友達の輪689号(2024年4月7日発行)
はんこ村ベルマッチ店長 早川 剛志さんへ
【本紙】 ベルクさんのところにありましたが移転されたのですか?
【早川】(敬称略) 以前は「れおデンタルクリニック」さんが入っているベルクさんの隣で20年程やっていましたが去年の9月上旬に堀中病院さんの向かい側に移りました。駐車場も広くなったので来店しやすくなったと思います。
【本紙】 当初はんこ製作のお店としてスタートされたのですか?
【早川】 もともとは他事業の傍らで名刺の印刷を行っていました。お客様の声や、取扱商品を増やしていく中で、はんこや印刷の取扱をメインに置く現在の形に至りました。印刷や他にも販促品、ノベルティ、看板製作、ダビングサービスなど幅広くやっています。
【本紙】 デジタル化の昨今、はんこの需要はいかがですか?
最後の贈り物
【早川】 認印の需要は少なくなりましたね。ですが実印や銀行印はまだ必要です。贈り物としても多く需要はあります。我が家にこの春から社会人になり一人で暮らすようになった子がいるのですが、私はこんな想いで実印を贈りました。独り立ちする子どもへの最後のプレゼント。生まれてから誕生日やお祝いの度にプレゼントをあげていました。しかし、これからは大人として責任を持って自立して欲しいという願いを込めて、実印を贈りました。お客様にも同じように、人生の門出にお手伝いが出来れば良いですね。お急ぎの方も大歓迎です。例えば実印であれば、1~2時間で作れます。認印で100円ショップに売っていない、字体が違うものであれば15分程で作れます。例えば「斉藤」「齋藤」といった具合で漢字が違うものです。急に必要になるという場合もありますので、そういった需要に応える形になります。
【本紙】 様々な印刷もやられていますね。
【早川】 はい、印刷も多くのお客様が来られます。デジタル化が進む昨今、市内の印刷屋さんが少なくなってきてます。閉業された印刷会社の社長さんから、幸手の印刷業の火を消さないでください。と言われた事がありました。その言葉がとても励みになり、幸手で印刷ならはんこ村だよねと言われるように、一人一人のお客様に向き合い、満足行くサービスを心掛けていきます。これからは、訪問でのサービスも行っていきます。はんこが必要だけどお店に行く時間が無いなどありましたら、ご自宅や会社へのお届けもいたします。ぜひご相談ください。
【本紙】 事業は他にもあるのですか?
新事業スタート
【早川】 当社の事業として、キャンピングカーの洗車もやっています。キャンピングカーは大きいので、洗車機に入らないですし、自動車洗車専門店でも受けてくれるところは限られます。自分でやるにしても、キャンピングカーのような大きく背の高い車を洗車するのは非常に苦労します。そういう事情もあって、キャンピングカーを購入したのはいいけど、洗車するのはどうしよう?と悩んでいる方は意外と多いのです。また、キャンピングカーの所有者は年齢層が高めの方が多いのも特徴です。子育ても終わって時間やお金に余裕があったり、仕事が少し落ち着いた方などです。そういう方たちが自分でキャンピングカーの洗車をやろうとすると大変な作業になります。従ってニッチな業務ですが意外と需要があるのです。遠いところだと名古屋や湘南のお客様がいらっしゃったりします。とは言っても、洗車の為に来るのではなく、旅行に来たついでに洗車していくという形です。当店は半日から一日かけてしっかりと洗車しますので、その間は代車をお貸しして近辺を周遊してもらうのです。思った以上に需要も多く、好評をいただいているサービスです。
【本紙】 アイディア事業ですね。どこから着想を得たのですか?
洗車が大変だ!
【早川】 キャンピングカーに乗っている方に以前から「洗車が大変だ」という話を聞いていました。そんな時、洗車を生業にしている方と知り合い、その方から洗車のノウハウを教えていただきました。キャンピングカーのボディはFRPボディという特殊なボディです。だから、普通車と同じような洗車方法では駄目なのです。キャンピングカーのオーナーの多くは、頻繁に洗車が出来ないのでコーティングまで希望される方がほとんどです。洗車業は2年前から始まりましたが、Webマガジンにも取り上げていただき、これから伸びていく部門だと思っています。
【本紙】 キャンピングカーは中も汚れやすいでしょうね。
【早川】 車内では飲食もしますから汚れやすく、場合によってはカビが発生します。その為に車内コーティングのサービスもやっています。キャンピングカーを購入したお店であれば、色々なサービスを受けることが出来ると思いますが、販売店以外ではまだまだサービスが足りていない業界です。昨今のキャンプブームでキャンピングカーの人気も高まっています。買う場合は置く場所や利用頻度は考えるようですが、意外と洗車のことを考える人はいません。新車当時ならコーティングもしっかりしていて、艶々ですが半年も乗ればすぐに黒くなってしまいます。そんな洗車に悩んでいる方の受け皿になれればと思っています。
【本紙】 お休みは何をされていますか?
クロスバイク
【早川】 家族とスポーツ観戦したり釣りにいったりしています。また、110㏄のクロスカブを所有していますので、これからの季節は色々なところに走りに行きたいと思います。私が購入した時期はコロナで、電車で遠出をしたくないという方が増えて、小型バイク需要が高くなっていた時期で、クロスカブは特需と人気で半年待ちは当たり前でした。でも、たまたま販売店に新車があって予約なしで買えたのです。ラッキーでした。いろいろ走るのですが、特に山に行って、人があまり通らないような林道を見つけて走るのが好きです。山道を走っていて、ぽつんと一軒家的な建物を見かけると気になって走って見に行ったりします。一人で楽しんでいますから、ちょっとした空きスペースで休憩したりしてクロスバイクを楽しんでいます。
【本紙】 では、お友達をご紹介ください。
【早川】 消防団を一緒にやっているKAZUAUTO(株)代表取締役の近藤義一さんを紹介します。
【本紙】 ありがとうございました。消防団活動でも地域貢献をされているのですね。益々のご活躍をお祈りします。(早川さんは器用な方だと感じました。今後もニッチな産業を開発され伸びていくことでしょう。)
はんこ村ベルマッチ電話 0480-40-3226
埼玉県幸手市中3-19-17
年中無休 (お盆・年末年始除く)営業時間 9:00~22:00