タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪685号(2024年2月4日発行) 
「モツ煮TaKaNo家」オーナー 高野 泰総さん めぐみさんへ

【本紙】 オープンはいつですか?もつ煮のお店を始めようと思ったのは?

【高野】(敬称略) 2022年11月7日です。以前はサラリーマンでしたから、脱サラという形になります。父が生前、もつ煮をよく作ってくれました。父は墨田区や千葉県流山で工場や飲食店の経営をやっていて、そこでももつ煮を提供していて、それと同じものをよく自宅でも作ってくれていました。

【本紙】 後を継いだという感じですか?

【高野】 特に継いだということではないですね。父が亡くなった後、家族で「あのもつ煮を食べたいね」と話になりまして、妻と相談した結果、あの味をもっと広めようと思いお店を開くことにしたのです。もっとも、それが父の本意だったかどうかまでは分かりませんが。それと、開業までに紆余曲折もあり、脱サラしてすぐにもつ煮のお店というわけではありませんでした。物流の会社に勤めていて、そこを辞めて新たに自分で物流会社を作ろうと考えていました。それを上司に伝えて辞めるという段階で父が亡くなってしまったのです。それからもしばらくは物流会社を作るという方向で動いていたときに、母が父のもつ煮のレシピを覚えていて、それを頼りに試しに作ってみたら美味しかったのです。そこで、この味をもっと広めていこうと考えて、物流の会社ではなくもつ煮のお店を始めることにしました。

【本紙】 幸手で開店したのは?メニューはもつだけなのですね。

埼玉をリサーチ友達の輪写真

【高野】 特にどこというのはなかったのですが、私の出身は関宿ですが、そこで開店することだけは考えていませんでした。とりあえず埼玉を広域で探している中で、幸手のテナント物件を見つけた感じです。メニューも最初はシンプルに「もつ煮込み定食」と「もつ煮込み丼」だけでした。そこから、妻とふたりで話し合いながらメニューを増やしていきました。その中での一番人気は「もつ煮込みビビンバ丼」です。「もつ煮込み丼」にキムチとナムルが入っているだけなのですが、全く別物です。「焼肉ビビンバ丼」のもつ煮込みバージョンを想像していただければと思います。

【本紙】 どういう発想から生まれたのですか?

【高野】 手元にあった材料からです。たまたまキムチがあって「ビビンバいけるんじゃない?」という話になり、それで作ってみたら美味しかったのです。そこから色々と派生させ「牛もつ煮込みチーズビビンバ丼」や親子丼の牛もつバージョンでもある「牛もつ煮込み卵とじ丼」などを作っていきました。

【本紙】 お客様の反応は?今後はどんな営業形態にされたいのですか?テイクアウトもやっていますね。

「柔らかい」「臭みがない」

【高野】 メニューについては「珍しい」や「食べたことない」という反応をいただきました。もつ煮については「柔らかい」とか「臭みがない」とよく言われます。料理法や調味料を工夫していますので、他店にはない強みだと思っています。もつ煮にはよく野菜が一緒に入っていることが多く、それは野菜が臭みを消すという役割もあるからです。でも、うちは野菜を一切入れずにやっています。私は野菜を入れると本来のもつの美味しさが消されてしまうと考えています。そこで、野菜を使わずにもつの臭みを消す方法を考え、父が使っていたレシピと自分でも色々と工夫してきました。お客様の中にはもつ煮=野菜というイメージを持つ方も多いのか、野菜が一切入っていないもつ煮を見てびっくりされる方もいらっしゃいます。営業は19時までなので、日中から通しでやっていますが、夜間営業が本格化するようになったら、お昼と夜とで分けてやっていければと思います。ただ、夜の営業は昼間と同じでいいのか?という考えもあります。もつで売っているのでもつを中心にするのはいいのですが、もつだけを食べに来るという人もあまりいないので、ジャンルを変えて別の単品メニューを出していかなければと思います。テイクアウトのご注文は電話でもいいですし、実際にお店に来てもらってのご注文でもどちらでも結構です。テイクアウトの一番人気メニューは「もつ煮弁当」です。お店で提供している「もつ煮込み定食」を持ち帰り用の容器に詰めたものになります。あとは単品の「もつ煮」です。

【本紙】 フードファイターが来られたそうですね。

フードファイター来店友達の輪写真

【高野】 MAX鈴木さんが来たことがあります。知り合いだったというわけではなく、こっちからアプローチして呼んでみようと思ったのです。インスタグラム経由で連絡しつつ、オートレースが好きだということを知っていたので、それも添えて見たら来てくれたのです。MAX鈴木さんから「料理は店で用意してくれ」ということでしたのでご飯・スープ込みで6.2Kgのもつ煮を用意しました。彼も個人でyoutubeをやっていますので、その様子を録画するという形でした。6.2Kgというと、牛肉もつ煮ビビンバ丼が10人前くらいですね。それにゆで卵がトッピングで10個つきました。それを23分33秒で完食されました。そのyoutubeを見てフードファイターのキング山本さんが挑戦させてくださいとオファーがありました。キング山本さんは6.7Kgを35分34秒で完食しました。時間だけで言えばMAX鈴木さんですが、量が若干違いますからね。それに勝ち負けを競うような形でもありませんでしたし。実は店のメニュー表にはないのですが、インスタグラムの方に6.7kg、4.2kgと2種類のチャレンジメニューがあります。

【本紙】 チャレンジメニューは誰でも挑戦できるのですか?

【高野】 もちろん出来ます。6.2kg7,200円で4.2kgが4,400円となっています。4.2kgは20分以内で食べきれば無料で、6.7kgが30分以内で無料となります。ぜひ挑戦してもらいたいと思います。よく食べる人もいるのでたまに声を掛けるのですが、みんな口をそろえて無理と言います。1回だけ3名の方が4.2kgに挑戦しました。3人とも1kg食べる前に撃沈しました。食べる前の量を見てドン引きしていました。もし、挑戦される方はこちらの準備もありますので、事前に予約していただければ幸いです。

【本紙】 チャレンジャー募集ですね。では、お友達をご紹介ください。

【高野】 S級オートレーサーの高橋義弘さんを紹介します。

【本紙】 ありがとうございました。夜の営業が始まりましたらお知らせください。(高野さんはご夫婦で色々なところに食事に行くのが好きだそうです。お店でもずっとご一緒のようですから仲の良さを感じるお店ですね。)

モツ煮TaKaNo家
埼玉県幸手市大字上高野1980-3
0480-30-9658
不定休 現在 火・水・木
ランチタイム 日曜を除く11:00~15:00
ランチドリンク一杯無料と大盛り無料