行きます。秩父の札所などをよく廻りました。秩父の札所は私が還暦の年に、子年の中開帳といって、御開帳と御開帳の間に子年が入った時に三ヶ月間だけ秩父札所三十四ヶ所観音札所で総開帳を行うのです。秩父は私の父の出身地で身近なところでもありましたから、姉とちょっと廻ってみようか、となって一緒に廻ったのが御朱印帳の一冊目になります。それが平成20年の4月から7月の3ヶ月間で、1日で大体五カ所を廻りましたので、7日かかり、短期間でしたから、もう大忙しでした。(笑)いとこが秩父にいますので、コロナ前は秩父夜祭も毎年のように行きました。ある時、いとこからの連絡で山車を曳くための鑑札があるとのことだったので、当日、2人でその印の付いた法被を着て参加しました。屋台囃子が鳴り響く中で力を出して、真冬の最中に汗をかいたものでした。

【菅澤(強)】 団子坂から市役所まで一気に曳き上がったのはいい思い出です。

【本紙】 夜祭は迫力ありますね。秩父札所巡りを終えてどうでしたか?

御朱印帳の空白友達の輪写真

【菅澤(昭子)】 全部廻ったという達成感や充足感はありました。かなり歩きましたから健康になったと思います。それがご利益のようなものでしょうか。実は3回、廻っています。2回目は友達と一緒に廻り、途中から主人も参加したのですが、友達も仕事をしていましたし、予定が合っても天候不順で実行出来ず、友達はなんとか終わらせたのですが、私は七ヶ所を残したままになっています。それで、今度は夫婦で3回目にチャレンジして廻り切りました。仕事もありましたから、1年くらいかけてやり遂げました。ただ、まだ終わっていない2回目の御朱印帳を埋めないと申し訳けないので、コロナが収まったらチャレンジしたいですね。それと、全部終わったら、「秩父札所三十四ヶ所が終わりました」と長野の善光寺に報告に行かないといけないのですよ。一冊につき1回ですから、現状では2回行かないと駄目ですね。

【本紙】 水引を作っているそうですね。野菜も作っているとか?

金沢で水引に出会い

【菅澤(昭子)】 水引は私がひとりで黙々とやっています。娘が金沢にいた時、何度か遊びに行っているある日、雨で出歩けなかったのです。そんな時に娘が「水引やる?」と出してきたのです。当時、娘も習ったばかりだったようでしたが、一緒にやっているうちに私ものめり込んでしまいました。指先を使うので、ボケ防止にもいいかと思っています。自治会館で有志が集まり、水引作りをやっています。手先を使うので、向き不向きがありますが、市内から3人、春日部から2人来てくれます。野菜は圏央道の近くに借りている約30坪の畑で季節の野菜を作っています。今はナスやキュウリなどの夏野菜が中心です。そろそろ大根の準備もしなくてはと考えています。

【本紙】 たくさんやることがありますね。では、お友達をご紹介ください。

【菅澤(昭子)】 「幸手子育て支援ねっとわーく」の代表をされている山本晶子さんをご紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。これからも活動を通じて地域を支えて下さい。(菅澤さんご夫妻は、仕事柄お休みが不定期なので、日帰りで日光や那須の温泉にも行かれるそうです。仲の良いご夫婦でした。)