友達の輪675号(2023年9月3日発行)
石井真テニスアカデミー幸手校支配人 小堀 正敏さんへ
【本紙】 石井真テニスアカデミーはいつ開校されたのですか?また、クラス分けとかあるのですか?
【小堀】(敬称略) 2021年11月にオープンしました。石井真テニスアカデミーは和光市で始まり、次に中野、川越、幸手と現在4ヶ所あります。各校で多少、カテゴリーの違いはありますが、平日昼間は一般スクール生になるので、年齢問わずで開いています。年齢層も20代から70代までと幅広く、コーチ陣がスクール生のレベル分けを行い、レッスンを受けてもらう形になります。カリキュラムは各校での違いがあるので、一概には言えませんが、わかりやすく言いますと初心者のAから始まって実践クラスのBCDと4段階となっています。当スクールはコート1面ですが、この辺では唯一の屋内冷暖房完備のテニスアカデミーです。今年は暑い期間が長く、電気代も上がってしまいましたので、光熱費を考えると頭が痛いところですがスクール生には快適と喜ばれています。
【本紙】 小学生の生徒や上位を目指すスクール生もいるのですか?また、テニスの魅力って?
テニスは楽しい
【小堀】 まだ少ないのですが、ジュニアクラスとして小学生対象のクラスも開いています。こちらのクラスではレベル分けはしていないので、1年生から6年生まで男女混合でやっています。本格的にやりたいスクール生は、幸手校はまだいませんが、他のところではいろいろな大会に出ている生徒や、試合に勝つことを目標にしている生徒などもいらっしゃいます。将来的には幸手校でもそういう人を育てていきたいと考えています。でも、テニスはボールを打ちあえるだけでも楽しいと思います。それが出来るようになってくれば試合も出来ます。テニススクールはダブルスが多いので、コート上に4人いることになります。なので、コミュニケーションも取れますし、始めたばかりであれば失敗も含めて楽しんでいけるのではないかと思いますね。それ以外にも私を含め一緒にやっている方々とのコミュニケーションも楽しんでいただければと思います。各校が和気あいあいとやっていることが多いですから、まずここに来ることが楽しいと思っていただけるのが一番でしょうか。
【本紙】 小堀さんご自身はずっとテニスをやられていたのですか?
好きなこと
【小堀】 高校、専門学校とやっていました。専門学校時代にはテニスコーチのアルバイトをやっていた経験もあります。卒業後もテニスの仕事はやってみたいという思いがありましたが、あまりお金が貰える仕事ではないので、生活を考えると難しいところもあって断念しました。それで、流通関係の仕事や、自動販売機の管理会社で勤務するなど、テニスとは全く違う仕事をしていて、本格的なテニスから10年ほど離れていた時期がありました。結婚して30歳になり子供も生まれ転職を考えたときに、これが最後の機会になるかもしれないと思い、自分の好きなことをやりたいと、石井真テニスアカデミーの面接を受けたのです。当時の社長の石井真さんに面接と技術を見ていただき、採用されました。経験者とはいえブランクもありますから、「石井真さんのレッスンを教える」という研修を受けスタートしました。石井真さんはもうすでに亡くなっていて、今の代表は松田啓祐さんになります。当時、幸手校はなかったので、和光校に勤めていました。
【本紙】 料金体制やカリキュラムなどは?
貸しコートもあります
【小堀】 まず入会金が五千五百円になります。それから1ヵ月4回のレッスンで1万1千円となります。ただ、初めての場合は時間がちょっと短くなりますので月七千七百円となります。平日は85分で土日とナイター時間は80分としています。その中でウォーミングアップ、ショットの練習、ボレーの練習。それを活かすようにラリーをやって、最後に総まとめで試合をするという感じですね。平均的には午前中にレッスンですが、日によってはお昼をまたいで2時くらいまでもう1レッスン入るときもあります。1日最大で5レッスンになりますね。ナイターもありまして、夜8時からになります。ナイターがある場合は6レッスンになるわけではなく、午前中に2レッスン、3レッスンをやったあとにレッスンのない空き時間を作って、その間は貸しコートという形で運営しています。ちなみに貸しコートはスクール生には安く提供していて、平日昼間1時間ひとり330円です。
【本紙】 無料体験もあるのですか?
【小堀】 はい、やっています。最初にお話しさせていただいて、全くの未経験であれば初心者のAの時間に来ていただきます。多少の経験があって、ワンバウンドならラリーは出来て、ボレーでも多少打てるということであればBになります。他所のテニスサークルに通っていて、ボレーでもラリーができるのであれば一番上のクラスに入ってもらうことになりますね。他のところでまったくやっていない方であれば、習い事の一環や運動不足の解消という側面があると思います。他のところでやっている方だと、たくさんボールを打っているのですが、その分基礎ベースが崩れる傾向があります。だから、逆に基本練習をしたいという問い合わせもあったりします。
【本紙】 基本が崩れるのですか?
基礎が大切
【小堀】 試合ばかりやっていると、ボールを向こう側に返すことしか考えなくなってしまって、手打ちになってしまいがちです。それを繰り返していくとフォームが崩れてしまったりするのです。中学校の部活風景でよく素振りをやっているのを見かけたことがあるかと思いますが、やっぱり素振りは大切で同じ動作を繰り返して、体に染み込ませるのです。素振りしかやっていないときは地味だし、辛さしかありませんが、素振りの大切さを知るのはずっとあとになってからです。素振りに本気で取り組んでいる子は目に見えて上達していきます。もちろん基礎だけではどうにもなりませんから、応用も必要になってきます。ただ、その応用をするにはやっぱり基礎が大切になってくるのです。
【本紙】 お休みの日は何をされているのですか?
【小堀】 幸手校は月曜日と金曜日が休みになっています。ただ、月曜日は川越校に行ってコーチの仕事をしています。なので、私自身の休みというと週に1回となりますね。休みの日は妻とよく買い物に行きます。また、21歳の息子がいますがテニスをやりたいと言ってきたら相手をするようにしています。
【本紙】 親子テニスもいいですね。では、お友達をご紹介下さい。
【小堀】 久喜市にお住いでスクール生の塩野美奈子さんを紹介いたします。
【本紙】 ありがとうございました。幸手校からも全国で活躍される選手が誕生するといいですね。(小堀さんはとても優しい感じの方で、きっと、スクール生には人気があるのだと思いました。)
石井真テニスアカデミー幸手校
幸手市千塚483-2
電話:0480-53-3391