読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

友達の輪691号（2024年6月2日発行）　
中田商会株式会社　中田観光バス　専務取締役　中田　幸宏さんへ

【本紙】　近藤さんから副区長をお願いしているとご紹介いただきました。

【中田】（敬称略）　東5丁目に越してきて、自治会にお世話になっています。近藤さんが区長になったときからですから3年目になります。

【本紙】　最近では自治会を抜けたいという方も多いそうですね。また、自治会がどういうことをやっているのか、知らない人も多そうですね。

【中田】　そうですね。うちの班でも今年ひとり抜けてしまい、現在では7軒しかありません。さらに高齢化も進んでいますので、役をお願いするのも大変です。7軒の中でも班長をやってくれるという人が私を含めて4人しかおらず、副区長と班長を兼任せざる得ない状況です。自治会の役割は消防訓練やクリーン作戦、夏祭りの企画、見守り隊など多岐に渡っています。しかし、それらが認知されていないのは残念なところです。最小のコミュニティですし、安心安全などを含めて、多くの人と知り合う機会もありますし、防災グッズなどの配布もやっていますので、興味があれば入ってもらいたいと思います。

【本紙】　中田商会さんのメインのお仕事はなんですか？

メインは整備とバス事業

【中田】　観光バスがメインで、そこに自社所有のバスの修理や車検、またお客さまからの依頼による修理や車検などがあります。弊社のバスだけで32台ありますし、代車なども必要になってきますから、車の所有台数は40台を超えています。これだけあると月に4台～5台は車検を通さないといけなくなってくるので大変です。私ともうひとりの若いスタッフのふたりでやっています。今年から幸手地区の自動車整備組合の副地区長も務めています。

【本紙】　お忙しそうですね。幸手には整備社は何社ほどあるのですか？

【中田】　ディーラーも含めて２６～２７くらいはあると思います。幸手地区が属する東部支部もありますが、幸手から選ばれた3人が支部の会合に出ることになっているのです。そこで話し合った内容を幸手地区に持ち帰り、会員に伝える役割があります。役員会や支部会の他に総会、新年会もあるので思ったよりも大変です。コロナのときはそれらが無かったのですが、コロナが５類となり段々と元通りになってきています。

【本紙】　整備とバス事業に加え、自動車整備組合のお務めもあるのですね。

貸切・特定・乗合

【中田】　会長が昨年亡くなってしまいましたが、営業ナンバーを取得したのは業界でも初めてでしたので会長の努力に報いる為にも頑張っています。私はトヨタに5年勤めていたことがありまして、トヨタからこちらに戻って大型二種、運行管理者、整備管理者と二級整備士の資格を取りました。法定でも決まっている事でもあり資格保有者が必要となります。また、バスでも同じ営業ナンバーには貸切と特定と乗合とに分かれています。一番馴染みのあるのが貸切だと思いますが、これは主に団体でのバス旅行に使われます。特定は決められたルートのみを走るバスです。例えば駅から会社までの送迎バスで、当社では凸版印刷さんや栗橋のボートピア、昌平中学校に利用してもらっています。そして、乗合はお客さまから代金をいただいて運行するバスのことです。昨年から幸手市役所の循環バスも運行させていただいています。

【本紙】　循環バスもダイヤが細かいですね。

循環バスも運行

【中田】　現在、中央・東・西と3コースあります。中央がポンチョという小型のバスで、西と東がハイエースコミューターを使用しています。乗車できる人数は、ポンチョが立席含めて3２人くらいで、ハイエースコミューターが１２人くらいですね。コースを分かりやすく説明すると、町中を通るのが中央コースで、線路を境にして西コース、東コースと分かれています。朝8：00から最終がだいたい17：30～18：00になります。利用料金は中学生以上が大人扱いになりまして200円、小学生未満は無料となっています。他に一日乗車券がありまして、300円でどのコースでも乗り放題となります。一日乗車券の利用者が意外と多くて、特に中央コースは一番一日乗車券が出るコースとなっていて、さらに乗車人数も最も多いです。一日に複数回利用するなら一日乗車券を買ってしまった方が断然お得ですね。また、市役所で乗り継ぎも出来るようになっていますので、色々なところに行くことが出来ます。一日乗車券はバスの車内で販売していますので、乗車中であればいつでも買うことが出来ます。買い物で利用する場合、例えばジョイフルに行って200円、帰りにまた200円より一日乗車券300円にしてしまった方が楽でお得ですよね。

【本紙】　利用者は高齢者の方が多いのですか？2024年問題として運転手不足が話題になっていますね。

２０２４年問題

【中田】　利用者のほとんどがそうですね。ですから、コース作りも急がないようなコースや、ゆとりある時間など、市役所の担当者と話し合って決めていきました。時間に追われてしまうと事故や怪我の元になってしまいますからね。また、車椅子でも乗車出来るように対応しています。運転手不足は現実問題として直面しています。他の自治体では運営できないという話も聞きます。業務の時間が限られてしまっているところもあるのでどうしても影響は免れないですね。私も免許を持っていますので、どうしようもないときは私も運転手をやったりしますよ。

【本紙】　どこでも人手不足は深刻ですね。ご趣味などは？

【中田】　ゴルフですかね。ベスグロは84位です。商工会青年部でゴルフ部の部長をやっていたこともあり、その頃は調子が良いとハーフ36で回ってくることも出来ました。ただ、今はゴルフとしての楽しさはほとんど無くしてしまった気がします。青年部にいた頃が一番楽しかった気がします。昔はコンペなどに月1回、2回は行っていましたが、平日と休日ではプレイフィーが違い、平日が安いので仲間も平日に行くようになってしまいました。私は仕事柄平日を空けることが出来なくて、北町のゴルフコンペが3ヶ月に1回くらいで開催されるのでそこに参加しています。

【本紙】　お忙しそうですね。では、お友達をご紹介ください。

【中田】　ゴルフ仲間である落合和美さんを紹介します。

【本紙】　ありがとうございました。幸手市の循環バスをはじめ交通インフラの要としてご活躍下さい。

中田商会株式会社
中田観光バス
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