こいのぼりが空になびくゴールデンウィークも過ぎ、緑豊かな季節がやってまいりました。本日の友達の輪には「おにぎりの店ねもと」のおかみさん根本僚子さんからご紹介いただきました山木美智子さんに登場いただきます。山木さんはダンスショップを経営されている方です。
ダンスショップMICHI
オーナー 山木 美智子さん
本紙取材 木 康夫
【木】こんにちは。根本さんとはご家族的なお付き合いと伺いました。本日はよろしくお願いいたします。。
【山木(敬称略)】根本さんからご紹介いただきまして驚きました。何をお話ししてよいのやら、よろしくお願いいたします。
【木】ダンスショップを経営されていますが、ご商売は長いのですか?
子どもと楽しめた
キャラクターグッズ
【山木】ダンスショップは二十二年ほど前に開業しましたが、今から三十年ほど前にファンシーショップを経営しておりました。キティちゃんやキキララ、スヌーピーといったサンリオのキャラクターグッズを取り扱ったお店です。私の家は代々大工として家業を継いできましたが、おじいちゃんが「前を学生さんがたくさん通るし、工務店の前にある空き地にお店でも出したらどうだ。」と私に持ちかけてくれたのです。どんな商売とは言わなかったのですが、小学生の子どもがいましたのと、ファンシーショップという業態のお店はこの辺ではどこにもなかったので魅力を感じ開業することにしたのです。東京の五反田にサンリオ本社がありまして、展示会などに行ったりグッズの仕入れに通いましたね。今では子どもの化粧品も一般的になりましたが、当時でもファンシー化粧品として取り扱っておりました。開業当時、七年間は競合もなく営業したのですが、キャラクタブームもありまわりにたくさんのファンシーショップが出来てしまいました。それで、やっていけないと感じお店を閉店しました。そして、次に何をしようかと考え家族にお願いして一年間充電期間をもらったのです。
【木】ファンシーショップの草分けでしたね。それで、どうされたのですか?
【山木】充電期間はいろいろ考えました。時間が出来ましたので趣味も楽しみました。趣味のひとつでしたが、昔からダンスが好きで、いずれ高齢化社会になるだろうし、アマチュアに指導する資格をとって将来ボランティアでダンスの指導をしようかなと考えたのです。バブルの影響もあったのでしょうか、華やかな場所が好まれる時代で、ダンスやカラオケが流行った頃です。それで、ダンス人口も多かったので、ダンスのレッスン用やパーティ用のウェアやシューズ、小物などの専門店を開業しようと決心したのです。当時ダンス用品の専門店は越谷付近にあったように記憶していますが、それ以北はありませんでした。この辺では唯一のお店として遠方からもお越し頂きました。ファンシーショップもそうでしたが、他にない幸手でも最初の店を作ってきました。
【木】今でもダンスショップはあまり見かけませんね。どんな商品が売れ筋なんですか?また、ダンスの魅力ってなんでしょうか?
私が思う
ダンスの魅力
【山木】レッスンはTシャツにスカートでもいいのですからTシャツだったら千円からありますし、スカートも三千円くらいからそろえています。ワンピースも八千円から三万円くらいとお手軽感覚の商品をそろえております。お客様も中年層の方が多いですね。子育てが一段落してからご自分の時間を楽しみたいと考えられてダンスに参加する方が多いようです。ダンスにはたくさんの魅力がありますが、私は三つの魅力をお話ししています。ひとつはダンスと言うスポーツは運動量があるということです。一生懸命踊ったら息が切れますよ。それと、普段着られない明るい色の衣装を着用できることです。お洒落が出来るダンスはとても魅力的なスポーツです。よく、衣装を求められる方から「ダンスだから派手でもおかしくないわよね?」と聞かれますが、まさにそのとおりですね。そして、なによりたくさん練習をして習得した技術を見せることの楽しさですね。一時、ラテンを一生懸命やったときがありましたが、はげしい回転もあったりするのですが、それを踊った時の喜びはひとしおでした。
【木】指導もされていらっしゃるようですが?
【山木】そうですね。老人福祉センターにも指導に行ってますが、参加される方はダンス教室を楽しみにしてくれます。年齢も上の人は八十才以上で男性も女性もたくさんいらっしゃいます。高齢なのに雨が降っても休まず参加してくれます。体を動かすことはとてもいいことですし、なにより和気あいあいで楽しいですね。皆さん活き活きしています。
【木】家業が工務店とのことですが、少しお話しいただけますか?
【山木】山木工務店という名称です。宮大工だったひいおじいちゃんからだと思います。ひいおじいちゃんは仲町の山車の製作にも関わったようです。そして、おじいちゃんに大工が受け継がれ、主人が三代目として、そして、現在息子が四代目として家業を継いでくれています。四代続くというのは大変なことだと思います。息子には本当に感謝しています。
【木】すごいですよね。では、お友達をご紹介下さい。
【山木】若いお友達ですが、よろしいでしょうか。犬のトリマーをされている榎本好美さんを紹介します。お友達の息子さんのお嫁さんですが新しい業種で頑張っている人です。
【木】ありがとうございました。これからもダンスを通じて健康社会に貢献下さい。益々のご活躍を祈念いたします。(山木さんの隠れたご趣味は手作り料理でお友達をおもてなしすることだそうです。きっと、ダンスでも思いやりあふれたやさしさで、老若男女問わずご指導いただけるのでしょう)