タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪681号(2023年12月10日発行) 
児童発達支援 放課後等デイサービス相談支援専門員 黒川 翔太さんへ

【本紙】 「放課後等デイサービスあそび場まなび場」はいつからやられているのですか?

【黒川】(敬称略) 2016年2月1日からです。私は元々、幼稚園で体操の指導員をやっていましたが、集団の中に入れない子供を見かけることがありました。そこで、そういう子供たちの為に特化した体操が教えられないだろうかというところから福祉の道に入っていきました。それからご縁がありまして、こちらに入らせてもらうことになりました。児童発達支援 放課後等デイサービスは幸手と杉戸に合計4か所の施設があります。株式会社OBSが母体となっており、私は執行役員兼相談支援専門員をやっております。具体的には、保護者の方と面談をして幼稚園とデイサービスの併用を薦めたり、また発達がゆっくりなお子様に対して、児童発達支援・放課後等デイサービスで支援しましょうといった様々な提案をさせていただいています。

【本紙】 保護者の方はどういった形でこのような施設を知るのでしょうか?

私達との出会い

【黒川】 市役所の障害福祉課に相談するケースや、保護者の方自らがホームページで探されるケースもあります。こういった施設を探すようになるきっかけとして多いのは、3歳半検診になります。初めて集団の中で生活しにくいということが分かり、児童発達支援・放課後等デイサービスに繋がる子もいます。こちらから手を差し伸べて、10年後、20年後に自立した生活が出来るように目指しています。親亡きあとを考えると、保護者の方も非常に不安になってしまいますので、その不安を少しでも軽減できるようにしていきたいと思っています。

【本紙】 何歳から入れるのですか?どのような支援をされるのでしょうか?

2歳から18歳まで友達の輪写真

【黒川】 2歳から6歳までの未就学児は「児童発達支援」という形で受け入れています。また、小学校1年生から高校3年生までは「放課後等デイサービス」が受け入れています。こちらは下校時間に合わせて私たちで各学校へ迎えに行きます。そして、デイサービスからの帰りは保護者の方に迎えに来てもらっています。9時~14時までが未就学児の時間帯、14時~18時までが小学生以上の受け入れ時間帯となっています。休みは日曜のみで、祝日とGW、お盆は、9時~15時まで受け入れています。現在50名ほどの利用児童がいますが、基本的な流れは、学校にお迎えに行き、始まりの会をしてからおやつを食べます。それから公園やソーシャルスキルトレーニングのプログラムを行い、その後、学校の宿題などの学習時間になり、終了後、帰りの会を行います。ソーシャルスキルトレーニングとは、目の動きの練習や、色の識別、微細運動、粗大運動をゲームに取り入れながら活動しています。集中したり、待つことが苦手な児童もいますので、楽しみながら取り組んでいます。単調にならない様に工夫しています。祝日や夏休みの長期休みとなると、普段行けない大きな公園に行き、目いっぱい遊びます。お昼ご飯を食べたあとは、制作をしたりレクリエーションを楽しんでいます。

【本紙】 これから目指しているようなところはありますか?

障がい者差別法

【黒川】 地域の人たちに、支援を必要としている子供たちがいることを知ってもらい、この子たちが困っているときには手を差し伸べてもらえるようになってほしいと思います。見た目では判断付きにくい子に対しても困っていたら助けてもらえるような温かい市になってほしいですね。市町村には、障がい者福祉計画というものがあります。障がい者差別法や合理的配慮というところが、法で変わったにも関わらずアンケート結果では当事者の方たちには変わった実感がありません。一般の方たちに浸透していないということだと分かります。現場の声として、皆さんにお伝えできたらと思います。

【本紙】 ところで、趣味とかはありますか?

父のバイク友達の輪写真

【黒川】 バイクが好きでよく乗っていますね。亡くなった父がバイク好きでチームを作っていました。その父が乗っていたカワサキのZRXというバイクを受け継いで乗っています。父のバイクはMTで、私はビッグスクーターに乗っていたのでAT免許でした。それで、このバイクには乗れなかったのですが、父が亡くなる前に、MT免許を取ろうと教習所に通って無事に取得できました。父もバイクを引き継いだことに喜んでくれたと思いますが、コロナ禍でなかなか面会も出来ませんでした。父のバイクチームにも入れてもらい、年に1回のお正月に参加させてもらっていて、栃木にあるバイク神社にお参りに行っています。

【本紙】 では、お友達をご紹介ください。

【黒川】 理学療法士ですが、「幸手の食」を伝えたくて食べ歩きしながら情報発信をしている大沢寿夫さんを紹介します。 本紙 ありがとうございました。地域の子供たちの未来のためさらなるご尽力に期待します。(黒川さんのお父様は1996年6月9日に友達の輪・第12回に登場いただいており、子どもへの愛情の深さを感じさせていただきましたが、翔太さんの子供たちにそそぐ温かさは、父親譲りなのかなと感じました。)

放課後等デイサービスあそび場まなび場
幸手市中3-18-10ヒノマルビル1F
電話:0480-99-2089