タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪635号(2022年1月9日発行) 
WILLIAMS 代表取締役 進藤 慶大さんへ

【本紙】 こちらのお店はいつからやられているのですか?きっかけなどありますか?

【進藤】(敬称略) 2018年6月にオープンしました。今年の6月で4年目を迎えることになります。お店を始めようと思ったのは結構さかのぼるのですが、僕が中学校2年生の頃になります。実家は菖蒲町ですが、菖蒲町はアメリカオレゴン州のローズバーグというところと姉妹都市を結んでいます。その姉妹都市とのプロジェクトの一環として交換留学がありました。それで私も参加しまして、2週間ほどアメリカ行ったのがきっかけですね。中学生でしたので、たった2週間とはいえ、ホームシックになった記憶があります。でも、それも含めた経験が自分の糧になったように思います。ホームステイ先のご家族の方と一緒に食事をしたり、遊園地に行ったり、スーパーに買い物に行ったりもしました。特にスーパーが印象深く、日本との規模の違い、陳列されている商品、デザイン等に感銘を受けました。交換留学生としてアメリカに行ったあとも、ちょくちょくアメリカには行っていました。アメリカの文化に触れて憧れたというところもあったのだと思います。

【本紙】 なるほど、その後どうされたのですか?

観光ビザで3ヶ月友達の輪写真

【進藤】 大学卒業後、飲食業に興味があったので、銀座にあるブライダル業も兼ねている飲食店に勤めました。ただ、飽きっぽい性格でしたから、2年程しか続かず退職後は貯蓄を使って海外に行ったりしていました。ブラックミュージックが好きなので、ニューヨークやロサンゼルス、ポートランド、ジャマイカなどにも行きました。ただ、お金もなくて、学生ビザも就労ビザも取れず、観光ビザ3ヶ月で行ける範囲でしたから、ビザの期限が近付いたら一度日本に戻り、再び次の旅に出る繰り返しでした。23歳位までそんな生活をしていたのですが、サーフィンが好きということもあって台湾の東にある台東(たいとん)で行われたサーフィンの大会に出たことがあるのです。そこで泊まった宿に湘南からやってきた日本人がいて、色々と話している内に仲良くなって、「湘南に遊びに来な」と誘われたのです。台東での旅が終わって帰国した翌週には湘南に移り住んでいました。湘南で料理の勉強を2年程しまして、26歳で地元に戻ってきて最初は飲食店ではなく、今まで培ってきた海外とのコネクションを使って洋服屋を始めました。そのお店は29歳までの3年間やっていましたが、当初の夢だった飲食店をやりたいという気持ちもあったので、29歳からここで飲食店を始めることにしたのです。

【本紙】 クラフトビールも始められるそうですね。

地域に恩返し

【進藤】 そうですね。クラフトビールは交換留学でアメリカに行った際に、ビールとは知らなかったのですが、その飲料のパッケージやデザインに非常に惹かれました。それもあってオリジナルTシャツや企業パンフレットなどの制作などデザインの仕事もやっていました。クラフトビールについて、当社では発泡酒免許を今月中に取得できるので、1月下旬頃にはウィリアムズブルワリーというブランドでスタートできる予定です。味も何百種、何千種となるかもしれません。僕の実家の周辺は梨畑がたくさんあり、農家の人たちが収穫している様子を見ていました。時には自然災害で出荷できなくなってしまった梨をいただいたりもしました。そのような出荷できない梨を、ビールの副原料として現金化出来たらいいなと考えています。ビールに使う際は圧搾してしまうので、特に見た目が綺麗なところにこだわる必要もないのです。地産地消でローズバーグに行かせてくれた菖蒲町にお礼のようなものが出来ればと思っています。久喜で有名な梨や苺を使って、発泡酒免許でないと作れないビールというものも考えています。店内で飲むことも出来るようにしますし、外販ですと缶での販売予定です。価格は350mlで500円~1000円になるかと思います。

【本紙】 店内のデザインはご自身でやられたのですか?店内にはLPもたくさん置いていますね。

ウィリアムズバーグを再現友達の輪写真

【進藤】 そうです。僕と一緒にやってくれた大工の方と相談しながら決めていきました。店内イメージにもアメリカがあって、店名にもなっているのですが、ニューヨークにウィリアムズバーグというところがあるのです。そこは100年前にはレンガの倉庫街がたくさんあったところで、川沿いにはたくさんに船があって、それらで物流を担っていたところです。ところが、バブルが弾けてたくさんの倉庫が廃業してしまったのです。その跡地を使って若者たちが飲食店やギャレー、アパレルを始めた地です。見た目はちょっと汚いかもしれませんが、それらを逆手にとってモダンな感じに昇華させているので、そのイメージを取り入れました。70年~80年の古いソウル・ジャズが好きなのでそういったLPを多く揃えていますね。マイルス・デイヴィスやハービー・ハンコック、モータウンのマーヴィン・ゲイといった僕世代ではないものが好きで自分でレコードを集めたりしています。2ヶ月に1回くらいですが、レコードを回すイベントや、ジャズのピアニストやサックス奏者を呼んでライブをやったりもしています。

【本紙】 お店のPRなどはありますか?

【進藤】 アメリカ料理店ということもありますので、今一番売りにしているのはハンバーガーとクラフトビールになります。海外の色々なところに行きましたが、お店のコンセプトとなったのは強い印象として残ったニューヨークや東海岸になっています。その辺りを来店された方に感じていただけると嬉しいです。また、店内はカウンターまで含めると30席ほどになります。貸切やイベントなどでご利用いただけますのでご相談ください。もちろん、テイクアウトも出来ます。他にウーバーイーツもやっています。コロナ禍の影響でしょうか、思った以上に利用が多く、週末はお店が忙しくなってしまって、ウーバーイーツを止めてしまうこともあります。

【本紙】 忙しいことはうれしいことですね。では、お友達をご紹介ください。

【進藤】 父が久喜菖蒲ロータリークラブの会員で、昔から国際交流に携わっていたこともあり、中学生の頃から海外の人と触れ合う機会がありました。そんな、ロータリークラブ繋がりで、ご子息も交換留学されていた幸手中央ロータリークラブの金子桐絵さんを紹介させていただきます。

【本紙】 ありがとうございました。これからも、楽しい店づくりに期待します。(進藤さんのご家族は奥様と4歳の男の子、2歳で女の子の4人家族だそうです。時々奥様に連れられて子どもさんたちがお店に遊びに来て、楽しい時間を過ごしているそうです。)

株式会社WILLIAMS
久喜市久喜中央1-3-14
TEL:0480-53-8983
ランチ:12:00~15:00
ディナー:17:00~22:00
定休日:水曜
URL:株式会社WILLIAMS HP