タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪677号(2023年10月8日発行) 
ピアニスト 明利 美登里(久冨)さんへ

【本紙】 ピアノは長くやられているのですか?

【明利】(敬称略) 幼稚園の年中から始めていました。歌が好きで、チューリップなどの童謡をよく歌っていて、母が喜んでくれてテープに録音してくれました。それから歌だけでなく伴奏も自分でやれたらと思うようになりました。子供の頃ですので、きっかけはチューリップを歌いたかっただけだったのです。それで両親がピアノを購入してくれましたが、だんだんと歌よりピアノを弾く方に夢中になっていきました。

【本紙】 ピアノを専攻される大学などに進まれたのですか?

【明利】 大阪音楽大学で学びました。過去には関西フィルハーモニー管弦楽団とピアノ協奏曲を共演させていただいたこともあります。2000年代の頃だったと思います。音楽大学を卒業してから数々の演奏会に出演して演奏をしたり、子供に教えたり、カルチャーセンターで指導したり、高校・大学でピアノ講師をしたりしました。ピアノを演奏することが大好きでピアノに関わる様々な仕事に関わってきました。

【本紙】 幸手にはいつ引っ越してきたのですか?

奈良出身で友達の輪写真

【明利】 主人の勤め先が千葉県でしたので、最初は東村山でピアノ可のマンションがあったので、そこを一時的な住まいということにしていました。電車通勤だと大変だろうと思い、転居先を探しました。私は奈良出身で、お寺や神社に馴染みがありましたので、それを知っている主人が、「似たような環境の方がいいんじゃない」ということで最初に川越を提案してきたのです。現地に行って、土地を見て不動産屋さんと話をしているうちに、神社・仏閣の話は消えて緑の豊かなところが候補になってきたのです。色々と探し回っていく内に久喜や幸手が候補となり、「幸せの手」という名前に魅かれたこともあり2012年頃に引っ越してきました。ですから、干支一回り幸手の地で過ごしたことになります。自然の花が咲く公園は関西にもたくさんありますが、幸手に来て四季折々の自然の花が驚くほどの多さで咲いていることに感動しました。水仙、桜、紫陽花、向日葵、曼殊沙華と季節の花が代わる代わる見られるので目の保養となっています。息子が幼稚園に入るまでは、桜の通りに毎日散歩に行っていました。

【本紙】 権現堂は素晴らしい公園ですよね。ピアノ教室はいつから始められたのですか?

口コミで広まり

【明利】 7年くらい前です。ピアノ教室自体は始めよう、始めようと考えてはいたのですが、幸手には知り合いもいませんし、縁も所縁もないところだったので、どうしようかという不安もありました。そんな折、私がピアノをやっているということを知っていた方が声を掛けてくれまして、それで私も始めてみようと踏ん切りがつきました。そこからだんだんと口コミで広まっていきました。教室は毎日やっていますが、午前中は大人の方たちに教えたりもします。年齢も様々で30代の方から60代まで幅広いですね。どちらかというと女性の方が多いです。子供のレッスンは週2~3回くらいです。レッスン料は一定ですが、人によって毎回来られるわけではありません。月に3回という方もいれば月に1回という方もいます。ですから、月額というよりも月に何回レッスンを受けるかで変わってきます。基本は40分レッスンを月に3回ということにしています。

【本紙】 発表会やコンサートも開かれているそうですね。

ソロコンサート友達の輪写真

【明利】 発表会は年1回、7月頃に開催しています。5回目くらいになりますね。大人も子供も含めて10人位の生徒さんなので、ひとり2、3曲を楽しんで弾いてもらっています。お子さんはソロと連弾は必ずお願いしているのですが、大人は積極的な方が多く、3回くらい出るような人もいます。中にはせっかくだからとソロ1曲と私と連弾をやる方もいます。最終的に私が連弾で出ずっぱりということもありました。こっちが選曲するまでもなく、自分でこの曲を弾くと言ってくるのです。積極的な方が多いとみんなも引っ張られますし、より楽しくなるのでありがたいですね。こっちで曲を選ぶこともありますけど、やっぱり自分で弾きたいと思う曲を自由に楽しく弾くのが一番だと思っています。最近では幼稚園のお遊戯でやる踊りの曲を私が弾いて、それに合わせて子供が踊るということもやったりしています。コンサート活動でいえば、近々のコンサートは、加須大利根のアスタホールで11月23日に行われる「おとなとこどものピアノコンサート」への出演です。このコンサートは「りあん」というグループのみなさんが「幼い子供を連れてクラシックのコンサートに行きたい」「大人も子供と一緒に音楽を楽しみたい」いう思いから企画されたもので、クラシックを中心としたピアノのソロコンサートです。前半はクラシックに楽しみながら親しんでいただき、後半では近年教科書に載ることが少なくなってきた童謡・叙情歌などをピアノで演奏しています。他に朗読を読んでいただきながらピアノの音をかさねていく「みみできく絵本」もプログラムにあり、今までは幼児用の絵本を題材にしていましたが、今年は宮沢賢治の「注文の多い料理店」を取り上げます。コロナ禍の前には季節の抒情歌を会場のみなさんと一緒に歌ったり、昨年はみなさんで童謡を手拍子しながら楽しむこともやりました。

【本紙】 今後の目標のようなものはありますか?

【明利】 幸手でまた一から演奏活動を展開していき、色々なご縁に恵まれて様々なコンサートに出演させていただけるようになりました。大人も子供も楽しめるようなコンサートをこれからも数多く続け、とにかく音楽の楽しさを皆さんにお伝えしたいです。

【本紙】 楽しみですね。では、お友達をご紹介ください。

【明利】 長倉小学校で校長をやっていらっしゃる井上弘江先生を紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。これからも地域の音楽文化発信にご尽力ください。(明利さんのお子さんにはピアノレッスンをしてないそうですが、発表会の時期が近づくと集中練習をして発表会で演奏するそうです。ご家庭ではピアノがコミュニケーションのひとつになっているのかも知れないと感じました。)

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明利美登里ブログ「ピアノといっしょ」