2004年11月14日



 各地の紅葉もファイナルウィークとなりました。街には七五三で着飾った子どもたちも見かけ、冬へと向かう今日この頃です。さて、本日の友達の輪には美容室・西少女(シャガール)のクリエイターであるKaoruさんよりご紹介頂いた田中喜美枝さんに登場頂きます。田中さんはクリーニングのマルニ商会の奥様で、美容室・西少女さんのクリーニングを受け持っているそうです。

マルニ商会 
田中 喜美枝さん
本紙取材 木 康夫

【木】おはようございます。西少女のKaoruさんよりご紹介頂きました。どうぞ、よろしくお願いいたします。


【田中(敬称略)西少女さんとは開店以来のお付き合いで、ユニフォームなどのクリーニングを頂いております。もちろん、私もお客の一人としてお世話になっております。(笑)いつもパワーにあふれていて、とても素敵な方ですよね。

本日伺って、まず、入口にある大きなサボテンに驚いたのですが、直に植えてあるようですね?
田中喜美枝さん

【田中】主人が草花や盆栽が好きで、入口にあるサボテンは十五年ほど前に戴いたものを主人が植えたのです。戴いたときは丈が30cmくらいだったのですが、日当たりと雨除けがよかったせいか、ぐんぐん伸びて今では2mを超えています。一部が折れて落ちたりもしましたが、冬でも寒さに負けないで春夏秋のそれぞれの季節には花を咲かせています。ですから、冬以外は一年中花をつけている感じです。主人がお店や入口に宣伝物などを貼ることが嫌いなので、そういう意味ではサボテンがシンボルになっていますね。(笑)

【木】お仕事について伺いたいのですが、マルニ商会さんはいつから始められたのですか?

駅前で店長業から
 結婚と同時に独立

【田中】主人は東京の青山にある二葉クリーニング店を師匠として、昭和三十九年から当時幸手駅前にあった大阪屋クリーニング店さんに店長として勤めていました。そして、昭和四十三年に現在の場所に独立という形で開業いたしました。当時は若いスタッフを使っていましたので食事の面倒もみなければなりませんでした。主人が師匠から開業するなら結婚してからのほうがいいと助言され、私たちは開業と同時に結婚したのです。屋号にも悩んだのですが、田中家の家紋が丸の中にニの文字なので、家紋をとってマルニ商会と名付けました。おかげさまで独立創業以来三十六年になります。でも、創業時は組合加入のクリーニング店が五十六軒ありましたが、現在は二十七件ですから魅力のある商売ではなくなって来たのでしょうね。二代目である息子もクリーニングの資格は持っておりますが、はたして継承してくれるかどうかはわかりません。(笑)

【木】ずいぶん少なくなったのですね。お仕事の上でエピソードなどありましたか?

恒例の年末は
三日三晩徹夜

【田中】そうですね。ずいぶん古い話になりますが、昔は衣類をあまり持たなかったのですね。それで、年末になるとお正月に着るものをクリーニング店に持って来るのです。当時は大晦日まで三日三晩徹夜で仕事をしていました。今では考えられないですね。うれしいことなのか、今はゆっくり眠れます。余談ですが、昔はYシャツやシーツなど大釜で煮たものです。(笑)また、季節変動が激しい仕事で夏は忙しく、冬は暇なんです。夏は暑いですから汗をかきますよね、すると忙しいという訳です。でも、今年の夏みたいに暑すぎても駄目です。暑すぎると更に薄着になってTシャツのような格好になってしまいます。それに暑くて外に出かけなくなります。出かけないということはよそ行きの洋服も着ない訳ですから、クリーニングも不要です。そして、冬は汗をかきませんからクリーニングが減るという単純な理屈です。また、最近のことですが洋服デザイナーがクリーニングの事まで考えずに素材やデザインを考えるのです。極端ですが水洗いもドライクリーニングも出来ないという製品もあります。どうするのでしょう?また、素材の組合せも多様でカシミヤに毛皮がついていたり、一部に皮を使っていたりと、クリーニング屋泣かせですね。「特殊なものはマルニさんへ」なんて大手クリーニングの取次店から紹介されてくる方もいらっしゃいます。すべてが完璧に処理出来るわけではありませんが、長い経験から培った技術でお客様のご要望に応えております。

【高木】営業活動も積極的なようですが?

田中喜美枝さん

外回りはお客様との
 コミュニケーション

【田中】昔、クリーニング店は一軒一軒お客様のところを廻っていましたね。当店も開業当時は主人が外回りをしていました。しかし、お店での作業が女性ではきついので私が外回りをするようになりました。以来三十年、木曜と月曜日以外は一軒一軒お客様のお宅を訪問してクリーニングを預り、出来あがったら届けています。お留守でも物置などにクリーニングを出しておいていただけますからうれしいですね。それに、お客様とのコミュニケーションがとても楽しいです。仕事をやっていて張り合いが生まれます。おかげさまで口コミでご紹介されながら、今では幸手周辺、久喜市や近隣までも回っています。

【木】取りに来て頂けることは助かることですね。ご趣味などは?

【田中】パッチワークや刺し子等をお友達に教わってやっています。それから、夫婦で旅行をしたいのですが、お客様があることなので泊りがけの場合はお店にどちらかが残って、夫婦別々に出掛けることが多くなってしまいました。夫婦では都心に出てウインドショッピングを楽しんだりしています。そんな時も、主人は最近のファッションの仕上げ方をクリーニングの立場でみているようですね。背広の襟の折返し具合などは流行があるようですから、アイロンのかけ方にも活かされますね。

【木】では、お友達をご紹介下さい。


【田中】お客様でもあり、顧問税理士でもある長谷川良則さんをご紹介いたします。

木】ありがとうございました。益々のご繁栄をお祈りいたします。
(夫唱婦随でご商売を繁栄させてこられたとお見受けする印象の強い方でした。親切がモットーだそうで毎朝四時半に起きて下準備をして五時から仕事に入り、平日は朝七時半から営業しているそうです。「出勤前にクリーニングを出していける」とお客様に喜ばれているようです)




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