友達の輪688号（2024年3月24日発行）
れおデンタルクリニック院長 小林 直樹さんへ
【本紙】 いつオープンされたのですか？また、歯医者さんになろうと思ったのは？
【小林】（敬称略） 2021年11月1日です。今年で3年目になります。歯科医師になろうと思ったのは、実は親が税理士で税理士になるにはそのための大学があるわけではなく、自分で勉強をして資格を取る必要があるのです。しかし、歯科医は大学で歯学の勉強をして卒業と同時に試験に受かればなれるのです。大学できちんと勉強をさせてくれて、試験で資格を取れるシステムは意外と限られるのです。それと、兄がいるのですが、兄は医学部に在学中だったこともあって、同じ医療の道に進めど、私は歯科医になろうかなという感じでした。
【本紙】 兄弟そろって医師は凄いですね。開院するにあたって、幸手を選ばれた理由はなんですか？
コンビニより多い
【小林】 茨城の歯科医院に勤めていたので、茨城で開院しようと考えていました。そして、2年以内に土地を購入し住居を兼ねた歯科医院を建てようと考えていました。歯科医院は全国的に見た場合、コンビニよりも多いのです。でも、県単位で見ると首都圏では歯科医院の方が多いのですが、地方になると少ないのです。それで歯科医院の少ない地域で開業した方がよいだろうと考え、調べていくと歯科医向けのテナントが多いことを知り、そこで開業した方が初期費用も抑えられると思ったのです。そこで、不動産屋さんで目に留まったベルク北店のテナントで開院することにしました。また、2021年コロナ全盛期だったこともあり、感染リスクに配慮して最新の空気清浄機の導入など、他より一歩先を行く形で患者さんが来院しやすいように心掛けました。
【本紙】 完全予約制ですか？
土日も対応
【小林】 基本的には予約制ですが、時間が空いていれば急患対応もするようにしています。ただ、どうしようもないほどに痛むという患者さんの場合は優先して治療することもあります。薬で痛みを抑えることも可能ですが、それは一時的な処置であって治療にはならないのです。
【本紙】 歯医者さんが休みのときに限って痛みが強くなったりもしますね。
【小林】 他の歯科医院が木曜や土日休みが多いので、当院は水曜と祝日を休診とし、土日は対応するようにしています。土日の診療時間は午前は9時～12時、午後は2時半～午後6時までです。患者さんの中には忙しくて、週1回や日曜しか時間が取れないという方もいますので、そういう方の為に対応できるようにしています。
【本紙】 歯医者さんは何度も通うから時間がかかるというイメージもありますね。
インフォームドコンセント
【小林】 患者さんの多くが持ち合わせているイメージですね。無駄に回数をかけて患者さんの時間を奪うのも申し訳ないので、回数を少なくすることを重視しています。また、治療に関する説明は十分にさせてもらっています。昔は先生に全部をお任せする形が多かったのですが、今はそういう時代ではなく、インフォームドコンセントという概念が主流です。患者さんには「こういう状況だからこのような治療を行います。」「この歯は悪くなってしまっていて抜く方がいいのですがどうしますか？」といった具合にドクターが決めて治療するのではなく、患者さんに状況説明をして、患者さん自身に治療するかどうかを決めてもらうことを言います。その為の資料も必要で、レントゲン写真や口腔内写真を用意することもあります。医師から見ればすぐに分かることですが、患者さんが同じように分かることではありませんから。
【本紙】 納得した治療ですね。今後の夢や目標、また、地域でやりたいことなどありますか？
【小林】 もっと専門性を持てるようにしたいですね。特に矯正をもっと勉強したいと思っています。矯正も難しいものであれば、専門の先生を紹介して患者さんの時間の負担にならないように心掛けてはいます。しかし、自分でも色々と出来るように深堀りしていきたいと思っています。インプラントもやりますが、一口にインプラントと言ってもたくさんのケースが存在します。極端な例で言えば、全ての歯が無くなってしまった人に対して、全部インプラントを入れて、それに歯を入れるという大規模なものもあります。さすがにそこまでに特化したいということではなく、今よりももう少しやれることを増やせればと思います。歯科医師会に所属していますので、縁あって開院した地域で何か貢献出来たらと思います。また、病院まで来られないような方に対して往診をしたり、寝たきりの方の口腔内ケアも出来ればと思います。口腔内を綺麗にしていないと口の中の細菌が増えて肺炎のリスクも高まります。年を取るとむせやすくなると思いますが、それによって何が起きるかというと口の中の細菌が気管支に入ってしまうことがあります。そこから肺炎を引き起こしてしまうのです。高齢者の死亡率として昔は脳血管疾患3番目で肺炎が4番目でしたが、今は逆転して3番目が肺炎になっています。肺炎が少なかったのは歯がなかったからです。今は歯を残す治療法にシフトしているので、残った歯についている雑菌がむせることによって気管支に入ってしまい、結果として肺炎を引き起こすことになっているのです。
【本紙】 年齢に関係なく口腔内は清潔にですね。お休みの日はなにをしているのですか？
筋トレ好き
【小林】 実はもともと太っていて、学生時代は86キロ位ありました。ライザップをやっていたこともあり、筋トレが好きです。筋トレの甲斐もあって、今は67キロです。休みの日はジムに行ったり、犬の散歩をしたりしています。もともと運動全般が好きで、マラソンもしますし、5キロや10キロを走ったりすることもあります。でも、アスリート的なものではありません。歯科医を長くやっていきたいと考えていますから、健康的な体を維持できるようにしたいです。ですから、食生活も野菜を中心にして、たんぱく質を多く摂るようにしています。脂質や糖質はあまり摂らないようにしているつもりです。ただ、やっぱりたまに甘いものを食べたくなってしまう時期というのはありますね。
【本紙】 口腔内だけでなく健康は大切ですね。では、お友達をご紹介ください。
【小林】 ベルク北店のお隣でハンコ屋さんをやっていた（現在は中３丁目に移転）、早川剛志さんをご紹介します。
【本紙】 ありがとうございました。（小林さんはとても感じの良い若い先生でした。れおデンタルクリニックの名称は小林さんの3歳になる愛犬、れお君から付けたそうです。ご自宅にはもう一匹、めいちゃんもいるそうで、愛犬に囲まれて過ごしているそうです。）
れおデンタルクリニック休診日：水・祝日
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