タウンプレスよみうり

読売センター幸手が隔週で発行している地域ミニコミ紙「タウンプレスよみうり」の内容をご紹介

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友達の輪694号(2024年9月1日発行) 
さくらキッズ監督 水上 賢司さんへ

【本紙】 さくらキッズの監督はいつからされているのですか?

【水上】(敬称略) 監督になったのは今年の3月からで、18年前にお手伝いと言う形で指導者になり、コーチ、助監督、監督と務めてきました。僕の長男が小学2年生の時に、さくらキッズに入った際にチームにいたコーチが、僕が小学校時代のコーチだったのです。僕が小学校の頃はチーム名が違っていて、東小学校にホワイトコンドルとホープスという2チームがありました。僕はホワイトコンドルに入っていました。当時のホワイトコンドルとホープスが合併してホワイトホープス、また緑台小学校にはグリーンアタックスとタイガースがありましたが合併してシャークスとなり、さらに合併してさくらキッズになったのです。

【本紙】 当時はたくさんの子どもがいたのでしょうね。

100人のチーム

【水上】 今では想像できませんが、ホワイトコンドルだけで100人いました。ホープスは東2丁目だけで作っていたチームで、そこだけでチームが作れてしまう程子どもたちがいたということになります。40年位前の話になりますが、当時は5年生からでないと少年野球に入れないというルールがありました。うちの父親が野球チームのコーチをやっていた関係もあって、僕は4年生からチームに入れてもらっていました。それがきっかけとなり5年生からのチーム入りというルールは無くなり、4年生からでも大丈夫になったのです。そうしたら一気に4年生の加入者が30数人にまで増えました。今は1年生から6年生まで含めてようやく20人というところですが。

【本紙】 さくらキッズの戦績はいかがですか?

目標は東部大会出場友達の輪写真

【水上】 現在はあまりよくないですね。幸手市内で試合をして、そこで優勝することが出来れば東部大会に出られます。私が3月に監督になり、すぐに春大会がありました。トーナメントですが、幸手は3チームしかないので総当たり戦になります。そこでは2位という結果に終わりました。夏の大会はこの前に終わったのですが、同じく2位という結果で勝ててない状況ですね。今は東部大会出場を目標に頑張っているところです。東部大会に出てくるチームは、春日部や久喜などのチーム数が多い地域を勝ち抜いてくるわけですから弱いわけがありません。幸手はここ数年でどんどんチームも減っていますので、勝ち抜く経験も少ないのが実情です。でも、夏までに東部大会を目標にしていますので、私も自分の休みと仕事の後はほとんどさくらキッズの指導にあたっています。五霞中にナイター設備があるので、そこをお借りして平日はずっとナイターで練習しています。

【本紙】 監督になってチームが変わってきたというところはありますか?

3つの約束

【水上】 私が監督になって、子どもたちと交わした3つの約束があります。まずひとつめが、挨拶です。これは監督、コーチだけでなく、保護者はもちろんチームメイトや試合の際には相手チームの監督や子どもたちにも元気な声で挨拶するようにと言っています。ふたつめが、返事です。単純に「はい」だけでなくなにかをしてもらったら「ありがとう」と言った感謝の返事ですね。みっつめが、大きな声を出して練習をするということです。「これが出来なかったら練習はさせない」と話しています。この三つをやっていないと練習がだれるのです。声は出ないし、呼んでも返事をしない、転がったボールをコーチや保護者が取ってもありがとうを言わない、それが続いてしまうと、今の暑さも相まってどんどん練習が駄目になっていってしまうのです。声をしっかりと出していくことで、練習がだらけることのないように気を付けています。僕は、怒るときは厳しく怒るタイプなので、子どもたちからすれば怖い監督というイメージだと思います。オンとオフははっきりさせるべきだと考えていて、休憩のときは100%休憩という風にしています。僕が「休憩」と言って休憩に入り、キャプテンの「集合」の掛け声で円陣を組むのですが、ここでスイッチを切り替えるようにとよく言っています。休憩の際、練習は一切なく、僕も子どもたちと一緒に遊んだりしています。そういうところで壁を作りたくないのです。そしてまたキャプテンの「集合」の声が掛かったら、頭を休憩から練習に切り替えさせるのです。これは1年生も6年生も関係なく行っています。練習に出る前は円陣を組むのですが、キャプテンを中心にして、僕とキャプテンの対角線を揃えろと教えています。子どもたちも自分たちで対角線を揃えようと動くようになってきています。また、必ず帽子を取って整列という形を徹底しています。この半年でかなり形になってきています。

【本紙】 これからのさくらキッズの目標はありますか?

めざせ県大会!友達の輪写真

【水上】 まだ東部大会にも出られてはいませんが、県大会まで行ってみたいと思っています。うちの長男が2年生に入ったときの6年生がさくらキッズの1期生になります。その1期生の頃から僕はずっと知っているのですが、そこから今までで3回だけ県大会に出たことがあるのです。その3回とも一回戦止まりなので、まずは県大会一勝をコーチ陣で目標として掲げています。さくらキッズ始まって11年目で県大会に行っているのですが、当時は僕がコーチでしたが、大喜びで監督と抱き合って泣いた覚えがあります。具体的な目標ですが来年の県大会に行きたいと考えています。現在5年生の子4人の野球能力が非常に高いのです。また4年生の中にも能力の高い子が多いので、その子らを主力に何とか県大会に行ければと思っています。さくらキッズには6年生に女の子がひとりいて、その子がキャプテンとして小さい子を一生懸命まとめてくれているのです。その子をどうにかして東部大会に連れていきたかったのですが、それを叶えられなかったのが唯一の悔いとして残っています。それでも、気持ちを切り替えて、秋の大会では市内で一番になるという目標を掲げたので、それを叶えてあげたいですね。キャプテンは中学、高校でも野球を続けていきたいと言ってくれているので、進学しても通用するような練習をしているところでもあります。

【本紙】 監督やコーチもそうですが、キャプテンあってのチームですね。では、お友達をご紹介ください。

【水上】 小学生でもいいですか?キャプテンにバトンを渡したいと思いますが。

【本紙】 年齢性別の制限はございません。ご紹介下さい。

【水上】 さくらキッズの荒川羽奈さんです。

【本紙】 ありがとうございました。ぜひ、秋の大会では市内ナンバーワンを実現ください。 (水上さんは自分の休みをすべて子どもたちの野球指導にあてるほど熱心な方でした。その傍ら地域の荒宿では、初山から夏の天王様のお神輿から山車まで関わっていらっしゃるようです。地域になくてはならないお一人ですね。)