タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪646号(2022年6月19日発行) 
Keep-Running Co.Ltd.代表 山中 貫功さんへ

【本紙】 お仕事はいつからですか、また、始められたきっかけは?

【山中】(敬称略) 2006年の6月15日に開業しました。私は幸手市内にあった写真屋さんに勤めていましたが、2005年に個人事業として独立して、翌年法人化しました。今はほとんどデジタルですが、当時は、フィルムカメラが主流でその現像がメインの仕事でした。しかし、デジタル化が進み現像などが一気に減ってしまい、この仕事ももう終わりかなと覚悟もしました。実際、フィルムからデジタルへの移行をきっかけに閉めてしまった写真屋さんも多いですね。デジタルに切り替わった時は、ネットプリントが流行り初めでした。私はネットが得意ではなかったのですが、苦肉の策で「eぷりんと」というネットプリントサイトを立ち上げました。これについてはあそこまでの需要があるとはまったく想像していませんでしたし、これがダメならもう閉業しようとまで思っていました。

【本紙】 ネット店舗を構えて最初の反応はいかがでしたか?

運が良かった友達の輪写真

【山中】 検索で引っかかるようにはしていたのですが、最初は注文が思うようには入りませんでした。他のネットプリントには安売り店もあり、競合したら大手には勝てませんので、多少価格が高くても良いものを出そうというコンセプトでスタートしました。第一号のお客様のことはよく覚えていて、結婚式の写真の依頼を出された方でした。それ以降に注文が多く入るようになりましたので、恐らくその方が価格.comか何かの口コミに書いてくれたのではないかと思います。今となっては確かめようもありませんが、そのお客様が、私がプリントした写真に感動されて、それでもっと色んな人に知ってもらおうとネットに書き込んでくれたのであれば非常に嬉しいことだと思います。普通だったらネットプリントをやったからといって、いきなり受注が入るなどということはないと思います。なのに、ネットの口コミが広がりを見せてくれたというのは運が良かったのだと思います。さらに新聞の記事にもなり、そこから一気に受注が増えました。月に3万枚ほどプリントすれば受注量が多いという業界ですが、この頃は1日に8万枚という時もあって、従業員全員で休むこともできず仕事に追われていました。注文が立て込んで発送が2週間後とかになってしまう事もあり、お客様から怒られてしまったこともありました。「eぷりんと」は今でもやっていますが、始めた当初はインターネット関係は全くの無知でしたし、「eぷりんと」が当たったのは本当に運が良かったとしか言いようがないですね。

【本紙】 プロと素人の撮影の違いは何ですか?上手な写真を撮るコツというのはありますか?

試してみよう

【山中】 画角と露出、ストロボ光の強弱などの瞬時の微調整でしょうか。画角の中に納めるべきもの、そうでないものの引き算や構図もそうですし、露出やホワイトバランスの調整でまったく雰囲気の違う写真になるということはよくあります。また、動体撮影には動体予測が必要になってきます。被写体が次にどういう動きをするのかを、ファインダーを覗きながら常に考えています。ダンスやバレエにはジャンプする動きもありますが、長く撮影の仕事をやっていると、次にジャンプするな、というのがなんとなく分かるようになってきます。最近はミラーレス一眼がメインとなり、ファインダー内のどの位置でもピントが合い、ファインダー内で露出も見られるので、さらに一段と良い写真が撮れるようになりました。撮影のコツですか?何も考えずに撮ると自分目線の平凡な写真になりますが、ちょっと腰を屈めて低めの視点で撮影してみたり、あえて被写体を端の方にして、「間」を作るなどすると、雰囲気の違う写真になることがあります。フレーミングの工夫は簡単なので、いろいろ試してみると楽しいと思います。

【本紙】 仕事として撮ってみたいものはありますか?

2時間耐久レース

【山中】 モータースポーツですね。年に一回、ツインリンクもてぎで世界最高峰の二輪レースがありますが、予定が合えばカメラを持って行くようにしています。バイクが好きで高校生の時に耐久レースに出て入賞したこともあります。今はもう無くなってしまったサーキットですが、茨城県に猿島カートランドというのがあって、そこで開催された50CCと80CCの2時間混成耐久レースでした。今でもバイクは好きで400ccのバイクに乗っています。時間が取れればツーリングにもよく行きます。海も山もあって、魚も美味しいということでよく伊豆に行きます。バイクにキャンプ道具も積み込んで泊まり込みで出かけます。また、車も好きでスポーツカーに乗っていますが、バイクの方が面白くて、気付くとクルマに蜘蛛の巣が張ってあったりします(笑)

【本紙】 趣味も豊富ですね。

中2からサーファー友達の輪写真

【山中】 でも実は一番好きな趣味はサーフィンなんです。始めたのが中学2年の夏でした。当時はサーフィン人口も少なく、おかっぱ頭でビートルに乗っている、映画に出てくるようなサーファーがいた時代です。自身はよく親に阿字ヶ浦に連れて行ってもらいましたね。初めてのときは、ボードはレンタルのショートボードでした。始めたその日にボードの上に立つことができ、水面を滑る感覚が本当に面白かったです。それ以来魅了されて、この仕事に就く前は、サーフィン目的でオーストラリアに1年ほどワーキングホリデーに行ったりもしました。当時同じバイト先のオージーは、いまでもFacebookフレンドです。当時の阿字ヶ浦はサーフィンのメッカでしたが、今は防波堤が入れられてしまい、波が来なくなってしまいました。そうなってからは、大洗から鹿島の間で良さそうなところに行ったりしています。大会に一度だけ出て優勝したこともあるのですが、自分が楽しみたいサーフィンはこういうものではないな、と思い以来大会には出ていません。

【本紙】 ビッグウェーブに乗る爽快感を求めていらっしゃるのですか?

【山中】 背丈の1.5倍とか、あまり大きい波は正直に言うと怖いですね。肩くらいのちょうどいい高さの波が楽しいです。乗っている時の感覚は、他のどのスポーツからも味わえない、なにものにも変えられない気持ちよさがあります。ゴルフやジェットスキーなどもやってみましたが、自分にはどれもこれもサーフィンの面白さには全くかないませんでした。

【本紙】 仕事も趣味も充実していますね。では、お友達をご紹介ください。

【山中】 北海道ラーメン赤レンガの片野弘之さんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。(山中さんは実を言うと写真自体趣味で撮ることはほぼないそうです。趣味ではなく仕事としてやっている部分が大きいからこそ続けていられるのではないのかなと話されました。やはりプロだなと感じました。)

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