タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪645号(2022年6月5日発行) 
久喜きららの杜保育園主任 松尾 舞さんへ

【本紙】 きれいな新しい保育園ですね。主任さんですが、ご経験は長いのですか?

【松尾】(敬称略) ありがとうございます。久喜きららの杜保育園は去年の4月に開園しました。本園は学校法人城南学園「五霞幼稚園・保育園」で、今年度7年目を迎えた「幸手きららの杜保育園」もあります。私は短大を卒業してすぐに五霞幼稚園・保育園に就職し、9年間担任を務めさせていただきました。10年目に「幸手きららの杜保育園」が開園するということで、担任を離れてリーダーという形で1年間勤務をしました。その後、五霞幼稚園・保育園に戻り、園内にある「子育て支援センター」と「プレスクール」で仕事をすることになりました。プレスクールは、幼稚園に入る前の子を週に1回の教室で、幼稚園や集団生活に慣れていくためのものです。私自身、未知の分野でしたので、不安もありましたが、4年間担当しました。この時は同世代の保護者の方が多く、担任の時とは違った角度から保護者の悩みや不安、幼稚園や保育園に対するイメージなど知ることが出来、とても良い経験をしました。そして、「久喜きららの杜保育園」が開園することになり、不安や迷いもありましたが主任として勤務することになりました。

【本紙】 五霞幼稚園・保育園さんが本園ですね。現在の施設は?また、コンセプトやPR等ありますか?

幼保連携友達の輪写真

【松尾】 児童の分野では、五霞幼稚園・保育園、幸手きららの杜保育園、久喜きららの杜保育園、きららの杜久喜小規模保育園、さらに板橋に、小規模保育園2園あります。また五霞子育て支援センター、どんぐりキッズ幸手があります。高齢者の分野では特別養護老人ホームきららの杜、デイサービスセンターきららの杜幸手があります。法人の教育目標は、教育学者 森信三先生の「根を養えば、樹はみずから育つ」という言葉を軸に、子どもは根っこである心や身体をしっかり育てればおのずから知性、人間性をつけることが出来るという方針です。また、幸手や久喜きららの杜は保育園ですが、カリキュラムで言えばどちらかというと教育も重視する幼稚園寄りです。久喜きららの杜保育園は昨年4月に出来たばかりの園ですから、まだ周知されていないところもあります。そこで、PRではありませんが、取り組みのひとつとしてブログやインスタを活用して、在園児の保護者の方には言葉だけでなく、園の様子を写真付きやコメント付きで観ていただき、我が子の普段の様子を知って成長を感じていただければと思っています。

【本紙】 今流ですね。保育士になったきっかけと、理想と現実との違いなどありましたか?

夢を追い続け

【松尾】 私は幼稚園の頃、5歳児担任の先生が大好きで、いつもその先生の左側にいるような子でした。今でこそ人前で話をしたりする仕事に就いてますが、小さい頃は友達と活発に遊ぶというより、どちらかというと静かにしているタイプでした。その先生に対する憧れもあって、将来の夢は幼稚園の先生になりたいと思いました。卒園の日に担任の先生がそれを聞いて喜んでくれたことを覚えています。それからずっと夢は変わりませんでした。保育士不足と言わる現在ですが、当時は自分が希望する園で面接を受けて、何人もの中から採用が決まる時代でした。両親にすれば、ずっと保育士の夢を持ち続けて、もし保育士になれなかったら・・・という心配もあったようです。なんとか夢を叶えましたが、苦労もしました。保育士はピアノが弾けたり、絵が上手というイメージがありますが、実は私は苦手です。でも、現場では求められています。そういった点では負い目を感じたことも、また、ピアノが上手な先生に劣等感を抱いたこともあります。それでもこの仕事が好きでした。私にしか出来ないこと、私が得意とすることをやっていこうと思いました。人と話すことは嫌いではありませんでしたし、子どもたちを観察することも好きでした。そこで日々子どもを見ていて思ったことや気が付いたことを保護者の方とお話しするようにしました。それを続けていく中で、保護者との信頼関係も結べるようになりました。ピアノや絵が上手なことも大事なことですが、保育士として保護者や子ども達に寄り添い、求められることを自分で見つけてやってきたように感じます。

【本紙】 卒園生ともふれあいがあるそうですね。

6年後の自分に友達の輪写真

【松尾】 4月に中学生になった教え子たち達10人程が、制服姿を見せに来てくれました。7年経った今でも成長した姿を見せてくれるのはとても嬉しいですね。コロナ禍の前には先生たちで小学校の運動会などを回って卒園児に会いに行ったりしましたが、ここ2~3年は会えていないので、たまに会うと急に大きくなったと驚かされます。また、各園では卒園児が小学校6年生になった夏休みに同窓会を開きます。卒園する時に6年後の自分に宛てて手紙を書き、同窓会の時に本人に渡します。そして、その同窓会では、20歳の自分宛てに手紙を書きます。それを園で預かり成人式の頃、本人に郵送します。これは私が入職前からやっているので、ずいぶん長く行われている行事です。同窓会では卒園の時に書いた自分への手紙を少し恥ずかしそうに読んでいます。

【本紙】 素敵な企画ですね。ご趣味などはありますか?

【松尾】 コロナ禍では出来ませんでしたが、冬は先生たちとスノーボードに行ったり、夏はバーベキューをしたり、職場の方たちで完結して遊べるくらい色々とやっていました。退職されたり、結婚して家庭に入った先生方ともまだ繋がっていますので、休日に会ったりします。長野に嫁いだ同期とは、今でも家族ぐるみの付き合いをしていて、長野まで遊びに行ったりしています。ただ、仕事一筋できたこともあって、まだ独身です。周りからも心配されているので、そろそろ結婚も考えなくてはと思っています。保育士は面倒見が良く優しいイメージなのでお嫁さんにするにはぴったりの職業と言われますが、出会いがないのも事実です。現在彼氏募集中になりますね。(笑)

【本紙】 出会いがあるといいですね。では、お友達をご紹介ください。

【松尾】 園の行事を写真撮影をしてくださっているカメラマンの山中貫功さんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。地域の幼児教育にご尽力下さい。(松尾さんはとても明るい方で、なんでも真剣に取り組んでくださる印象を受けました。子ども達にも保護者にも人気の先生です。)

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