1999年 1月31日



あっという間にお正月も成人式も過ぎ明日からはもう二月、この調子ですと今年も残すところあと十一ヵ月なんて感じてしまいますが、今日の友達の輪には香日向にお住まいの尾上玲奈さんからご紹介いただいた、南にお住まいの早川智巳さんに登場願います。

ガルーダ美容室春日部店
店長 早川 智巳さん
本紙取材 高木 康夫

【高木】尾上さんから「中学の先輩で、兄が同級生なんですが、現在、美容室で活躍されている素敵な方」と伺ってまいりました。

【早川(敬称略)】友達の輪に紹介されて本当に驚いています。何を話したらよいかわかりませんがよろしくお願い致します。玲奈さんのお兄さんとは中学の同級生で、私の弟と玲奈さんがやはり中学の同級生です。中学の時は尾上君とはあまり話をしなかったのですが、二年前の成人式にみんなと再会して、それ以来、気の合った十人くらいのグループで時々会ってスノボなどをしています。

【高木】成人式に再会するパターンですね。

【早川】そうですね。みんな社交的な人たちで、同性、異性の関係なく気の合う仲間なんです。旅行に行ったり、スノーボードをしたり気遣うことのない、とってもいい関係です。

【高木】美容師になろうと考えたのは?

幼い頃からの夢
         実現に
 

【早川】私は美容師になることが幼い頃からの夢でした。幼い頃は毎日のように人形の髪をいじって遊んでいました。自分では気がつきませんでしたが、美容師のつもりで人形の髪をカットしてたいたそうです。ですから、人形の髪がみんな短くなっていました。(笑い)中学二年生の時に進路指導があり、自分の中には美容師への道しかなく、専門学校に進路を決めていました。しかし、両親は高校を卒業してからでも遅くはないのでは、と高校進学を薦めました。中学の担任の先生もなりたいならがんばりなさいと励ましてくれ、結局一日でも早く自分の夢を実現させるために、やりたい事をやらせてくれました。今でこそ春日部の美容室で店長をさせて頂いていますが、私の夢を尊重してくれた両親と先生にはとても感謝しています。

【高木】夢に向かって現実はどうでしたか?

美容師免許に
   家族の喜び

【早川】専門学校に行ってみると、私の描いていた美容師というイメージからはギャップがありましたが、美容師という仕事は髪をいじっているだけでなく、人間的にもっと深いものがあり、自分の世界が広かった印象を受けました。また、当時の専門学校は一年間でしたので、そこで基礎的な事から応用までしっかりと学び、その後、美容室にインターンとして入り、一年位雑用をしました。私は負けず嫌いなので、同期には負けたくないという思いがあって、筆記試験、実技試験と受験して私の場合は十七才で美容師免許を取得しました。でも、すでに職場に入っていましたし、自動車免許のようにこれで車を運転できるというようなものではないので、合格したからと言って特別な感激もありませんでした。それでも、両親を初め家族はずいぶん喜んでくれました。その方が私には嬉しかったことですね。

【高木】現在二十二才ですか。ずいぶん若い店長さんですね。

昨年店長に抜擢

【早川】実は他の美容室で働いていたのですが、立ち仕事でもあり洗髪などで腰を曲げながらの仕事が多く、無理もしたのでしょう、腰を痛めてしばらく仕事を休んでいたのです。そこに、昨年の秋でしたが十二月一日に美容室を開店する話が舞い込んできて、そこの美容室の店長として声を掛けられたのです。ですから、店長職はまだ二ヶ月で店長といってもお店では私が二番目に若いんです。スタッフに恵まれ、お店全体も若く八名のスタッフで十時から午後八時まで営業しています。

【高木】美容室だけにヘッドハンテイングですね。今流行の髪型などは?

【早川】お店のフロアーコントロールをまかされるという事は自分にとっては初めての経験ですが、やりがいがありますので毎日が充実しています。気持も入っていますので、毎日帰ってくると九時半頃になってしまいます。髪型ですか、最近はルーズな髪型が流行っていますよ。一歩間違うとだらしない髪型に見えてしまうのですが、左右が違うカットだったり、セットがルーズだったりと、個性を主張する髪型ですね。でも、手入れが出来ない方におすすめは出来ませんね。


【高木】なるほど。失敗談などは。

美容室は
   リラックスする場所

【早川】今はありませんが、インターンで入りたての頃、お客様からの要望であごのラインでカットして欲しいと言われたのですが、髪の毛は濡れている状態でカットしますので乾くと一cm位あがるんです。解っていながらカットして短くしてしまった事がありました。お客様には涙ぐまれて本当に自信をなくしました。そういう意味からもお客様とのコミュニケーションは大切な事です。いろいろなお話も聞けますし、自分たちも話の引き出しはたくさん持たなければなりません。基本的に接客業ですから信頼してもらえ、指名していただけるように心がけています。また、話しながらも手を止めないということも大切なことと思っています。お客様の八割が女性ですから、美容室をリラックスできる場所として味わって頂きたいと思っています。

【高木】そうですね。ところでお休みの日にはスノーボードですか?

体を動かすのが 大好き

【早川】お店は年中無休なんです。ですから、交代制で休むのですがどうしても不定期になってしまいます。スノーボードも昨シーズンは十二回も行ったのですが、今シーズンまだ二回です。今年は、お店が中心ですからそんなに行けないでしょうね。でも、地元では女子ソフトボールのチームで楽しんでいます。また、体を動かす事が好きで、アスカル幸手でバスケもやっています。

【高木】スポーツ万能ですね。それではお友達をご紹介ください。

【早川】同じ地域でソフトボールやインデイアカでスポーツを楽しんでいる落合美香さんを紹介いたします。

【高木】ありがとうございました。幼い頃からあこがれた美容師の夢を実現し、さらには店長としてこれからもご活躍下さい。

(智巳さんの影響で弟さんも高校を卒業して美容師になるため専門学校に通っているそうです。個人的には家庭が好きで、結婚も願望のひとつとか、結婚したら親とも同居したいと語る元気いっぱいの女性でした。)

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